さっそく今季の新作インライン4つをチェック!
その1.AURORA STAND COLLAR DOWN JACKET
フラッグシップモデルでもあるオーロラダウンジャケット派生のスタンドカラーモデル。アウトシェルには耐水圧20000mmの自社製リップストップファブリック「AURORA-TEX®︎」を採用、さらに表面のステッチを可能な限り減らし、雨の侵入を最小限に抑えています。フィールドからタウンユースまで守備範囲の広い定番シリーズのニューフェイスです。
ライニングはハリとコシを抑えたナイロンタフタ素材で切り替え、柔らかく身体を包み込むように設計されています。中綿は760フィルパワーのスパニッシュダックダウンを使用し、総重量はなんと驚愕の約568g!!
各所のジップには止水ジップを採用。特に大きめに設計されたたハンドウォーマーポケットにはダブルジップを搭載し、グローブやアクセサリーの収納にも十分な配慮が見られます。
ブラック、カーキ、レッド、コヨーテ、ブルーの全5色の展開です。
ナンガ オーロラスタンドカラーダウンジャケット
その2.TAKIBI DOWN JACKET
コットンを思わせるアウトシェルに難燃素材アラミドを配合し、ダウンを着たまま焚き火を楽しめる、まさにキャンパーフレンドリーなニューモデル。
中綿には770フィルパワーのDXUDD(超撥水ダウン)を採用しているため、水分や湿気などにより中綿が濡れて小さくなり、保温力が低下するのを最小限に抑えた自然由来のパフォーマンスも魅力のひとつです。
両サイドにはジップ開閉式のベンチレーションを備え、パンツのポケットにもアクセスしやすく、チェアに腰掛けたり、かがむ際などのストレス軽減にもしっかり対応。
往年のマウンパを思わせるヴィンテージライクなデザインとカラーリングはベテランキャンパーも納得かと。
ハンティングやミリタリーを思わせる多ポケットな設計も気になるポイントのひとつ。大きめに取られたメインポケットには広めのマチもあり、グローブやファイヤーブラスターなど焚き火道具を一括携行できます。
カラー展開はチャコール、ベージュ、カーキ、コヨーテに加え、直営店舗限定カラーのダークブラウンの全5色。
ナンガ タキビ ダウンジャケット
その3.MOUNTAIN LODGE DOWN JACKET
惜しまれつつも廃盤となっていたかつての名機「SUPER LIGHT DOWN JACKET」をベースに、より現代的なシルエットへとアップデートされた超軽量モデル。
その名の通りロッジやテント内での着用を想定した設計から、アウトシェルは極めて柔らかく、860フィルパワーのポーリッシュグースダウンを封入し、キルティングステッチの幅を広げることで羽毛の広がりを最大限に活かせる構造へと進化しています。
10デニールという超極薄シェルには、環境にも配慮したリサイクルナイロン生地を使用。シルクのように柔らかく効率良く体温を羽毛へと伝え、かつコンパクトに収納できるパッカブル設計です。しかも総重量約270gという圧倒的な軽さを実現しています!
袖口と裾、襟元には伸縮性を持たせたリブ素材を採用することで、身体への密着度を高め、外気の侵入も程よく防いだ好設計。フロントのダブルジップ仕様は、インナーへのアクセスだけでなく着回しの幅も広げてくれます。
カラーはブラック、ネイビー、イエローの3色展開。
ナンガ マウンテンロッジ ダウンジャケット
その4.INNER DOWN CARDIGAN DETACHABLE SLEEVE
陽のあたる昼間はダウンT、夜の帳が下りたらカーディガンと、半袖、長袖を気分やシチュエーションによって選べる2WAY仕様が何よりのお得感。コンパクトに収納できるのでキャンプや外遊びだけでなく旅のお供にも最適です。
アウトシェルには10デニールのリサイクルナイロン、中綿にもリサイクルダウンを使用するなど環境にも気を配った超今日的インナーダウンと言えるのではないでしょうか。
注目ポイントはやっぱり2WAY仕様のデタッチャブルアーム。接続部分にはジップではなくスナップボタンを採用しているため、着脱もかなりスムーズ。
ジャケットなど着ぶくれが気になるシーンのインナーにはTスタイル、一方のカーディガンスタイルは室内や車内のアウターにも適したボリューム感です。
襟裏のループはジャケットのハンギングはもちろん、同ブランド社製のシェルジャケットやアノラックパーカーなどとリンクさせることができ、外遊び時でもインナーダウンとして実力を発揮します。
カラーはブラック、ネイビー、カーキ、コヨーテの全4色展開。
ナンガ INNER DOWN CARDIGAN DETACHABLE SLEEVE
ちなみに……NANGAのダウンは何がすごいの?
