バーナー、その種類と各メリット・デメリットは?
燃料の力で火を点すことで屋外でも手軽に調理できるバーナー。バーナーは大きく分けて、2バーナー(2口コンロ)とシングルバーナーがあり、ファミリーキャンプなど大人数で行くのか、またはソロキャンプや登山なのかなどキャンプスタイルによって向き不向きがあります。まずはそれぞれのメリットとデメリットをチェックしてみましょう!
①2バーナー
■メリット
一度に複数の調理ができ、料理の幅が広がります。ファミリーキャンプやグループキャンプに◎。
■デメリット
サイズが大きいので場所を取り、燃料の消費が気になるところ。
②シングルバーナー
■メリット
簡単な食事やコーヒーを飲むのにお湯を沸かすのにちょうど良いお手軽さ。軽量なものがほとんどでソロキャンプや登山におすすめ。ファミリーキャンプでもサッとお湯を沸かしたいときには重宝します。
■デメリット
ゴトク部分が小さく大きなクッカーを乗せることができないため、手の込んだ調理には不向き。
燃料ごとの特徴もチェックした上で選ぼう!
出典:Coleman
バーナーの燃料は主にガソリンかガス。ガソリンでもホワイトガソリンとレギュラーガソリンがありますが、ほとんどがコールマン製品です。そして、レギュラーガソリンは緊急用で使用するぐらいで基本的にはホワイトガソリンの使用を推奨しています。
ガソリンとガス、どちらの製品を購入したらいいのか? ひとつ言えるのは他のギアの燃料と統一すること。ご自身がお持ちのギアがどちらだったか考えてみましょう。例えば、ランタンがガスカートリッジ式であればバーナーもガスのものをチョイスすれば、燃料は一種類で済んで効率的。何かと荷物の多いキャンプ、荷物の効率化は重要です!
ホワイトガソリンバーナー
コールマン エコクリーン 4L
■メリット
ポンピングをすることで火力を一定に保つことができ、長時間の使用でも火力が強く安定しています。ガスタイプのように空き缶が出てゴミとなることがないのもポイントです。
■デメリット
ガスタイプに比べかさ張ること。分解してコンパクトに収納することができず、重量も重めのものが多いです。ポンピングやプレヒートが必要で、取り扱いには多少の慣れが必要。
ガスバーナー
コールマン 純正LPガス燃料 Tタイプ
■メリット
構造がシンプル。持ち運び時はガスカートリッジが取り外せゴトクも分解収納できるのでかさ張りません。ガソリンタイプのような予備動作は不要です。ガスを出して火をつけるだけなので、動作が簡単!
■デメリット
ガスの残りが少なくなると、火力が不安定になる場合も。基本的にホワイトガソリンより燃費が悪く、予備のガスカートリッジを、数本持っていく必要があります。
理想のキャンプスタイルで選ぼう!【ファミリーキャンプ向け】
バーナーの基本を抑えたら、次は実際にどんな商品があるのか使用シーン別に見てみましょう!
人数も多く、ご飯を炊いたり鍋で煮込んだりと並行した調理が必要になりがちなファミリーキャンプには、やはり2バーナーが大活躍!
①413パワーハウス(R)ツーバーナー
コールマン パワーハウスツーバーナー
キャンプ用のホワイトガソリンは初めてでしたが、ガスの物は冬場は火が弱く不安定だったためこちらを購入しました。火力は十分あり冬場も安定して使えます。出典:Amazon
②プリムス オンジャ
【レビューをチェック!】今時のキャンプシーンにピッタリのツーバーナーコンロです。これまでに持っていた無骨で重いツーバーナーとは段違いに良いです。買って正解でした!出典:楽天
③スノーピーク ギガパワーツーバーナー 液出し
スノーピーク ギガパワーツーバーナー液出し
同社のスタンダードと比較し悩みましたが、ガスカートリッジの種類が違っていて、こちらのほうがガスが安いので、ランニングコストを考えて液出しにしました。汁がこぼれても、フッ素加工で簡単にふき取れます。下の所にガスカートリッジを装着する仕組みが、なかなかメカニカルでかつ機能的で、自分の世界に入ってしまいそうです。そうです、これは自分の満足感を高める物です。そんな人にお勧めします。出典:Amazon
理想のキャンプスタイルで選ぼう!【ソロキャンプ向け】
食事は手軽なものになりがちなソロキャンプには、コンパクトでありながらパワフルで火力調節も可能なシングルバーナーがおすすめ!
