4名の先輩キャンパーが教えてくれた、とっておきのアイテムたち
便利なアイデアが詰まったキャンプギアが続々と登場している昨今。ついギア選びに精を出しがちですが、思ってもみないところに、アウトドアで愛用したくなるアイテムとの出会いがあったりするんですよね。
そこで今回は、さまざまなシーンで活躍する業界人に協力を仰ぎ、「これ、地味なんだけどオススメなんです」なファッション小物アイテムを教えてもらいました。日常使いもできながら、アウトドアでも使える機能性は知っておいて損はなし!
果たして、どんな代物が飛び出してくるのか。必見です!
B.O.W代表取締役、牛田浩一さんのレコメンドアイテム
最初のレコメンダーは、1年間の約1/3をフィールドで過ごしているキャンプ歴40年の牛田さん。業界きってのアウトドアフリークスだからこそ、普段どのような着眼点でアイテムを選んでいるのか気になるところではないでしょうか。さっそく、拝見です!
マックパック「カスケードバケットハット」
こちらはウレタンの剥離がなく、高い耐水性と堅牢性、そしてコットンライクな表情が特徴の高機能素材“アズテック”を使用していることで有名なニュージーランドのバッグブランド、マックパックのハットです。多少の雨も問題なく、バケツとしても使える程の耐水性です。
タフなアズテック製品は「20年以上使ってもへこたれない」と言われるほど定評のある素材。長い間で活用できる優れものです。
耐水性がありながらコーディングがないので、通気性に優れ、汗をかきやすいシーズンでも蒸れを感じることなく快適。経年変化が楽しめるのも、アズテック素材の良いところです。
「カスケードバケットハット」は取り外し可能なストラップが付いているので、突風が吹いても問題なし。普段着としても取り入れやすいシンプルなデザインなので、参考にしてみてはいかがでしょうか?
マックパック カスケードバケットハット
アイスブレーカー「キネティカショートスリーブ クルー」
「ここ15年、僕が愛用しているアンダーウェアのほとんどがメリノ製」と話す牛田さん。なかでも、このアイスブレーカー「キネティカショートスリーブ クルー」は今一番のお気に入りのようです。
ウールとテンセルの混紡素材なので清涼感があって速乾性も抜群です。熱を感じやすい後身頃はウール素材でありながらメッシュ構造になっているので通気性がよく、ストレッチも効いていてストレスフリーな着心地。メリノウールは内部で温度を一定に保とうする働きがあるので、野外で着るのにぴったりです!
抗菌防臭効果を期待できるのもメリノウールの強み。
登山の縦走時はもとより、2泊3日のキャンプとかだと、面倒なのでお風呂やシャワーに入らないことが多いんです(笑)。でも、メリノウールのアンダーは匂いの元になるバクテリアを発生させないので、汗をかいても臭くなりません。なによりも天然素材の肌触りが最高。もう、これなしでは生きていけません!
アイスブレーカー キネティカショートスリーブ クルー
Purveyorsスタッフ田中識嗣さんのレコメンドアイテム
次にレコメンドしてくれるのは、旅とアウトドアをコンセプトにした群馬県桐生市にある人気セレクトショップ「Purveyors(パーヴェイヤーズ)」から田中識嗣さん。
アトリエブルーボトル「ハイカーズ サコッシュ」
まずは、ひょうたん型が可愛らしいこちらのサコッシュからご紹介!
アタックザックからヒントを得て作られたサコッシュなので、縦に入れたいものは縦のまま納めることができ、荷物が暴れないひょうたん型の設計が◎。仕事に登山にキャンプまで、一年中つけています。地味だけどまさにフル稼働です!
アトリエブルーボトルのアイテムは、リリースされるたびに即完してしまう人気のブランド。残念ながら、こちらの「ハイカーズ サコッシュ」も現在ソールドアウトになっていますが、タイミングが良ければどこかで運命的な出会いがあるかも?! 要チェックです!
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ハロ コモディティー「ソルト2 ベレー」
ハロ コモディティーの帽子はどれも被りやすいデザイン&カラーなんですが、その中でもベレー帽は特に秀逸!
