編集部員Tがどっぷり浸かる「マキタ沼」。その5製品を忖度なしにレビュー! 編集部T氏に誘われてキャンプ場へ。そこには彼が魅せられてしまった愛用のマキタ製品がズラリ。電動工具のイメージしかなかったマキタ製品に、こんなモノやあんなモノがあったなんて!というわけで、キャンプで活躍しそうなアイテムを実際に使ってみました!
2023/12/08 更新
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編集者
CAMP HACK編集部
月間550万人が訪れる人気No.1キャンプメディア『CAMP HACK』。累計制作記事本数は10,000本以上。環境省等の行政機関、「髙島屋」や「niko and ...」といったクライアントとの連携実績多数。また、TBSテレビ『ラヴィット!』等、各メディアで登壇機会多数の編集部員も所属。
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牛島 義之
アウトドア雑誌の副編集長職を経て、フリーエディター&ライターとして独立。以降、アウトドアをはじめ、グッズ、クルマ、旅行、ペットなど、レジャー関連を中心に、さまざまなジャンルで執筆活動している。
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マキタ沼にハマってる編集部員Tに呼び出され…… 先日、編集部員T氏から「見てもらいたいモノがあるんです!」と連絡が……。なんでも今イチオシのブランドがあるそうで、ぜひ一緒にキャンプへ行って、使ってみてほしいというのです。
で、やって来ましたキャンプ場。そして編集部員T氏が鼻息を荒くして、そのよさを力説するのが「makita(マキタ)」のアイテムです。
「マキタ」って電動工具のメーカーじゃなかった? あっ! DIYでキャンプ用品を作っちゃおうっていうことですか!?
いえいえ、そうじゃなくて……。実はマキタでは、キャンプでも使えるアイテムをラインアップしているんですよ!
じゃ~ん! これがボクの愛用している「マキタ」アイテムです!
扇風機にライト、掃除機まである! でもなんで、マキタでこんなものを扱っているんですか?
ご存じの通り、マキタは電動工具メーカーで、国内ばかりか世界でも高い評価を得ています。なかでも充電式工具の「リチウムイオンバッテリシリーズ」は……
話が長いので要約すると「リチウムイオンバッテリシリーズ」は、ひとつのバッテリーで数多くのアイテムを使うことができる汎用性がウリで、18Vバッテリーならなんと192ものモデルを共用できるそうです。
その中にキャンプで活用できるアイテムがあるので紹介したい、ということです。
……というわけでですね、実際に使ってそのよさを知ってもらいたいんです!
キャンプで使えるmakita5製品の実力やいかに!? そんなわけで、編集部員T氏愛用の5製品を実際に使ってみることにしました。“変わり種”ではありますが、なんだかちょっと楽しみです。
アウトドアに最適な「充電式ファン」
まずは「充電式ファン」からいきましょう! 実はコレ、キャンパーのあいだで人気があって、使っている人も多いんですよ。
最近は避暑地でも暑いですからね。でもコードレス扇風機って、意外と風が弱いんですよね。
おっ! けっこう風が強いですね。ウチにある乾電池式とは比べものにならない!
首振り機能もついているんですよ! そしてフックがついているから、クルマのアシストグリップなどにも吊り下げ可能。車中泊にも便利です!
あ、でも吊り下げた状態で首振りすると、ベースだけがまわっちゃうんですね……
さらに首を上下に動かすこともできるから、こんなこともできちゃうんです!
お、サーキュレーター! 蒸し暑い日もぐっすり寝られそう!
●電源:18V / 14.4V / AC100V ●本機寸法(バッテリ除く):185 × 272 × 284 mm ●質量:1.3kg ●連続使用時間:〈BL1860B〉バッテリーの場合 強:約9時間35分 中:約11時間45分 弱:約21時間10分 ●羽根径:180 mm ●最大風量:4.6 m3/min ●風速 強:180 m/min 中:150 m/min 弱:120 m/min
続きを読む パワフルだけどキャンプでは……な「充電式ブロワ」
次は「充電式ブロワ」です! 3段階のダイヤル調節とトリガーによる無段階調節で、自由自在に風量を変えられます。最大風速は80m/sです。ほら!
おぉ~スゴい! でも音もスゴいですね。ちなみにどんなときに使うんですか?
例えば、車内やテント内のゴミを外に飛ばしたいときなんかにどうですか?
あ、そうそう。コレ掃除機にもなるんですよ! 吸気口にノズルを付け替えて、ダストバッグを取り付けると掃除機のできあがり!
ホントだ! けっこう吸い込むものですね。でも正直、使いにくそう……
おー、フイゴ代わりに使うとは! とってもパワフルで、これは便利ですね~。
コレがあれば、炭の火おこしだって簡単にできちゃいます!