ここでNANGAのダウン品質の話をしましょう。ダウンの品質を表すフィルパワー指数は、アメリカのIDFL(国際ダウン&フェザー検査機関)によって定められた品質検査に由来します。
1オンス(28.4g)の羽毛をシリンダーに入れ、一定荷重を掛けた際の膨らみ具合を立法インチ(2.54cm立法)で示したもので、ここ日本では「かさ高」とも言われているようです。
例えば700フィルパワーなら1オンスの羽毛が700立方インチの体積まで膨らんでいる状態を意味しています。羽毛の反発力が優れていればいるほどフィルパワー指数が高いということです。
さらにダウン本来の機能性を最適に引き出すには、じつは洗浄が何より重要だと言われています。つまり中綿がダマになっていたり、ニオイのキツいダウンは明らかに低品質ということ。
その点『NANGA』のダウンは、全て国内の優れた洗浄技術によって精製され、羽毛特有のニオイも少なく、保温性のカギとなる空気をたくさん含むことができるというワケなんです。
気になる5つのコラボモデルたち
ここからは各メーカーの個性が爆発している別注コラボダウンウェアたちをご紹介!
その1.NANGA×WACKO MARIA MOUNTAIN BELAY COAT
『NANGA』が誇る現ラインナップでも最も暖かく高スペックなハイエンドダウンコート「MOUNTAIN BELAY COAT」をベースに『WACKO MARIA』らしいラギッドなレオパード柄を纏った別注モデル。
860フィルパワーのポーリッシュグースダウンや凍結での破損を防ぐビスロンジップなど機能性はそのままに、インラインではストレッチリップストップナイロンのアウトシェルを『WACKO MARIA』謹製のアニマルパターンにアレンジしています。
内ポケットまで含めるとポケットは全7つ。それぞれ大小さまざまなサイズにデザインされ、グローブからタブレットなどのやや大きなアクセサリーもまとめて収納でき、手ぶらで出掛けられるよう設計されています。
また、内側にスノースカートを設けることで、雪や冷気の侵入を徹底ガードした極地対応もキャンパーには嬉しいディテールワーク。
さらにヴィンテージミリタリー直系なタイガーカモパターンも同時展開。こちらもシェルには『WACKO MARIA』謹製のオリジナルパターンが採用され、インラインとは一味違うタフなイメージへと昇華されています。
首周りなど肌に直接当たる部分は柔らかなフリース素材で切り替えるなど細部までハイエンド仕様。
ともに¥118,000(税抜)
NANGA×WACKO MARIA MOUNTAIN BELAY COAT 詳細はこちら
その2.NANGA×CAL O LINE CLASSIC PINNACLE DOWN JACKET Ⅱ
シーンきってのパタゴニアコレクターとしても知られる金子敏治氏率いる「CAL O LINE」とのクラシカルなコラボモデル第二弾。1970年代のエクスペディション(登山を目的とする遠征)向けに開発されたダウンジャケットをモチーフに、各種パフォーマンスや重量、フィッティングをより現代的にアップデートしています。
中綿には760フィルパワーのヨーロッパ産ホワイトダックダウン(ナンガセレクトプレミアムダウン×河田フェザー)を使用。
往年のヴィンテージダウンさながら剥き出しスナップボタンを採用。一方でヴィンテージにありがちなデタッチャブルフードではなく、ボディと一体成型のフードで最も寒さを感じる首周りを隙間なく包み込む好設計。『NANGA』十八番の日の丸が確かなジャパンクオリティをアピールしています。
シェルには濡れることでその機能性を低下させるダウンの弱点を見事に克服した耐水リップストップファブリック「AURORA-TEX®︎」を採用。ライニングはしっとり感が魅力の10デニールナイロンで切り替え、機能性だけでなく着心地の良さにも配慮が見られます。
カラーはブラック、オレンジ、ネイビーの全3色展開。
¥58,500(税抜)
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その3.CHARI&CO×F/CE.×NANGA HALF DOWN PARKER
