ReKNOTの斬新な焚き火台「炎卓」
こちらが新鋭ブランド『ReKNOT(リノット)』の記念すべきデビュー作となった焚き火台「炎卓」。真上から見ると直径40cmの円状、つまり円卓ですが、その内側には正三角形の火床が掘られています。
当然、使用時は焚き火台全体がアツアツになりますが、その熱を利用した使い方を提唱する新発想の焚き火台なんです。
「野良道具製作所」と共同企画!
使い方の紹介の前に、まずは基本スペックと構成パーツをチェックしていきましょう!
まず気になるのは、火床となる三角形のサイズ。その1辺の長さは約35cmで、炎を複数人数で囲む焚き火台として必要十分なサイズと言えるでしょう。ちなみスノーピーク「焚火台 M」の1辺も35cmです。
ご覧のパーツはテーブル&火床となる鉄製プレート。これが3つ組み合わさることで、円卓と火床ができ上がるというわけですね。3分割されたプレートは重ねることができ、コンパクトな収納が可能となります。
そしてこちらが脚パーツ。これまた素材は鉄で、先ほどのプレートに刻まれたネジ穴に回し込んで固定します。
というわけでパーツは以上の2種類、計6つのみ。じつにシンプルな構成です。ちなみに当製品は、頑丈なギアで知られる「野良道具製作所」の協力で開発されました。熱や衝撃に負けないよう、パーツの厚みや構造は考え抜かれたものとなっており、永く愛用できる耐久性が期待できます。
迷うことのないシンプルな組立方法
商品のパーツ構成を確認したところで、続いては実際に組み立ての方法を見ていきましょう。まず3枚のプレートを組み合わせます。隣同士が重なった部分に、ちょうどネジ穴がくるようになっていますね。
2枚のプレートを貫通するかたちで、脚パーツを回し入れます。脚パーツを固定することにより、プレート同士がよりガッチリ固定されるというわけです。
3本の脚を固定し、あとはひっくり返せば完成。プレートは3つとも同じ形状で、脚パーツはプレート同士の連結ネジを兼ねるという工夫された構造なので、はじめての組み立てでも迷うことはないでしょう。いたってシンプルな組み立て方法に好感が持てますね。
完成サイズは直径約40×高さ28cm、脚の長さは約21cmです。重量は4kgとそこそこありますが、テーブルを兼ねることを考えると、重量による安定感はありがたく感じられることでしょう。
またテーブル部分の端っこには切り抜きがあり、シェラカップ等を吊り下げることが可能。ただし焚き火中は熱が伝わるので要注意です。じつはこの熱伝導率の良さが本製品の利点のひとつでもあるんです。この点については後ほど詳しく紹介しますね。
使い勝手は?焚き火調理は?
実際に焚き火をしている様子がこちら。火床は側面が切り立っているので薪を立てかけ易く、空気が入り込みやすい薪の組み方が容易です。また先述したとおり火床サイズ1辺約35cmとゆとりがあり、炉の耐荷重は20kgと頼もしいもの。大きめの薪でもへっちゃらです。
アツアツになった円卓部分で料理を加熱!
さあ、ここからが当製品の醍醐味。本製品は熱伝導の良い鉄素材で作られており、丸型のテーブル部分でクッカーの加熱が可能なんです。テーブル面からクッカーに熱が伝わり、その熱で保温や調理ができるというわけ。
ケトルを置いておけばいつでもお湯が使えるし、じっくり呑みながらつつきたい料理を焚き火中に保温し続けることができますね。つまりは薪ストーブのような使い方ができるということです。
また安定したテーブル部分があることで、ゴトクもしっかり載せることができます。大火力が必要なときはこのスタイルがおすすめ。
専用のゴトクは別売りでもラインナップされませんが、その必要がないほどさまざまなゴトクに対応します。手持ちのゴトクが使える、財布に優しい仕様と言えるでしょう。
便利なだけでなく美しさも
高温になるテーブルを装備した斬新な焚き火台「炎卓」。利便性が高いだけでなく、美しさも見逃せません。火床の側面には軍モノのヴィンテージランタンをイメージした切り抜きが施され、趣のある焚き火タイムを演出します。
熱々のクッカーを避難させられるテーブルは数あれど、加熱や保温ができるテーブルはかなり珍しいもの。焚き火台選びに迷っているキャンパーは、ぜひ詳細ページをチェックしてみてください。
「炎卓」の詳細はこちら