アウトドア飯を作るなら、メスティンを入手せよ!
今やアウトドアシーンでの調理では定番アイテムとなったメスティン。スウェーデンのアルコールバーナーメーカーであるトランギアのもので名を馳せましたが、昨今では様々なメーカーからがメスティンを開発し、個性豊かなラインナップが展開されているんです。
ということで本記事はメスティンにグッとフォーカスを当てます。おすすめモデルをはじめ、シーズニングやバリ取り方法、炊飯やおすすめのレシピまで、メスティンに関するすべてのことをまるっと紹介していますので、最後までチェックをお忘れなく。
この記事で分かること
【購入前】メスティンの選び方:トランギア、ダイソーなど豊富なラインナップをチェック
メスティンと言えば、先ほど説明したようにトランギアのものが一般的でした。その普及と共に今では、100円ショップのダイソーや他のアウトドアメーカーからも続々とメスティンを発売。そうなると実際どれを選んだらいいのか悩んでしまいますよね。
まずメスティンの相場価格としては、ダイソーの550円のものから4,000円ほどのものまで開きがあります。この値段の違いは大きく上記の3つが関係しており、比較的高価なものは焦げ付かないテフロン加工が施されていたりと、使い勝手にも配慮されています。
この3つをポイントに、求めているスペックのものを選ぶようにしましょう。
安心安定のど定番!トランギア「メスティン」
Made in Swedenでお馴染みのトランギア。熱伝導率の高いアルミ製で、アルコールバーナーでもご飯が美味しく炊くことができます。1品1品ドイツの検査機関TUVの安全基準をクリアしているので安心して使えるのも嬉しいポイント。
トランギア メスティン
売り切れ続出!圧倒的なコスパを誇るダイソー「メスティン(ハンドル付)」
入門編としてオススメしたいのが、ご飯を1合炊ける550円のダイソーメスティン。発売後たちまち話題となり、あまりの人気っぷりから新サイズも仲間入り!
1.5合炊き(880円)と3合炊き(1,100円)の大きいサイズが加わり、バリエーションも充実しています。
お米2合が炊ける大容量!キャプテンスタッグ「メスティン」
お馴染みの鹿ロゴが蓋に大きく配されたモデル。こちらは1Lの容量でお米2合でもしっかりと炊けるサイズです。その大容量を支えるべく、ハンドルが2本付いている点が他にはない個性! 安定感も抜群です。
キャプテンスタッグ メスティン
ハードアルマイト加工で頑丈かつ傷に強い!ロゴス「メスキット」
メスキットは、ハードアルマイト加工を施したことによりキズや腐食に強いのが特徴。加えて、メスティンを使う前のシーズニングも必要もなし。放置したときの変色を気にせず使うことができるので、細かいお手入れが苦手な人にオススメです。
ロゴス メスキット
使う人に優しいバリ取り仕様!キャンパーズコレクション「メスティン」
リーズナブルで使い勝手のいいキャンプギアが揃う山善のオリジナルブランド・キャンパーズコレクション。こちらはしっかりバリ取りしてあるので、口縁で手を切る心配もなし。お子さんにも優しい仕上げになっています。
キャンパーズコレクション メスティン
充実のオプションでお得感あり!ミリキャンプ「メスティン」
こちらは単品の購入もできますが、ポケットストーブ、バット網とハンドルカバーのセット販売も行っているんです。そのため固形燃料さえ用意してしまえば、すぐに炊飯できるというお得なセットになっています。
ミリキャンプ メスティン
アルマイト加工ながら1,290円と破格!ニトリ「メスティン750」
今人気急上昇中なのが、あの家具・インテリアを扱っているニトリのもの。焦げ付きにくいアルマイト加工を施していながら、驚きの1,290円というコスパの良さで話題を呼んでいます。
【使用前に知っておきたい】シーズニング・バリ取り・メスティン折について
お気に入りのメスティンをゲットしたら、次は使用する前の儀式と言える3つの準備をしましょう!
バリ取り
バリ取りとは、本体や蓋のフチにあるギザギザとした鋭利なザラつきを、紙やすりで取り除く作業のこと。ギザギザの状態で使っていると指などを切ってしまう恐れがあるため、購入したメスティンにバリのある場合は実施するといいでしょう。
▼必要な道具、詳細な工程は下記記事を参考に
シーズニング
シーズニングとは、端的に言うと、油にならして金属の臭みを抜きながら酸化皮膜を作ること。購入するメスティンによっては、「シーズニング不要」のモデルもあるため必要に応じて実施しましょう!
