ダイソーでハンモックが買える時代になったのか……
なんとダイソーにハンモックが売っているという、にわかに信じがたい噂を耳にしました。ハンモック好きの私としとしては見過ごすわけにはいきません。
たまらず「試してみたい!」と思いまして、再びダイソーに来てしまいました。
これがダイソーハンモック! たったの550円で手に入るとは、なんてことだ。早速購入して、フィールドで使ってみましょう。
ダイソーハンモックのスペックや内容物をチェック
片手で持ち運べる手軽さです
ハンモックは、収納時約35×18cmサイズ。ハンモックを手にしたことがない方にとっては、「これがハンモックですか?」とびっくりするような小ささかもしれません。
「ちょいとハンモック持ってピクニックへ!」なんてときにも、サッとトートバッグに入れて持ち運べるようなサイズ感です。
軽量ではあるけれど耐荷重は60kgと心もとない気が……
総重量は実測してみると約650gでした。片手でしばらく持っていても気にならない重量ではありますが、昨今の軽量ハンモックと比較してしまうと、驚くほどの軽さではありません。
それよりも少し心配なのは、耐荷重がおよそ60kgに設定されていること。ここで使用できるかどうかの振るいにかけられてしまいますね。ちなみに筆者は、体重60kg以下のためギリギリセーフでした!
セット内容は?
ダイソーハンモックの内容物はハンモック本体と収納ケース、ロープ(約2m×2本)が付属。説明書きをみると材質はコットン・ポリエステル・レーヨンにより構成されています。
最近市場に出回っているオールインワンのハンモックセットに比べると、セット内容は必要最小限です。
ダイソーハンモックの付け方は?
いざ設営へ! ハンモックの設置方法は大きく2つあります。
1の場合は、ロープを結ぶにテクニックが必要で、設置できる場所を選びます。
2の場合は、別途ハンモックスタンドを購入する費用がかかりますが、自立式なので室内など好きな場所に設置できます。
ここでは木の幹を使い、ダイソーハンモックを確実にセッティングできる方法を詳しく記していきますね。
STEP1:幹の養生用グッズなど下準備を着実に
それでは実際にハンモックを木に結びつけますが、最初に2つの下準備が必要です。
1つ目は、購入時にダイソーハンモックに取り付けられているロープを事前に外しておくこと。そして2つ目は樹木用の養生アイテムを準備しておくことです。
今回はロールタイプの養生用シートを用意しましたが、幹を傷つけないようでしたらタオルなどでも代用ができます。またキャンプ場によっては、木へのハンモック設置が禁止されている場所もあるので、確認しておきましょう!
STEP2:適した木を見つける
ロープを持って木を探します。太過ぎず細過ぎず、両手で掴めるか掴めないかくらいの幹を持つ木を探します。
また、もう片方にセットする木との間は、このハンモックの説明書に従うと2.5〜3mほどの距離が目安。
自分の歩幅の長さを覚えて、大体の距離を測れるようになれば、どこでもハンモックが張れる自信がつきますよ。
STEP3:幹にロープをセットする
まず、半分に折った付属のロープを木の後ろに回していきます。次にロープに輪っかを作り、ロープの端をその輪っかに通します。木に輪っかを押し付けるようにして、ギュッと絞っておきます。
STEP4:ロープとハンモックと接続する
次にハンモックを準備して、ロープの末端をハンモックに取り付ける作業です。
ハンモックのループの後ろ側からロープを通します。
そのまま手前に出てきたロープを後ろ側に向かって回します。
その後、もう一度ハンモックの輪にロープを通しますが、そのときに最初に通したロープの下に噛ませます。
そのままギュッと上に引っ張れば取り付け完了です。
STEP5:幹に養生を行ない、ロープを最終締め付け
下準備ができたところで養生用のシートを木に巻き付けます。ハンモックのロープをゆるめ、養生用シートの位置にロープをずらしていきます。
養生用シートの真ん中よりも気持ち上にロープが設置できたら、ギュッと絞ってテンションをかけます。
もう片方も同じ要領で木にくくりつけたら、ハンモックのセッティングは完了です。
座ってみると幅は多少狭く、なかなか伸びやかな生地
実際にハンモックに腰掛けてみました。
しかし、ダイソーハンモックは想像していた以上によく伸びました。座るとお尻部分が地面に付いてしまった。
ハンモックのロープを調節してテンションをかけると問題は解消しました。(向かって奥側のロープを短く結び直しています)伸び具合が気持ちいいですね。
寝心地はまったく問題なく、気持ちいい!
一般的なハンモックに比べると少し幅は狭いと感じましたが、使用感はとくに問題ありません。肌触りもいいので、コレは素敵なお昼寝ができますね。
別途ハンモックスタンドを用意したい方は!
ここまで結び方をご紹介しました。「結ぶのは、やっぱり面倒だな」と思った方は、こんな感じのスタンドを購入してセッティングするのが手取り早いですね。
ハンモックのループをスタンドのフックやカラビナに引っ掛けるという、シンプルな機構なのでセッティングはとても簡単です。室内で気軽に使いたい方にもおすすめです。
しっかり心地よいお昼寝ができるハンモックでした!
「ここまでフカフカな寝心地のハンモックが550円で手に入ってしまった」と使ったあともしばし余韻があった今回の検証。使用に関して、唯一懸念すべきは耐荷重のみといった印象でした。
550円なので「ハンモックを使ってみたいけど……」と足踏みしていた人でも、手に取りやすいのではないでしょうか? ぜひハンモックのお昼寝を気軽に味わってみてください。
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