①ドラゴンフライ MSR
MSR ドラゴンフライ
火力は普通のガスストーブなんて比ではありません。プレヒートしすぎるとものすごい火力です。スベアなど同様の火口を持っているものとも比べもにならないぐらいたくましい音です。上空を飛んでるジェット旅客機の存在にも気づかないぐらいです。出典:Amazon
②EPI revo-3700
イーピーアイ REVO-3700ストーブ
購入して近所の河原で試運転してみましたが、結構風が有るのにもかかわらず安定していました。炎のサイズはさすがに風があると弱火だとよろけますが、ソレは使い方かな、と。それにしても強火の時の炎の大きさに感動です。よくもまあ、このサイズであれだけの出力を出すなあと。出典:Amazon
③スノーピーク ギガパワーマイクロマックス
スノーピーク ギガパワーマイクロマックス
折りたたんだときに、とても小さくケースに入っていて持ち歩きには便利とおもいました。ガスを装着したときもコンパクトです。出典:Amazon
理想のキャンプスタイルで選ぼう!【登山キャンプ向け】
荷物はコンパクトかつ軽量であればあるほど良い、そんな登山にピッタリのバーナーはコチラ。小さくても性能はお墨付き!
①スノーピーク ギガパワー ストーブ 地
スノーピーク ギガパワーストーブ 地
どこを触っても他社製のストーブのようにカタカタブレない、非常にしっかりとした作りのストーブです。ツマミも金属製で火から離れたところで操作でき、安心感があります。火力も申し分なく、1〜2人でのキャンプにはこれで十分です。出典:Amazon
②ジェットボイル ミニモ
ジェットボイル ミニモ
ジェットボイルフラッシュと比べて、口径がひろくなり、身長が低くなりました。これにより、重心が下がるので、引っ掛けて倒す(倒しそうになる)心配が減りました。フラッシュはフラッシュで、ロケットのようなかっこよさがあり、結構気に入っていたのですが、ミニモはクッカー然とした感じで安定性があります。ミニモはとろ火ができるようになりましたので、「極力無駄なガス使用を減らしたい」という用途の場合は、こちらを買った方がいいと思います。出典:Amazon
③ウィスパーライト インターナショナル
MSR シングルバーナー・ストーブ ウィスパーライト インターナショナル
ドラゴンフライも所有していますが、このストーブの方が私にとって最も使い易く信頼出来ます。使用中、携行中共不便さを感じた事はありません。更に…傑作の多いMSRストーブの中で最高出力(火力)なのが本製品です。炎が部分的に集中せず適度に分散するので熱効率も良いと感じます。出典:Amazon
自分のキャンプスタイルに合ったバーナーを見極めよう!
出典:snowpeak
年々機能が進化するバーナー。近年は、耐風性能に特化したものや低温時・連続使用時のボンベの冷えによる火力の衰えを防ぐバーナーシステムが搭載されたものなど、あらゆる状況での使用が想定されたものが続々登場しています。
失敗無くバーナーを選ぶコツは、キャンプでどこでどんな調理を楽しみたいのか。簡単な調理で済ませるか、しっかり楽しみたいかなど、そのスタイルを模索し、それに合ったものを見極めてチョイスしてみましょう。あなたのアウトドアライフを快適にしてくれる、珠玉のバーナーと出会えますように!
Cooking Comfortable With a Burner!
バーナーで快適クッキング!