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就寝前のNG行動イメージ

意外とやりがち!キャンプ就寝前の『5つのNG行動』

キャンプは準備が肝心ですが、後片付けも大事です。寝る前の段取りをうまくやっておかないと、大事故につながるかもしれませんよ!今回紹介する5つのNGパターンをしっかりとおさらいして、安全にキャンプを楽しみましょう!

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目次

記事中撮影画像すべて:筆者

「あぁ〜楽しかったおやすみ……」と、その前に

夜のテントで談笑する様子

出典:PIXTA

キャンプで楽しかった一日が終わり、いよいよ就寝のタイミング「さあ、明日に備えてゆっくり寝よう」。……ちょっと待って! 寝る前に確認しておくこと、いくつかありますよね。

楽しく食事をする様子

出典:PIXTA

自然の中で過ごすキャンプでは、その日のうちに済ませておかないといけない注意事項がいくつかあります。いい気分でゆっくり眠りたい。その気持ちはわかりますが、そのままにしておくと大惨事を招いてしまい、楽しいキャンプが台無しになることも……。

今回は、初心者はもちろん、キャンプに慣れてきた中級者でもついうっかりやってしまう、就寝前の5つのNG行動を紹介していきます。

ちょっと待って!5つの「NG行動」

キャンプでやってはいけない寝る前のNG行動。意外と意識していないキャンパーも多いかもしれません。快適に安全にキャンプ場で過ごす為に改めてチェックしてみましょう!

①食材・食器・ゴミを出しっぱなしにする

食材や食器、ゴミの出しっぱなしはNG

仲間との宴を楽しく過ごし、ほろ酔いで自分のテントに帰り寝袋に直行。でもちょっと待ってください。ゴミ箱が外に出しっぱなしではありませんか? 食器は食べかけの食材が入ったままじゃないですか?

出典:PIXTA

人里離れたキャンプ場、とくに山あいでは野生の動物がたくさん生息しています。食材はもちろん、生ゴミのニオイにつられて動物が寄ってきます。

ゴミを漁られるぐらいで済めばいいですが、なにせテントと外は薄い布1・2枚の隔たりしかなく、寝ている間に襲われたらひとたまりもありません。

クーラーボックスで管理されたごみ

ゴミはなるべくニオイが出ないようにしっかりとまとめ、テントやクルマの中に仕舞いましょう。余った料理や食材も出しっぱなしにせず、クーラーボックスに入れることを徹底!

食材が入った容器

あらかじめジッパー付きビニール袋などを用意しておくと、汁が出るものも家に持ち帰りやすいです。きちんと密封しておけば、ニオイが出ることもなく、次の日に温め直して食べることもできて、無駄になりません。

ウェットティッシュ

また、使った食器やカトラリーなどは、すぐに洗う癖をつけておきましょう。キャンプサイトから水場が遠いときは、ウエットティッシュでサッとひと拭きしておくと収納しやすく、次の日の洗い物も楽になります。

②荷物がバラバラのまま寝てしまう

放置されたままの荷物やグッズ

コレもついついしてしまいがち。暗くなってしまうと片付けるのが億劫になり、とくに小さいテント泊では、片付けずに外に放置したまま就寝なんてことがよくあります。

雨に濡れたテント

出典:PIXTA

山の気候は変わりやすいです。夜中、突然の雨で大切なキャンプギアがずぶ濡れになったら大変! また季節によっては、雨が降らなくても夜露でびっしょりになってしまうことも。

さらに外に置いたままだと盗難の恐れもあるので、面倒がらずに後片付けをしてテントの中に仕舞いましょう。夜露や風はオープンタープの下でも安心はできません。とくに刃物や自重が軽いものは必ず収納しておきましょう。

コーヒーを飲む女性

出典:PIXTA

軽量のチェアは外に出したままにしておくと、風で飛ばされてしまうかもしれませんのでご注意を。

③寝る「直前」にシュラフを出す

ぺちゃんこなダウンシュラフ

ダウンシュラフは、羽毛の「かさ」が保温力になるので、羽毛を広げる時間を作ることが必要。せっかくのシュラフも、コンプレッションバックから出してすぐだと、ぺちゃんこで保温力が半減してしまいます。

フカフカになったダウンシュラフ

夜、就寝前にあわててダウンシュラフを広げてもすぐにはなかなか膨らんでくれないんです。そのまま寝袋に入って寝てしまうと体重がかかり、なおのこと羽毛が広がらず、一晩中寒い思いをすることになりかねません……。

袋から出されたダウンシュラフ

テントを設営したら、すぐにシュラフを寝床に広げておくことを忘れずに。可能であれば昼間のうちに干しておくと湿気も飛び、ふんわりと「かさ」が出て、寝心地が快適に!

圧縮しすぎないダウンシュラフ

オートキャンプの際、クルマの荷室に余裕があるときは、ダウンシュラフを圧縮せずに大き目の袋に収納してみましょう。こうすればダウンも比較的つぶれずにすみます。

④焚き火の火が残ったまま寝ようとする

焚き火

焚き火の炎を鎮火せずに寝てしまう、これはとても危険です! 絶対にやめましょう。熾火になっているから大丈夫というわけではありません。

思わぬ突風で、

・焚き火台が倒れ芝生が燃え広がる
・タープが倒れて燃え移る
・枯れ葉が積み重なり燃え続ける
など大変な事態をひき起こしかねません。

燃えさかる火

出典:PIXTA

もちろん原因になるのは風だけでなく、焚き火台に動物がぶつかって倒れてしまうこともあり得ます。いずれも起こる確率は低いかもしれませんが、ゼロではありません。

火をおこすのは大変ですが、燃え広がるのは一瞬。「きっと大丈夫だろう」と油断せずに、しっかりと後始末をしましょう。

火種が残るコンロ

出典:Amazon

火消し壺を持っていけば、火が完全に消えるまで長い時間を待たずに済みます。火がついている炭を入れて、フタをして密閉し空気を遮断することで素早く消火できる仕組み。

消えた炭を持ち帰り、次の機会に使えば資源の再利用にもなり経済的!

⑤テント内の換気を十分にしていない

ストーブ付きのテント

出典:PIXTA

寒い季節は、幕内で暖房や薪ストーブを使うキャンパーさんが増えています。外の空気が冷たいがゆえ、換気をおろそかにしていませんか?

※一部のブランドでは薪ストーブINできる仕様のものもありますが、日本のブランドの多くは幕内での火器の使用は厳禁となっています

救急車や消防車のイメージ

出典:PIXTA

この行動もとても危険です。テント内の換気を十分にしていないと、一酸化炭素が発生し中毒を起こす恐れが……。一酸化炭素は人体にとって極めて毒性が強い気体です。

一酸化炭素チェッカー

出典:Instagram by @naka_camp_photo_gallery

一酸化炭素は無色、無臭なため感知がとても難しいのです。一酸化炭素チェッカーを使って発生を察知するとともに、換気を行い新鮮な空気を取り入れ不完全燃焼を防ぎましょう。

もちろん、寒いからといって暖房をつけたまま寝るのは絶対にNGです。

気持ちのいい朝を迎えて、次の日も快適に過ごしましょう!

適切な焚き火
提供:Orange

ついつい寝る前にしてしまいがちな5つの行動。キャンプでは、急な天候の変化や、野生の動物など危険がいっぱい。また寒い季節は、火の扱いにも十分に注意が必要です。

うっかりで済めばいいですが、楽しいはずのキャンプがハプニングで台無しにならないよう、就寝前にしっかり確認して次の日も快適に過ごしましょう。

執筆:高久浩一

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