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ゴミを出さない工夫

「ゴミを出さない7つの工夫」未来のアウトドアのために、今キャンパーができること

キャンプブームの影響からか、ニュースでも取り上げられることが多くなったキャンプ場のゴミ問題。実際閉鎖に追い込まれてしまったキャンプ場も少なくありません。そんな現状に歯止めをかけるために、今私たちにできることとは?「ゴミを減らす7つの工夫」とを、考えてみました。

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目次

アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者

キャンプ場で深刻化するゴミ問題。私たちにできることは?

キャンプ場のゴミ7箱
キャンプで楽しんだ後、大きなゴミ袋がたくさん出ていませんか? キャンプ場によってはゴミ置き場がありますが、分別されていなかったり大量に置かれかれているなど、管理人さんたちが困っているという話もよく聞きます。

ゴミを減らす努力、できるはず!

キャンプ場のゴミ収集所
実際、利用者のマナーが悪く閉鎖してしまったキャンプ場もある程、ゴミ問題は深刻化しています。多くの人が憩いの場とする自然豊かなキャンプ場を守るために、ゴミをなくす・減らす行動をはじめませんか?
野菜の皮
というわけでこの記事では、ゴミを出さないための7つの工夫と、それを実践するためのアドバイスをまとめます。キャンプはもちろん普段の生活から取り組めるものも多いので、「うちってゴミが多いかも……?」と感じている方こそチェックしてみてくださいね。

ゴミを出さない7つの工夫とTO DOリスト

1:食材やモノを買い込みすぎない

買い物をする様子
キャンプ場に着いたら買い物に行けないからと、必要以上に食材を買い込んでいませんか? 途中お店に立ち寄ると、衝動買いや無駄なモノを買ってしまうことも。

結局食べきれなかったり後々使わなかったとゴミになってしまわないよう、必要以上の買い込みは控えたいですね。
買い物リスト

ゴミを減らすための買い物時の心がけ
・献立や買うものを決めて、リストアップ。それ以外は極力買わない!
・キャンプ道中の寄り道を避ける
・買い物は、エコバッグやキャンプ時にも便利なトートバッグを利用する

エコバッグ持参はプラスチックゴミ削減のための常識になりつつありますね。バッグは防水性のあるものだと、水に濡れがちなシーンが多いキャンプでも安心です!

    Spoonful ターポリン製防水トートバッグ

    サイズバッグ時W44×H37×D22cm、展開時W66×H96cm
    容量約35L

    2:丸ごと使いきれる食材を選ぶ

    野菜と肉
    生ゴミの多くは野菜の皮やキノコの石づきなど、下処理で発生するもの。それを減らすには、丸ごと食べられる食材やメニューを選ぶのが近道です。

    ジャガイモ・人参・大根・カボチャなどは皮ごと食べた方が栄養価が高いうえ、下処理の面倒がなくなる上にゴミも削減!キャンプで調理する様子

    ゴミを減らすための食材・メニューの選び方
    ・皮ごと食べる場合、無農薬や低農薬で育てられた食材を選ぶ
    ・カット済みのキノコや使い切り食材を選ぶ
    ・せっかく皮ごと食べるなら、栄養を逃さない煮込み料理を作る

    ダッチオーブンを使った「丸ごと蒸し野菜」など、キャンプならではの豪快なメニューにチャレンジしてみるのも良いですね!

    3:自宅で下ごしらえしておく

    玉ねぎの下ごしらえ
    食材の皮を剥いたり、袋から出してジップロックやタッパーに漬けておいたり。こうすることでゴミが減るのはもちろん、現地でスムーズに料理ができます。

    新品の調味料類は、キャップ付近のゴミを取り除いておきましょう。
    ベジブロス
    野菜の皮やヘタ、芯などを煮出して作る「ベジブロス」もオススメ。作り方は、野菜クズと水とお酒を入れて弱火でじっくり煮込むだけ。ポトフやカレー、翌朝のスープのベースとして応用できます。
    ベジブロスの冷凍パック

    製氷機で凍らせて持って行けば、保冷材代わりにもなりますよ!

    ゴミを減らすための下ごしらえの工夫
    ・冬場の鍋料理は、切った食材を鍋に入れ持って行けばゴミ削減かつ時短に
    ・温めるだけのものはジップロックやアイラップに入れて、現地で湯煎

    下ごしらえを済ませておくのはゴミの削減に時短調理にと良いことづくめ。ポリ袋も清潔で安心、マチ付きで使いやすいアイラップがオススメです!

