テンマクデザインの「ウッドストーブ」がグッドデザイン賞を受賞!
これからの季節、キャンプでの防寒対策は欠かせませんよね。ガスストーブ、石油ストーブと様々な暖房器具がありますが、1台あるだけで暖房と調理器具を兼ねる優秀なシロモノこそ「薪ストーブ」。
そんな薪ストーブのなかから、テンマクデザインの「ウッドストーブ」が2019年のグッドデザイン賞を受賞。ウッドストーブの魅力をおさらいするとともに、今年の新作を紹介します!
受賞の審査員公開コメント
ニーズに応える適切な製品企画と豊かなアウトドアシーンを想起させるデザインが高く評価された。細部まで丁寧に使い勝手が設計されており、また経年変化が楽しめる素材選定と外観形状も素晴らしい。
ユーザーの使用状況を深く観察した痕跡が製品に表れている。(出典:GOOD DESIGN AWARD)
改めて「ウッドストーブ」の魅力を紹介!
堅牢なつくりで耐久性が高い
素材は耐久性抜群の高品質なステンレス、SUS304を使用。高品質ステンレスは錆びにくく、お手入れが簡単です。
一度火を入れると新品のピカピカのシルバーに焼き色が入って、より一層愛着が湧いてきます。
さらに、炉だけでなく中の網やスクレーパー、サイドのバタフライ型折りたたみ棚もすべてステンレスで統一されているので、剛性が高くて丈夫。
取り扱いが楽ちん!
薪ストーブというと重く、部品がたくさんで持ち運びに苦労するイメージがあります。ですがこのウッドストーブは、炉の中に煙突がすべて収納可能。
そのため煙突の径や炉のサイズなど綿密な設計に。コンパクトにまとまるため、持ち出すのもさほど苦になりません。
セッティングは、一切工具を使わず簡単に設置が可能。脚部分は広げるだけでしっかりとロックされる機構で安全性も確保しています。
さらに、脚の先端には丸い穴が開いていて、ペグを打ち付けることが可能。使用中の薪ストーブが倒れたら大変! 3本の脚を固定することで不意な転倒を防止できるので安心できますね。
暖を取りつつ料理も快適に作れます
薪ストーブは煙や火の粉を上部に逃し、純粋な熱だけを残して快適に暖が取れるギア。今まで焚き火台しか経験していなかった人は、衣類に煙が当たらないということだけでも感動するかもしれません。
煙突の先に付いているスパークアレスターと呼ばれる格子状の網は、煙突の先から大きめの火の粉が舞わないようにするためのもの。大事なテントに穴が開くのを防いでくれます。
また、調理にも使うことができて煮炊きはもちろん天板のフタを取れば直火も可能。鉄板を載せて焼肉もできます。
ウッドストーブ1台あれば、暖を取ることと調理の両方がスムーズに行えるというわけ。
フタを取らずともシェラカップに淹れた飲みかけのコーヒーも、ウッドストーブの天板に載せておけば、保温効果も。寒い冬、いつでも温かい飲み物が飲めるのはありがたいですね。
炎の揺らぎを堪能
燃えあがる薪の炎を眺められる薪ストーブは限られていますが、このウッドストーブはしっかり堪能可能。ガラス窓が付いているので、炎の揺らぎを眺めながらのんびりとお酒を楽しむ。そんな贅沢な夜を過ごすことができます。
拡張性十分!オプション品が豊富
またオプションも豊富! お湯を常に沸かせる「ウォータータンク」は冬の洗い物の際に重宝しますね。
このタンクは新発売のウッドストーブS用のものですが、S/M/Lすべてのウォータータンクは煙突に沿って設置できるよう太さに合わせて背面がカーブしています。ウッドストーブの天板と煙突両方の熱を使い、効率よくお湯を沸かすことができるんです。
Sサイズ専用ウォータータンクの詳細はこちら
Mサイズ専用ウォータータンクの詳細はこちら
Lサイズ専用ウォータータンクの詳細はこちら
ウッドストーブM専用 ウォータータンクM
ウッドストーブL専用 ウォータータンクL
S・M・Lサイズ兼用の「プロテクター」を使えば、熱を持つ煙突部分をガードできます。高さを調整し、ネジで留めるだけで簡単に装着可能。
プロテクターの詳細はこちら
「カーボン製防火シート」をウッドストーブの下に敷けば、地面への熱の影響をやわらげることも。こういった保護アイテムは地面を傷付けてからでは遅いので、ぜひとも手に入れておきたいところ。
カーボン製防火シートの詳細はこちら
テンマクデザイン ウッドストーブSML兼用オプション カーボン製防火シート
価格も魅力的!ウッドストーブMが39,800円(税別)
ウッドストーブMが39,800円、Lが49,800円(いずれも税別)。高品質なステンレスをふんだんに使用してこのお値段は安い!
