超軽量でコンパクトなMSR新作モノポールテント!
2020年春夏の今季、MSRの新作としてラインナップしたオーソドックスなピラミッド型テントのフロントレンジシリーズ。シェルター本体の「フロントレンジ」とインナーテントの「フロントレンジ バグシェルター」は別売りとなっており、それぞれ独立しても使うことができます。
また建てるときにトレッキングポールを使うところも山岳テントならではの仕様で、アウトドア気分を高揚させてくれます。
総重量なんと2kg以下!
シェルターの方が最小重量740g、総重量910g。インナーテントの方が最小重量880gで総重量1,040gとなり、両方合わせても総重量2kg以下と超軽量です。ただパッキングが2つになりますので、少し大きめなスタッフサックを用意してまとめて収納するのもいいかもしれません。
実際に張ってみました
まずは四方が総メッシュになっているインナーテント「フロントレンジ バグシェルター」の方を実際に張ってみます!
設営はいたってシンプル!
オーソドックスなピラミッド型なので形状はキレイな四角錐。そのためまずは正方形であるフロアシートの四隅をペグダウンします。
次にトップ部分に連結したトレッキングポールを立てます。トレッキングポールがしっかりと立てられる仕様となっているので分かりやすいです。フロア部分の中心もポールとの当たりが出る部分であり、しっかり補強されています。
ちなみにトレッキングポールは付属しないので、お手持ちのものを使ってください。
ポールを連結するためのストラップがシェルター本体の「フロントレンジ」側に付属しています。しっかりと固定しないとテント全体のテンションもユルんでしまうので、寝てるうちに風で倒壊なんてことも。そんな緊急事態を防ぐためにもしっかりと固定することが設営の肝。
完成!
フロントレンジ バグシェルター ¥35,500
この日は強風吹き荒ぶ、さながら高山のベースキャンプのような気候条件でしたが、全面マイクロメッシュを採用し、ボトムにかけて広がる機構のためインナー単体ではその影響は全く感じさせませんでした。
凛とそびえ立つ佇まいはMSRのテントならではの存在感。造形美も持ち合わせる稀なテントといっても過言ではないでしょう。
フロア面積は2.23×2.23m。2人で使うには十分な広さになっており、最高で4人まで横になることができます。モノポールテントの居住性としては十分及第点でしょう。
非常にシンプルなデザインなので、入り口の方向さえ気をつけていればどんなテントよりも容易にキャンプサイトのレイアウトを意識しながら設営できます。
シェルターを装着したフロントレンジの完成型
インナーが張れたら防風性、防水性に優れるシェル本体を装着します。四隅にプラスチック製のバックルが付いており、簡単にフロントレンジ バグシェルターと連結することができます。
カラーはフィールドに馴染むシックなオリーブカラーの他、キャンプサイトの位置を見失わない鮮やかなオレンジカラーも展開。
どちらも生地には新しいコーティング技術となるエクストリームシールドシステムを採用しています。この新しいコーティングは、従来の標準的なコーティングと比較して約3倍長持ち。さらに、正確で耐水性が高い縫製によってシームテープをなくし、経年劣化によるシームテープの剥離を解消。
同時に軽量化にも貢献するという非常に優れた機能を持つコーティングが施された素材を使っているのです。
シェルター単体としても使える
フロントレンジ ¥40,000
フロントレンジ本体は、フロントレンジ バグシェルターと連結させず単体のシェルターとしても使用可能です。こちらも四隅をペグダウンしてポールを立てるだけの非常にシンプルな構造。ものの数分で設営可能です。
居住スペースも十分に確保できるので、突然の雨をしのいだり、リビングスペースとして活用したりと用途は多岐にわたって使うことができます。キャンプで使うとしたらその“幅”を広げてくれますね!
MSR フロントレンジ
MSR フロントレンジ バグシェルター
最後に、「カンガルースタイル」なんてのもオススメです
フロントレンジ バグシェルターはコンパクトかつスタイリッシュなデザイン、そして超簡単設営という3つのポイントを持ち合わせています。そのためお手持ちのシェルターと組み合わせてカンガルースタイルでのキャンプなんかも楽しめます。
より開放的にキャンプを楽しめるため、これからの暑い季節にはオススメ! キャンプの幅を広げてくれるフロントレンジシリーズは間違いなく今季の主役級アイテムです。
(問)モチヅキ 詳細はこちら