▼必要な道具、詳細な工程は下記記事を参考に
超便利!焦げ付き防止の「メスティン折」を作っておこう
先ほど紹介したシーズニングの膜が剥がれてしまうと、メスティンは焦付いてしまうこともしばしば。そんな心配を払拭するためにオススメしたいのがメスティン折りです。
メスティン折りとは、クッキングシートをメスティンに入るサイズに折ったボックス状のもの。これを調理時に敷き込んでおくだけで焦げ付き知らず! 水洗いの手間が削減されるため作ることをオススメします。
▼必要な道具、詳細な工程は下記記事を参考に
【メスティンを使って料理に挑戦!】初心者でも失敗しない炊飯・おすすめレシピ
お米のプロ直伝!メスティンでの炊飯方法
準備が整ったところで気になるのが、やはり上手な炊飯方法。メスティンのボディに一般的に使われているアルミは、熱伝導率が高く、全体に火が回りやすいのが特徴。しかしその反面、蓄熱しづらく、すぐに冷めてしまうという特徴も。
だからこそ、蒸らしに頼り過ぎず、継続して最適な加減で火を入れ続けることがポイントです!
この炊飯方法は、江戸時代から続く米の老舗「八代目儀兵衛」のマツバラさん直伝! より詳しい解説は下記記事をチェック。
メスティンを使ったおすすめレシピ
画像を見ただけで思わずヨダレが出てしまいますが、メスティンはもちろんご飯を炊くだけじゃないんです。
キャンプ飯研究家のベランダ飯さんが劇的メスティン飯と題して、よりどりみどりなレシピをご紹介! ぜひ参考にして、キャンプでも自宅でも食卓に彩りを加えてみてください。
【オプション】スタッキングできる!メスティンと相性抜群のギア
メスティンは箱型だから、調理で使用しないとき以外は、調理ギアの収納として活躍してくれるんです。しかも、各メーカーからはメスティンに入れて携行することを想定して作られたギアも多数リリースされています。
ここからは、コンパクトかつ多機能なメスティンの相棒たちをご紹介します。
コンパクトながら確かな風防設計!マルペイネット「デルタストーブ オープンパネル セット」
このデルタストーブはオープンパネルとセットになったことにより、ゴトク兼風防として活躍してくれる優れもの。重量164g、収納時の厚みは2.5mmと極薄! メスティンに入れ携行するのに打ってつけのサイズ感です。
マルペイネット デルタストーブ オープンパネル セット
半世紀以上のロングセラー!トランギア「アルコールバーナー」
1951年から販売されているアルコールバーナーはタンク、消火用&火力調整用蓋、タンク用蓋のシンプル構造で、コンパクかつ軽く、持ち運びも便利。使用燃料はエチルアルコールかメチルアルコールで、本体のアルコールタンクの2/3の注入量で約25分燃焼します。
トランギア アルコールバーナー
パッケージに負けない機能性!男爆鉄板「メスティン専用 3.2mm厚」
存在感抜群の男爆鉄板。こちらは鉄板・ヘラ・鉄板つかみ・専用収納袋・耐油紙のセットアイテム。メインドインジャパンにこだわった高品質な鉄板はキャンプ場でステーキを楽しみたい人に持ってこい。サイズもちゃんとメスティンに収まる仕様になっています。
男爆鉄板 メスティン専用 3.2mm厚
炒めものに使える有能ギア!キャプテンスタッグ 「ダブルエンボス ミニしゃもじ16cm」
こちらのしゃもじはダブルエンボス加工を施したことにより、ご飯ばなれ良好。その加工のおかげで炒めものの調理でも活躍するというユーティリティプレイヤー。328円(2021年7月7日付Amazon価格)とコスパもいいので持っておいて損はなし!
キャプテンスタッグ ダブルエンボス ミニしゃもじ16cm
【メスティンをアレンジ】メスティン鏡面磨き、ロゴを入れる方法
最後は、愛用中のメスティンをオリジナルデザインに格上げする、裏技とも言えるアレンジ方法「鏡面磨き」をご紹介します。
全体を耐水ペーパーで軽く擦ったあとに水洗いし、あとはポリッシャークリームのブルーマジックをひたすらに塗り込んで磨くだけ。30分程度の作業で高級感のあるピカピカのメスティンへと生まれ変わるんです。
ロゴ入り鏡面磨き
そしてこの鏡面磨きにはロゴ入れもできちゃいます! 自分の好きなカッティングシートのステッカーをメスティンの蓋に張り、先ほどの方法を行い、最後にステッカーを剥がすだけ。世界にひとつだけのメスティンを作ってみませんか?
▼詳しい工程はこちらを参考に!
便利だけど奥深いメスティンの世界
ここまで一気にお送りしてきたメスティンの決定版ガイドはいかがだったでしょうか。コンパクトながら、炊飯から調理に至るまで幅広く活躍してくれるメスティン。
お手入れをちゃんとすることによって長く愛用もでき、キャンプ飯の強い味方となってくれます。ぜひ自分なりの1品をゲットして上手なお付き合いを楽しんでください。