ハロ コモディティーとは、“それ自体が主役になる事はなく、主役を際立たせる一つのモノ”をテーマに、シンプルだけど飽きさせないプロダクト作りに徹底した帽子ブランド。
ワッシャー加工による独特なシワ感や風合いに一目惚れしました。ベレー帽ってどうしても冬のイメージを持たれがちですが、当アイテムはナイロン素材なので着用感が軽く、オールシーズンで活躍してくれます。
今季もハロ コモディティーから春夏の新作が続々とリリース! 気になる方はぜひチェックしてみてください。
ハロ コモディティー ソルト2 ベレー
ミュージシャンとしても活躍する、フリーディレクター久世直輝さんのレコメンドアイテム
ロングヘアに個性的なファッションがトレードマークの久世さん。ファッションに音楽、アウトドアなど、さまざまなカルチャーに精通する彼だからこそ「これ地味だけど、マジで使える!」というアイテムはやっぱり気になるところです。
まずは、一つ目のレコメンドアイテムからのぞいていきましょう。
BLUE LUGの「マイクロウォレット」
こちらは、サイクルブランドBLUE LUGオリジナルのコインケース「マイクロウォレット」。発色の良いカラーリングなので、コーデのアクセントにも一役買ってくれます。
コンパクトなのに小銭やお札をはじめ、カードも最低限収納できるお財布です。鍵などをつけるのにちょうどいいループがあしらわれているので、カラビナなどをつければ好きなところに引っ掛けられます。
ミニマムなルックスとは裏腹にタフな作りも当アイテムの魅力。
丈夫なナイロン素材を表面にまとい、内側には防水性に優れたターポリン生地があしらわれています。そのため夏場ポケットにコインケースを収納していても、中に入れておいたお札や領収書が汗で濡れないので、とても重宝しています。
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Rumplの「オリジナル パフィー ブランケット」
ネイティブ柄が印象的なこちらのブランケットは、サンフランシスコ発のブランドRumpl(ランプル)のもの。
ウール製だとかさばってしまうので、もともと中綿タイプのブランケットを好んで使用していました。そんななか出会ったのが、このRumpl「オリジナル パフィー ブランケット」。
ここまで大判サイズ(132×190cm)の中綿ブランケットはどこ探しても見当たらず、かゆいところに手が届く感じでした。
素材にリップストップナイロンを使用しているため引き裂きに強く、防水性も抜群。アウトドアなシーンにうってつけです。
アウトドアで使って快適なアイテムですが、もちろん家で使っても快適! この時期になると、毎日のようにRumplのブランケットにくるまっています。
Rumpl オリジナル パフィー ブランケット
人気スタイリスト平 健一さんのレコメンドアイテム
リベレイダースの「トラベリン ソルジャー ショルダーバッグ」
一つ目にご紹介いただいたのは、ミリタリーなテイストが男心くすぐるリベレイダースの「トラベリン ソルジャー ショルダーバッグ」から。
名刺やカードケース、財布、モバイルバッテリーなどちょっとした小物入れにちょうどよく、活躍の場はキャンプでも!
素材にコーデュラナイロンを使用しているため非常に丈夫で、アウトドアなシーンにも打ってつけ。
キャンプ中は、このショルダーバッグにコッヘルやシングルバーナー、ガス缶、ライター、カトラリーなどよく入れています。
数種のオーガナイザーポケットもあり、アイテム別に収納できるのも魅力的。
ショルダーテープはクイックアジャストシステムが採用されているので、指で引っ張るだけで好きな長さにアジャスト可能。片手がふさがっていても問題ありません。
バッグフロントにはミリタリーならではのウェビングテープが施されているので、小物を外付けできて◎。アイデア次第で幅広く活用できるのではないでしょうか。
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フリークスストア別注ヨセミテ ストラップの「ヨセミテ モバイル ストラップ for X/XS」
こちらは、フリークスストア限定のモバイルアクセサリー。
ヨセミテストラップにiPhoneケースが付いているので、スマホをさっと扱えてフェスなどに重宝しています。酔っぱらって携帯を紛失する心配もありません(笑)。
ヨセミテストラップとは、クライミングなどに使われるザイルロープのこと。丈夫な素材なので、ちょっとやそっとで切れることがなくアクティブなシーンにも活躍してくれます。
スタイリングのアクセントにもなる「YOSEMITE MOBILE STRAP for X/XS」。カメラストラップもあるので、合わせてチェックしてみてはいかがでしょうか?
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これから始まるアウトドアのオンシーズン。皆さんはどれがお好み?
マスターピースなものから、「それ何?」と興味をそそられる初見のアイテム。幅広いラインナップで紹介してきましたが、いかがでしたか?
アウトドア業界に精通した彼らだからこそ、それぞれのアイテムに高い説得力があり、欲しくなるものばかりでしたよね。さて、これから始まるアウトドアのオンシーズン。皆さんはどんなアイテムをゲットし、どんなアウトドアライフを満喫しますか?
Text&Edit:GGGC
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