長年にわたり『NANGA』とのコラボレートコレクションを展開するドメスティックブランド『F/CE.』、さらにニューヨーク発のバイクブティック『CHARI&CO』がその名を連ねた話題のトリプルネーム。
ミリタリーのボンバージャケットに着想を得つつシャープな印象に仕上げた『F/CE.』らしいモダンなデザインと、メッセンジャー直系のリアルなディテールワークが魅力。シェルには独自開発の耐水透湿性ファブリック『FLIGHT/エフライト』を採用しています。
『F/CE.』の定番モデルでもある「FT BOMB JACKET」にも採用されているワイヤー入りのフードを搭載。ドローコードでフード口を狭めた上、言わばキャップのツバとなる部分に仕込まれたワイヤーを自在に変形させることでチャリ乗車時の隙間風をシャットアウトできるといった好ギミック。
チャリ乗車時にムレがちな背面にはジップコードを備えたベンチレーションを設けるなど、サイクルカルチャーをベースとする『CHARI&CO』ならではのディテールワークも見どころのひとつ。
オリーブ×ブラックに加え、ブラック単色の2カラーがラインナップされています。
¥78,000(税抜)
CHARI&CO×F/CE.×NANGA HALF DOWN PARKER 購入ページはこちら
その4.NATAL DESIGN×NANGA×reversal dogi design works EDGE OUT DOWN JACKET
長年の蜜月関係にある『NATAL DESIGN』との定番コラボモデル「IGLOO DOWN JACKET」で培ったアドバンテージを活かしつつ、ハンドゲイターなど「reversal dogi design works」らしい格闘技由来のギミックを取り入れたトリプルネームモデル。
760フィルパワーのスパニッシュダックダウンダウンをふんだんに封入し、軽さと暖かさを高次元で両立しています。カラーはブラックの単色展開のみ。
袖口には寒さはもちろんケガ防止にもなるハンドゲイターを搭載。甲の部分にはシーズンコンセプトともなるメッセージがプリントされています。
シェルはアウト、インともに15デニールのリップストップナイロン仕様でリッチなツヤもアピールポイントのひとつ。
前開きには風雨の侵入を防ぐ、やや太めのストームフラップを装備。コラボモデルに参加した3ブランドのイニシャル刺繍がワントーンに浮かぶ絶妙なアクセントに。
¥60,000(税抜)
NATAL DESIGN×NANGA×reversal dogi design works EDGE OUT DOWN JACKET 購入ページはこちら
その5.NANGA×FOREST WARDROBE POLAR DOWN JACKET
老舗アウトドアギアショップ『好日山荘』が展開する神戸発の国産ブランド「FOREST WARDROBE」との初となるコラボモデルは、廃れることのないベーシックなスタイルをあえてなぞりつつ、750フィルパワーのスペイン産ホワイトダックダウン100%を使用した本格派。
“都会と自然をボーダレスにつなぐことができる服を”なるブランドコンセプトを表すように、ハイスペックな普遍性を見事に体現しています。
往年のマウンパを思わせるフード一体型のオーセンティックなデザイン。フード内にもダウンを封入することで極地にも対応できる優れた保温性を実現し、着用時のストレスを軽減する柔らかなライニングなど現代的なディテールも随所に見て取れます。
スラッシュカットのハンドウォーマーポケット内部はフリース素材で切り替え、前開きには着回しの幅が広がるダブルジップ、さらに風雨の侵入を防ぐストームフラップを採用。
カラーはタウンユースのニーズにも応えたタンとオリーブの2色展開です。
価格:¥48,000(税抜)
NANGA×FOREST WARDROBE POLAR DOWN JACKET 詳細はこちら
やっぱりダウンは安心安全な国内生産
技術の進歩から今やダウンは軽くて高機能が当たり前の時代となりましたが、決して安価なものではないので何を買うべきか悩んでいた方も少なくないのではないでしょうか?
そんなお悩みへの最適解こそが、何十年にもわたり安心安全の国内生産を貫き通す老舗にして、時代とともに移りゆくニーズの変化にも対応し続けてきた『NANGA』に他ならないのです。ぜひダウンジャケットの選択肢として加えてみてください。