    4.使い捨てのモノをやめる

    使い捨てカトラリー
    紙皿やプラスチックコップ・割り箸などの使い捨てアイテムをやめるだけでも、ゴミは十分減らせます。おうちで使っている食器やカトラリーと同様に繰り返し使えるものを用意しましょう。

    マスクも今や洗って使えるものが多く、ホッカイロも充電式のものがありますね。嵩張ってゴミになりやすいペーパー類も見直しポイントです!
    キャンプ用カトラリーセット

    ゴミを減らすために見直すと良いアイテム
    ・食器は繰り返し使えるシェラカップにする
    ・マイ箸やキャンプ用カトラリーセットを用意する
    ・ペーパータオルは手ぬぐいで代用する

    シェラカップは嵩張らずスタッキングできて持ち運びにも◎。手ぬぐいは濡らせばウェットティッシュの代わりにもなるほかケガの応急処置や簡易マスクなど、いろいろ使える万能アイテムです!

      ステンレス シェラカップ3点セット

      サイズ9cmカップ直径96x148x48mm、12cmカップ直径120x173x48mm、14cmカップ/直径142x193x65mm
      材質ステンレス鋼

        Spoonful 手ぬぐい 3点セット

        サイズW90×H35
        生地岡生地(織糸が細く、柔らかで肌触りの良い生地)

        5:飲み物は水筒を利用、または作る

        コーヒーパック
        紙パックやペットボトルのラベルなども、ゴミが増える要因の一つ。捨てる際もきちんと洗ってから処分するのが基本ですが、それ以前に水筒に入れ替えて持って行くことで、キャンプでのゴミを減らせます。

        粉末タイプのドリンクであれば、水出しやお湯を足すだけで現地でも簡単に作れます。お酒もウィスキーや焼酎など、割り物を用意するだけで缶ゴミを減らすことに繋がりますね。
        ペットボトル回収機

        ゴミを減らすための飲み物まわりの工夫
        ・種類によってドリンクボトルやグロウラーなど複数用意しておく
        ・たくさん飲む水やお茶はドリンクサーバーやウォータージャグを利用する
        ・ペットボトルは、スーパーの回収機へ

        最近導入しているスーパーが増えたリサイクル回収機、キャンプ後に持って行くとポイントが貯まります! ビールや炭酸水持って行くには、密閉性の高いグロウラーがオススメです。

          STANLEY クラシック真空グロウラー 1.9L

          サイズ幅165×高さ294×本体径125mm
          重量990g
          容量1.9L
          材質本体ステンレス鋼、蓋ステンレス鋼・ポリプロピレン、パッキンシリコーン

          6:「箱から出して」持って行く

          キャンプ用品のパッケージ
          箱買いした食材や薪はもちろん、買いたてのキャンプ用品を箱に入れたまま持って行き、現地で捨てる人もいるのだとか。ダンボール類は嵩張りやすく、キャンプ場にとっても大変迷惑なので、事前に開封・処分してから持って行くのがマナーです。
          キャンプ用品を持つ様子

          ゴミを減らすための持ち込みのマナー
          ・外箱はもちろん梱包材やフィルムなど、すべて自宅で開封時に処分しておく
          ・トレーを省いた包装の食材を選ぶ、または自宅で移し替えて持って行く
          ・薪入れには繰り返し使えるログキャリーを用意する

          箱をちぎって焚き火に放り込むのは、当然NG! またログキャリーを用意すれば持ち運びも便利なうえに、薪を湿気からガードすることもできます。

            Naturehike 薪バッグ エプロン 2way

            サイズ90cm x 60cm
            重量約350g
            材質コットン、ポリエステル

            7:食べ残しは持ち帰る

            おでん
            キャンプで張り切って料理を作り過ぎたり食べ残してしまうこと、ありませんか? その場合も捨てずに必ず持ち帰りましょう。

            また、翌日にアレンジできるよう献立を決めるのも一案。おでんからカレーにしたり、ポテトサラダをコロッケにしたり。残り物を絶品メニューにリメイクして、余すところなく食べ尽くしましょう!
            タッパー

            ゴミを減らすための残り物持ち帰りアイディア
            ・下ごしらえした食材を密閉容器に入れて行き、帰りは残り物入れに使う
            ・日持ちしない生鮮食材は、火を通してから持って帰る

            残った野菜やお肉を最後にパパッと焼きそばにして、帰宅後のご飯にしても良いですね。持ち帰りには、こぼれたり漏れてしまわないように密閉できる容器があると便利です!

            ジップロック コンテナー ベーシックアソート

            ●内容量:正方形130ml×2、長方形300ml×1、正方形700ml×1

            “ゼロウェイストなキャンプ”を目指そう!

            ゴミを拾う子供
            無駄なゴミをなくす(=ゼロウェイスト)という行動は、少し意識するだけで誰にでもできること。まずは無理なくできる身近な工夫から始めてみましょう。

            日常的に心がけつつキャンプでも実践することは、豊かな自然や近い未来を守ることに繋がるはずです!