二又しちゃうキャンパーが増えています
ツーポールシェルターやワンポールテントをお使いの方。リビングを遮るポールが無ければ、もっといろいろ置けたり思い通りにレイアウトできるのに……と思ったことはありませんか?
そこでポールにひと工夫! ″二又化″すれば、空間を効率的に使うことができるんです。
アウトドアメーカーの専用アクセサリーを使ったり自作など方法はいくつかありますが、その前に二又化の具体的なメリットとは何なのでしょうか?
「二又化」=「デッドスペース解消で自由度アップ!」
カンガルースタイルもしやすく!
構造上やむを得ない位置にメインポールがあると、シェルターにテントを入れる「カンガルースタイル」ができません。またコットなど長いギアが置けないといった支障が生まれることも。
そこでウォールに沿った二又ポールにすることで室内が広くなり、レイアウトの自由度が上がります。
動線スムーズかつ収容人数アップ!
ツーポールシェルターに限らず、ワンポールテントでも同じこと。この写真をご覧ください。ワンポールテント愛用者ならこのテントの画像を見て最初は不自然に思うかもしれませんね。
センターポールが無いことで動線がスムーズになったり、就寝スペースも増えて利用できる人数まで変わってくるんです!
そんな何とも魅力的な二又化、まずは手軽にできる市販アイテムからご紹介します。
手軽に快適度アップ!魅惑の二又化アイテム
その1:DOD 「フタマタノキワミ」「フタマタノサソイ」
こちらはワンポールテントを二又化して、内部を広く使うためのジョイントパーツ。脚部付きで、同ブランドの「ビッグワンポールテント」の設営も同時にできるという便利なアイテムです。
視界を遮らないので、このように大人数でも閉塞感がありません。
組み立ては、計12本のポール(50cm刻み)を継ぎ足していきます。長さを段階的に調整ができるので、他社メーカーのワンポールテント・シェルターにも使えますよ。
DOD フタマタノキワミ
ちなみにこの継ぎ足しポールは、DODの「ビッグタープポール」と同規格。そちらをお持ちの方は、ジョイントパーツ「フタマタノサソイ」さえあれば、手軽に二又化できます!
DOD フタマタノサソイ
その2:ogawa 「ツインピルツフォーク用 二又フレーム」
大型ツーポールシェルターの代表格であるogawaの「ツインピルツフォークTC」。こちらにも二又用フレームが用意されています。
このタイプのシェルターを使いこなすには、ハーフインナーを付けるなど両サイドのスペース活用がポイントなのですが、それにはポールがちょっと邪魔になってしまうことも……。
そこで、二又化です! すこしわかりづらいですが、写真を見るとポールがあったら配置できない箇所にキッチンがすっぽりと収まっています。ポールが無いことでテーブルとの行き来もスムーズにできそうですね。
ogawa ツインピルツ用 二又フレーム
●重量:約1.6kg
●素材:アルミ合金Φ22mm
詳しくはこちら
ここまでご紹介した市販品は、トータルで13,000~15,000円ほどのお値段がかかります。そこで、極力お金をかけずに二又化をする自作方法もあるんです!
二又化ポールの自作方法をご紹介
二又化ポールは、ホームセンターで売っている材料で自作もできます。やり方が気になる方のために、ざっくりとした行程をレクチャーしましょう!
<材料>
・ポール 300mm×1本 900mm×4本、1200mm×2本
・二又金具 1個
・ポールジョイント 4個
・リベット 6本
・リベッター
・ドリル
YAZAKI イレクター メタルジョイント
1. ポールにジョイントを取り付ける
1200mmのポールにポールジョイントを差し込み、ドリルでリベットを通して固定するための穴を開けます。
リベッターを使ってリベットを差し込み、しっかり固定します。
同様に、地面と接する側のポールにフットカバーを取り付ける加工をしていきます。このフットカバーは、設営した時にポールがズレなくするために”地面に刺せる仕様”にするためのものです。(今回使用しているフットカバーは「ヤザキ」というメーカーの「J-50B」を使用。)
2. 二又金具で連結させる
二又金具のセンターに、短い300mmのポールを差し込みます。
二又の両サイドに400・1200mmのポールを連結してつなげれば、完成!
カラビナでアレンジも可能
二又金具の下部に穴を開けてカラビナを付けられるようにすれば、このようにランタンも吊り下げられます。スペースを確保できるうえにランタンハンガーとしても機能できるので一石二鳥!
そして費用は片側で1万円程度と、市販品に比べれば割と低コストで済みます。手間賃や自分のテントとの相性を考えて、市販品か自作か検討してみてくださいね。
二又化の誘惑には勝てそうもない・・・
二又化すると設営にやや時間がかかったりポールが増える分重くはなりますが、そこはもとのポールも持っておけばどちらの設営も可能。
そういう意味でも魅力的な二又化、チャレンジしてみませんか?
新シェルターにも注目!
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Arrange Your Pole Two Way!
ポールを二又化してみよう!