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手作りワックス

大切なウッドギアをこれで長持ちに!撥水力もある”自作ワックス”を作ってみた

CAMP HACK×DIYer(s)連携記事企画!ライフスタイルメディア「DIYer(s)」で紹介されたDIY方法をCAMP HACKでご紹介します。DIYをするに当たって、ビジュアル面や機能面を格段にアップしてくれる塗料やワックスはご存知でしょうか?今回そんな1品が自分の手で作れてしまうんです。そのレシピをご紹介します。

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目次

自然素材のみで仕上げる安全派ワックス

自然素材 ワックス

ワックスや塗料といえば、DIYしたプロダクトの仕上げ、使い込んだ家具の修復、木材の保護など、多方面で活躍してくれる存在です。ホームセンターに行けば、さまざまな種類のアイテムが並んでいますが、実は自分の手で作ることができるんです。

そして、今回はただ作るということだけでなく“安心な自然素材”にこだわってDIY。そうすることで、子供が遊ぶ木製の積み木の保護として塗っておけば、仮に口に入れてしまっても大丈夫という利点があるんです。子供でも安心ということは大人としても何の心配ないからいいですよね。

作るもの

手に入れやすい材料かつ、家庭で簡単に作れるオリジナルワックス。難しい工程はないので、子供の自由研究にもオススメです。

材料・道具

手作りワックス 材料
・鍋
・耐熱容器
・オリーブオイル
・蜜蝋
※蜜蝋はAmazonや楽天などで購入可能です。

STEP.01 お湯を沸かす

手作りワックス お湯
蜜蝋を湯煎するために鍋に水を張り、お湯を沸かします。水量は耐熱容器が浸るぐらいで十分。また、蜜蝋は65度〜70度で溶け始めるので沸騰させるまで温めなくて大丈夫です。

STEP.02 耐熱容器に蜜蝋を入れる

手作りワックス 蜜蝋
容器にオリーブオイルより先に蜜蝋を入れます。比率はオリーブ5:蜜蝋1の配分となるので、容器のサイズを考えながら蜜蝋を入れてください。

STEP.03 蜜蝋を掻き混ぜて溶かします

手作りワックス 蜜蝋を溶かす
徐々に蜜蝋が溶けてくるので、掻き混ぜていきます。温度が低すぎると時間がかかってしまうので、湯加減はよく見てください。
手作りワックス 融けた蜜蝋
こちら、蜜蝋が溶けきった状態。琥珀色のキレイな液体となります。

STEP.04 オリーブオイルを加える

手作りワックス オリーブオイル
液体となった蜜蝋にとろみを加えるためにオリーブオイルを加えていきます。オリーブオイルが冷えていると蜜蝋があっという間に凝固していくので、先ほどのお湯に浸けながら作業しました。
手作りワックス 蜜蝋とオリーブオイル
凝固していく様子がこちらの写真で確認できます。
手作りワックス 凝固
蜜蝋とオリーブオイルが分離してしまってはダメなので、再び掻き混ぜます。蜜蝋の時だけよりも量が増えているので溢れないよう注意し、併せて容器の中に水が入らないようにも気をつけてください。安全な素材を使っているので、指についても大丈夫なのでご安心を。

STEP.05 固めながらペースト状に仕上げる

手作りワックス 凝固
蜜蝋とオリーブオイルが混ぜ合わさっても変わらずキレイな琥珀色。はちみつの甘い香りが周辺を包み込みます。
手作りワックス 混ぜる
ダマにならないように掻き混ぜながら、温度が下がるのを利用して固めていきます。気温が低い場合はあっというまに固まっていきますのでご注意ください。
手作りワックス ペースト状
理想のペースト状はパンに塗るホイップクリームのような柔らかさ。蜜蝋の量が多いと固くなりすぎ塗りにくくなってしまうので、柔らかさが足りないと思ったら再び湯煎で溶かしてオリーブオイルを足してください。想像以上に蜜蝋は少なくても大丈夫ですので参考に。

作業はここで完了。温めて混ぜるだけなんです。実際にワックスとして使う場合、湯煎やレンチンなどで少し温めてからの方が木材へも塗りやすく、浸透しやすいです。

そして、今回はこれで終わらずにもう一つアレンジ方法を紹介します。

番外編

手作りワックス クレヨンで着色
アレンジのキーとなるのが誰もが使ったことがあるであろう“クレヨン”。実はクレヨンも蜜蝋などのワックスがベースになっており、そこに顔料を加えて着色したものなんです。ということで、このクレヨンを先ほどのワックスに加えて色を着けてみます。
手作りワックス 砕いたクレヨン
細かく砕いたクレヨンを融解させた状態のオリジナルワックスに加えます。
手作りワックス 着色の様子
あとはオリーブオイルの量を確認しながら、キレイに掻き混ぜていきます。もしダマになってしまいそうだったら、再度湯煎で温めながら作業を進めましょう。

完成したところで、今回作ってみたオリジナルワックスで見た目がどのように変わるのか、実際に使ってみることにしました。
手作りワックス 椅子
その実験台となるのが年季の入ったコチラの椅子。汚れを落とすために軽くサンディングを施した状態となっています。
手作りワックス かける前
瓶からウエスですくった感じはちょうどいい柔らかさ。伸びもしなやかで塗りやすくなっています。
手作りワックス 半分ワックスをかけた状態
変化を見るために半分だけ塗ってみたのですが、すでにその違いが伝わったのではないでしょうか。
手作りワックス 比較
そして、しっかりと塗り込み、磨き上げた後の姿がコチラ。クレヨンの茶色が効いて、色味に深みが生まれました。そして、座面はしっとりとして肌触りもスベスベ。しかも蜜蝋の香りもフワッと残っていて、触覚だけでなく嗅覚まで満足感がありました。
手作りワックス 水のはじき方
せっかくなので水の弾き具合も確認しところ、その差は歴然。しっかりと弾いてくれるので、料理を楽しむカッティングボードやテーブルの手入れにもオススメです。

以上、オリジナルワックスの作り方をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。安全な材料にこだわって自分で作ったものなら気持ち的にも安心ですよね。そして、仕上がりの肌触りは本当によいので体感してもらいたいです。ぜひ挑戦してみてください。
手作りワックス 瓶詰
監修 RECLAIMED WORKS 岩西剛

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