いま改めて思う、パタゴニアの「レトロⅩ」は非の打ち所のない万能フリースだった。
巷で多く見かけるフリース。一昔前まではハイカーの中間着としての認識が強かったアイテムですが、今では街ゆく人のワードローブとして定着しつつあるようです。多くのブランドがフリース素材を使ったアウターをリリースしていますが、その中でも王道ともいうべきパタゴニアのレトロXに迫ってみました。
2022/09/13 更新
編集者
CAMP HACK編集部
月間550万人が訪れる人気No.1キャンプメディア『CAMP HACK』。累計制作記事本数は10,000本以上。環境省等の行政機関、「髙島屋」や「niko and ...」といったクライアントとの連携実績多数。また、TBSテレビ『ラヴィット!』等、各メディアで登壇機会多数の編集部員も所属。
CAMP HACK編集部のプロフィール 制作者
山田昭一
ファッション、アウトドア業界での経験を生かし、フリー転身後はライター業やブランドディレクション、PRに携わる。休日はキャンプを中心に釣りやサーフィンを楽しむなど本格的なアウトドアに傾倒。
山田昭一のプロフィール
記事中画像撮影:mai tanaka
そもそもフリースとは?
フリースとは、80年台前半におもに軍用ウール製品を製造していたモルデン・ミルズ社が開発したポリエステル素材です。
今でこそ選択肢は広がりましたが、フリースが登場するまで、アウトドアにおいて保温を目的としたウエアはウールしかありませんでした。
世界で初めてフリースを作ったパタゴニア
クライマーのために保温性や速乾性に優れた軽いウエアを作りたい、と試行錯誤の末モルデン・ミルズ社と共同開発して生まれたのがフリースです。
今では当たり前のように流通するフリースの起源がパタゴニアだなんて驚きですね。パイルジャケットやスナップTなど数多くのフリース製品を展開するパタゴニアですが、今回は名品「レトロX」に絞って紹介していきます!