これはけっこう実用的! うちわやトーチを使わなくてもいいし、遠くから風を送れるから火の粉が飛んでこなくていいかも。でもブロワで火おこしって、贅沢ですね……
●質量:1.8kg(バッテリ含む) ●本機寸法:525 x 155 x 212 mm ●連続使用時間(目安):<風量>「強」:約12分 「中」:約25分 「弱」:約75分【ブロワ】 ●風量:0~2.6 m3/min ●風速:80 m/s【集じん】 ●風量:0~2.6 m3/min ●真空度:0~5.4 kPa ●集じん量:2 L
続きを読む 家庭で人気の「充電式クリーナ」はキャンプでも◎
コレも自慢のアイテムのひとつ「充電式クリーナ」です。家庭用に使っている人も多いみたいですよ。1回の充電で約20分の連続使用が可能です。
ハンディー掃除機はあると便利ですよね。しかもコードレスなら、車内の清掃にも便利ですね。
吸引力だってホラ、この通り! 厚手のシートを簡単に吸い上げちゃうほどのパワーです。
スゴい! しかもコレ、パワーに反してけっこう軽いですね。
18V6.0Ahバッテリーを使った場合の重さは約1.4kg。ダイソンの軽量コードレスクリーナーでも約2.2kgですから、かなり軽いですよね。
この軽さならテント内の掃除にも使いたくなるなぁ。テントには枯れ葉や砂ぼこり、虫の死骸なんかがけっこう入っているから、掃除するのが大変なんですよね。
家でも日常的に使えるから、これはコスパがいいんじゃないですかね?
マキタ 充電式クリーナ CL180FDZ(青) 本体のみ
●質量:1.4 kg(バッテリ含む) ●本機寸法:999×114×152 mm ●連続使用時間:約20分 ※3.0Ahバッテリ使用時
続きを読む クルマに常備しておきたい「充電式LEDワークライト」
次におすすめする「充電式LEDワークライト」も、キャンプでは便利に使えますよ! ライトヘッドが回転したり、折りたためるので使い方は自由自在です。
重いバッテリーがいちばん下にあるから、置いても安定感がありますね。
明るさは12灯と6灯の2段階です。カタログでは12灯だと400ルクス(照射距離50cm)なので、ルーメンに換算すると約630ルーメンですね。
フックがついていますから、テントや車内でも簡単に吊せますよ。
吊せるのはいいですね。車中泊などでも役に立ちそう。でも、本体とバッテリーを合わせて重さが約1kgだから、テントに吊すのはちょっと厳しいかも。
デスクライトのように手元を明るく照らすこともできるから、テント内はこっちのほうが使いやすいかも。
ほ〜なるほど。キャンプ用のランタンって、広範囲を照らすものはあっても、手元を照らすものが意外と少ないからいいかもしれませんね。
釣りをするときなんかは、こんなライトなら細かい作業をしやすそうじゃないですか!?
確かに。キャンプでも、テーブルまわりは明るく照らしたいけど、まわりには明かりを広げたくない、そんなときに便利かも。
子どもが寝たあととか、まわりのキャンパーさんに気を遣いたいときとか。
マキタ 充電式LEDワークライト ML801 本体のみ
●照度:12灯 400ルクス/6灯 200ルクス ※照射距離50cm先の中心部 ●使用光源:LED 0.5W×12灯 ●本機寸法(mm):116×79×380 mm ※BL1830取付け時 ●質量(kg):0.36 ※バッテリ除く
続きを読む 大容量ポータブルバッテリーになる「USB用アダプタ」
最後はコレ「USB用アダプタ」です! バッテリーに取り付ければ、大容量モバイルバッテリーに早変わり!
ほ~、そんなモノまで! USB端子が2口あるというのもいいですね。スマホなどの充電にもいいですけど、ペンダントライトや充電式ヘッドランプなんかにも使えますね。
18V6.0Ahバッテリーを使えば、3.7Vモバイルバッテリー換算で約3万mAhという大容量! iPhone6Sなら約12回も充電ができるんですよ!
●出力電圧:直流5.0V出力 ●電流:両側/4.2A(片側/2.1A) ●質量:0.11kg ●寸法:長さ102mm×幅72mm×高さ43mm
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しかも純正の充電器「DC18RF」で充電すれば、18V6.0Ahバッテリーをフル充電するまでの時間は、たったの40分とチョー早い!
3万mAhクラスのモバイルバッテリーは、フル充電までに15~20時間ぐらいかかるっていうから、それに比べたらすごく便利ですね!
ただ充電するときにファンをまわすから、音がうるさいんですよ……。静かなキャンプ場では、まわりにちょっと迷惑かけちゃうかも。
●充電時間目安: 実用充電(80%以上まで)約27分 / 満充電(100%)約40分 ※BL1860Bの場合 ●本機寸法:156×190×84mm ●質量:0.98kg
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で、これは純正ではないんですけど、12VDC出力を搭載したアダプターを使えば、インバーターを介してAC100Vを取ることだってできちゃうんです!
万が一、カメラやビデオのバッテリーが切れてしまっても、これがあれば安心ですね。でも、バッテリーや充電器の価格を考えると少々お高いかな……
編集部員Tが使っているAC電源化アイテム
シガーソケット メス DCジャック 5.5-2.1mm オスコネクタ
DIYなど幅広く使えればリーズナブル
工具メーカーが作るアイテムだけあって、骨太で男心をくすぐるデザインが魅力的です。キャンプで使うのに十分な性能もあるし、使ってみて楽しいものばかり。
ただ、個々の製品は非常に魅力的なのですが、価格が少々気になるところ。実勢価格で、18V6.0Ahリチウムイオンバッテリーが約1万4000円、充電器が約6300円。しめて約2万300円。これをベースに各アイテムをそろえていかなければならないと考えると……
DIYが趣味で、日ごろから電動工具を使っている人にとっては「DIY以外のときには寝ていたバッテリーが役立つ!」って感じだと思うので、リーズナブルになるのではないでしょうか?
値段のことを言われて、改めて計算したら、5万円以上使っていました……!
やはり。でも、マキタ製品に囲まれたキャンプスタイル、ちょっと楽しそう……って、完全に編集部員T氏に洗脳されてる!
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