ウッドストーブ(Mサイズ)は在庫切れ(2020/1/6時点)
ウッドストーブ(Lサイズ)の詳細はこちら
テンマクデザイン ウッドストーブL
テンマクデザイン ウッドストーブL スペシャルパッケージ
2019年は新作も登場!
テンマクデザインでは、既存のウッドストーブM/Lに加えて、2019年は待望の新作をリリースしました!
ウッドストーブS
ついに登場したソロキャンプ向けコンパクトウッドストーブ。すでに発売されているM、Lと同様に耐久性抜群のSUS304仕様で耐久性も抜群です。
丸蓋を外せば直火料理が可能なところも今までと同じ。
通常のウッドストーブ(Sサイズ)は在庫切れ(2020/1/6時点)
ウッドストーブ(Sサイズ・スペシャルパッケージ)の詳細はこちら
テンマクデザイン ウッドストーブS スペシャルパッケージ
組みあげた煙突の高さは、Sが約1ⅿ93cmでMが約2ⅿ40cm。およそ50cmの違いがあります。
重量差は、Sが約6kgでMが約9kgとおよそ3kgの差。使用できる薪のサイズは、最長でSが約30cm、Mが約36cm(Lになると43cm)。持ち運びやすさはSに軍配が上がりますが、入手しやすい薪のサイズを考えると、Mが有利。このあたりは判断に迷うところ。
煙突の太さはSが直径約53mmでMが約63mm。およそ10mmの違いですが、並べてみるとかなりの差で、煙突の長さと合わせて内部の上昇気流の強さに差が出てきます。
煙突を炉の中に収納し、脚とバタフライの棚を閉じてオプションの収納ケースにスッポリ。両脇にもポケットが付いていて、ウォータータンクやその他の備品も合わせて持ち運びができます。
収納時の大きさは横幅約58cm奥行約22.5cm。ユニフレームの焚き火テーブルに載せて撮影しましたが、少し横がはみ出るも奥行きは3分の2程度に収まっています。本当に驚くほどコンパクト! この大きさなら億劫な気持ちにならず、持ち出す回数が増えそうですね。
ウッドストーブ サイドヴューM/L
新たに仲間入りしたのが「サイドヴューM/L」。こちらは、炎が見えるガラス窓が左右と正面に付いています。
基本的な構造、機能はノーマルのウッドストーブと同じで、脚はワンタッチ開閉、自動ロック&解除。空気調整が容易で火力コントロールがしやすくなっています。
ちなみにホームページによると、サイドヴューのSサイズ版は設計上不可能とのこと。燃える炎の様子を存分に楽しみたい人は、サイドヴューM/Lを選択しましょう。
サイドヴュー(Mサイズ・スペシャルパッケージ)の詳細はこちら
サイドヴュー(Lサイズ)の詳細はこちら
サイドヴュー(Lサイズ・スペシャルパッケージ)の詳細はこちら
ビギナーにも優しい、デビューにピッタリな薪ストーブ
テンマクデザイン「ウッドストーブ」はコンパクトな収納、セッティングは簡単、取り扱いも楽。と、ビギナーにとっての不安を見事に払拭。そしてなによりカッコよく、所有する喜びを感じる逸品です!
この冬はテンマクデザイン「ウッドストーブ」で、薪ストーブデビューしてみましょう!
執筆:高久浩一