こだわる男の一生モノ、エンジニアブーツ
もともと鉄道機関士のために開発されたエンジニアブーツ。歴史の変遷の中でワークブーツとしての変化を歩み、本革を使用した製品づくりや踝を包み込むスタイルから、万一の際に怪我を防ぐアイテムとしてライダーに人気を博しました。
重厚でごついイメージですが、むしろそれがワイルドでかっこいい! と今ではファッションアイテムとして取り入れられることが増え、街で普段使いとしている人も多く見られますよ。
いい味出ます!なんと言っても魅力は「エイジング」
はじめは固くて履きにくく感じることもありますが、履き込むほどに、履き心地も見た目も自分好みに変化していきます。長持ちさせるためにはお手入れが必須ですので、こだわり派や良い物を長く使いたい男性に特におすすめです。
キホンの選び方は?3つのポイント
POINT①:素材
エンジニアブーツの素材は、主にスムースレザー、スエード、ヌバックの3種類があります。以下ではその素材について、特徴や取り入れ方を見ていきましょう!
▼スムースレザー
スムースレザーとは文字通り、表面がつるっとしたスムースな見た目のレザーのこと。バイカーに人気の高いエンジニアブーツのオーソドックスな素材とあって、ハードなとがったイメージにしたいときにぴったりです。ブーツアウトにすればジャケットにチノパンなどきれいめファッションにも合いますよ。
▼スエード
独特の光沢感があり、スムースレザーと比較するとあたたかな風合い。古着やオールドアメリカンなカジュアルスタイルにはスエードがぴったり。ベージュなど明るい色味を選ぶと爽やかな印象に。
▼ヌバック
素材感としてはスエードと似ていますが、毛足が短く加工されているため、スエードと比べると革に厚みがあり、耐久性が高いのが特徴です。より洗練された印象のヌバックは、キレイ目にまとめたい時に。
POINT②:丈
エンジニアブーツの丈には大きく分けてロング丈とショート丈があります。タウンユースでの使用や着脱が多い場合はショート丈を選ぶとよいでしょう。ショート丈の方がイメージはよりカジュアルに。また、ブーツアウトしてもパンツのシルエットが綺麗だというメリットがあります。
ロングブーツは、無骨なイメージにしたい時にはブーツインに、それ以外の場合は足元がすっきりと見えるブーツアウトがおすすめです。
POINT③:サイズはジャストorハーフダウン
レザーは履いていると足に馴染んで伸びてくるので、間違っても大きめサイズは購入しないようにしましょう。履くときに少しきつく感じられるくらいのものを選ぶと失敗が少ないですよ。
また、メーカーによってもサイズ感が異なるので、必ずそのブーツのくせや特徴などを考慮してくださいね。
押さえておこう!エンジニアブーツの定番ブランドと人気モデル
①レッドウィング
レッド・ウィング社は、1905年にアメリカミネソタ州で誕生したブーツメーカー。レッド・ウィング社のエンジニアブーツは、1936年に登場した後、いくつかの改良が重ねられています。
そして、1961年につま先を保護するためのスティールトゥ仕様が取り入れられ、現在の姿に至っています。価格帯は約4,0000~5,0000円と値は正直張りますが、その分「何年も履き続けらる!」と人気のブーツです。
レッドウィング 【スムースレザー】エンジニアブーツ 9268
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②チペワ
チペワ社は1901年にアメリカウエスコンシン州チペワ・フォールで創業。森林伐採を行う作業員のためにブーツを開発したのが始まりです。やがてミリタリーブーツやエンジニアブーツ、ラインマンブーツなど、時代のニーズに合ったアイテムを輩出してきました。
老舗ブランドならではの品質の高いアイテムが多く、その中でも「11 スチールトゥエンジニア」はチペワの定番モデル。セイフティブーツでありながら、履き心地は◎。85年以上愛され、改良が加えられてきたアイテムです。
チペワ 【スムースレザー】11 スチールトゥエンジニア BLACK
チペワ 【スムースレザー】7インチ スチールトゥエンジニア
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③ウエスコ
1918年に創立したアメリカを代表する老舗シューズメーカー「ウエスコ」。大量生産せずクオリティにこだわったタフな物づくりで、バイカーを始め広く人気を集めています。カスタムオーダーができるというのもウエスコの人気の秘訣です。
ウエスコを代表するエンジニアブーツ「ボス」は足になじみやすく、グリップ力に富んでいます。10万円前後とお値段は張りますが、職人によるリペアやリビルドも充実しており、一生物として愛用することができます。
ウエスコ 【スエード】ボス 11インチ エンジニア
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④ロンウルフ
東洋エンタープライズが展開するワークウエアブランド「シュガーケーン」のブーツライン「ロンウルフ」。素材は全てアメリカ製を使用し、縫製は日本の熟練職人が一つ一つ丁寧に行うことで細部までこだわり、オールドアメリカンのエンジニアブーツを再現しています。
「LW00300」はロンウルフの定番として長年人気の高いアイテム。重厚な作りでありながら若干細身のフォルムで、洗練された印象のエンジニアブーツです。
ロンウルフブーツ 【スムースレザー】 エンジニアブーツ
⑤アヴィレックス
1975年に設立され、アメリカ空軍の軍製品を製造していたミリタリーブランド「アヴィレックス」。パイロットが身に着ける高品質な製品を手掛けてきた同社のアイテムは、無駄のないデザインと品質の高さで人気を集めてきました。
ホーネットはスチールトゥを採用しておりエンジニアブーツならではの重厚感。それでいてカップインソールを採用しクッション性も高く、履き心地もいいアイテムです。価格帯は18,700円(税込み)とコスパ良好で気軽に履けるのも◎
アビレックス 【スムースレザー】ホーネット ショートエンジニアブーツ BLACK
アヴィレックス 【スエード】ホーネット クレイジーホース
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⑥アルファインダストリーズ
1959年アメリカテネシー州ノックスビルに誕生したミリタリーブランド「アルファインダストリーズ」。MA-1をはじめとするフライトジャケットで世界中に名をはせ、現在では世界中で愛される定番のミリタリーブランドに。
履き口やかかとにロゴが配されたおしゃれなデザインはもちろん、グッドイヤー製法やカップインソールを採用した履き心地のよいアイテムです。それでいて16,280円(税込)と手ごろな価格で購入できるのも嬉しいポイント。
アルファインダストリーズ 【スムースレザー】エンジニアブーツ 20014
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どう合わせる?エンジニアブーツのコーデを一気見!
アメリカンカジュアルをタフなブラックエンジニアブーツで引き締める!
アロハシャツとブルージーンズのアメリカンカジュアルにウエスコ「ボス」を合わせて。足元を無骨なエンジニアブーツでシメて、男らしさをアピール。ジーンズの裾はロールアップしてシルエットをすっきりと。
ブラックデニムとブラックのエンジニアブーツを組み合わせクールに!
普段着もエンジニアブーツでワンランクアップ!
限定カラーパープルレザーでより洗練されたスタイルに!
かっこいいブーツを醸成するには、忘れちゃいけないメンテナンス!
レッドウィング フォーム レザークリーナー
オイルドレザーブーツの手入れに
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レッドウィング ブラシ
レッドウィング レザープロテクター
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レッドウィング ラフアウト/ヌバッククリーナーキット
一生もののエンジニアブーツを手に入れよう!
エンジニアブーツはお値段が張り、メンテナンスや扱いも難しいイメージがあり、一見敷居が高いように感じます。しかしうまくつきあえば長く愛用でき、味わいが出て一点物にもなりうるアイテム。同じエンジニアブーツでも素材や丈を変えるだけで印象ががらりと変わるので、よく吟味してお気に入りのアイテムを探してくださいね。