まだ知らない?南部鉄器のOIGEN
みなさん「OIGEN」をご存知ですか? OIGENとは、1852年に創業した老舗の南部鉄器鋳造の企業「及源鋳造」の呼び名。
シンプルで美しいデザインの南部鉄器が人気で、近年海外からも注目されているブランドです。以前もCAMP HACKでご紹介しましたね。
今回は、以前紹介できていなかったラインナップや新作をご紹介! スキレット、ダッチオーブン、ホットサンドメーカーなど……キャンプとも相性バッチリなOIGENの鉄器たちをチェックしてみましょう!
キャンプ料理がまるでレストラン級になる!OIGENの鉄器たち
陸兆蓋付ミニパン
鉄を知り尽くした鋳物師「小笠原陸兆」がデザインしたミニフライパン。持ち手のちょっとつまんだような形が個性的で、調理してそのままテーブルにONしてもサマになります。
大きさはちょうど一人分が適量で、本格調理からデザート、またはおしゃれな器としても使えます。
鉄蓋の重みで素材の旨みを閉じ込め、小さいながらも仕様は本格的。IHも使用可能で対応熱源も幅広く、真上から見るとオタマジャクシのようなフォルムはギフトにもおすすめ!
OIGEN 陸兆蓋付ミニパン
ホットサンドクッカー
ホットサンドクッカーは前回ダブルのものをご紹介しましたが、今回は豪快に挟んだ断面を楽しめるシングルをピックアップ!
持ち手は使いやすい長さに設計してあるため、使う場所を問わず。また先端部を接続したまま約110度開くので、具材のセッティングもしやすいです。
クッカーは2つに分かれることから、フライパンとして単体での使用も可能。もちろん油ならしも行いやすく手入れしやすいので、長く使い続けられるのは嬉しいですね。
あなたなら何をはさみますか? ボリュームのあるホットサンドが思いのまま!
【OIGEN ホットサンドクッカー】
●サイズ:縦37.3cmx横13.5cmx全高6.2cm
●重量:1.48kg
●材質:鋳鉄
OIGEN ホットサンドクッカーの詳細はこちら
クックトップ ココット
上品なフォルムで、使えば高見えするココット。容量は310mlとコンパクトでアツアツのアヒージョなどにもおすすめです。他にもミネストローネなどのスープやデザートなど幅広い調理が可能です。
こちらはMサイズですが、他にLやSサイズとランナップも豊富。蓋を逆さまにすることでスタッキングができ、鍋の内側は丸みを帯びていて隅々まで洗いやすくデザインされています。
こちらはIHクッキングヒーターでの使用は不可なのでご注意を!
【OIGEN クックトップココット M】
●サイズ:縦10.6cmx横13.7cmx全高8cm
●重量:950g
●容量:0.31L
●材質:鋳鉄
OIGEN クックトップココット Mの詳細はこちら
クックトップオーバル
岩手を代表する南部鉄器のデザイナー「廣瀨愼」のデザイン「クックトップオーバル」。一人分のハンバーグやシチューに最適な大きさです。
直火やオーブン調理もOKなので、キャンプで熱々のグラタンも良いかもしれませんね!
容量を0.66Lとし、先ほどご紹介したクックトップココットMや陸兆蓋付ミニパンの約2倍の容量。煮込んでよし、焼いてよしの程よい深さで、お値段は公式サイトで4,860 円(税込)とお手頃価格。
はじめての入門編としてや、ギフトにもピッタリです。
OIGEN クックトップオーバル S
ちょっと変わったOIGENらしい鉄器
焼き焼きグリル どっしり深形
表面の布目模様とネーミングが無骨すぎる「焼き焼きグリル どっしり深形」。深型なので料理できるバリエーションも豊富です。鉄板焼きをはじめ、揚げ出し豆腐やサイコロステーキなど汁物や油が出る料理もOK!
この自由度の高さで6,480 円(税込)はかなりおすすめです。
こちらの最大の特徴は持ち手が取外し可能なこと! 家にある魚グリルにINして焼き物ができるという便利さは、キャンプだけでなく家でも気軽に使えて◎。パリパリのクリスピーな食感が家でも気軽に楽しめますよ。
他にも「どっしり」、「ぽっちゃり」、「スリム」など種類があるので料理に合わせて使ってみてもいいですね。
OIGEN 焼き焼きグリルどっしり深形
タミさんのパン焼器
OIGENと言ったらこの「タミさんのパン焼器」。ジェラルミンのパン焼器を戦後60年目に鉄器で復活させた至極のパン焼器です。
こちらの販売は、岩手にあるFactory Shopと公式WEBサイト限定! IH調理器やSIセンサーには対応していませんのでご注意を。
一方こちらは、IH対応、ガスのSIセンサーに対応した新型の「タミパン クラシック」。創作の原点となったタミおばあちゃんが100歳を迎えた年に発売開始されました。OIGENの特許取得のデザインです。
どちらも中央の穴から熱を内部にしっかり送り込み、パンをふっくら焼きあげてくれます。蓋を裏返せば、フライパンとしても使用できるという裏技も。
OIGEN タミさんのパン焼器
OIGEN(及源鋳造) タミパンクラシック F-100
みよちゃんちの焼芋鍋
さきほどのパン焼き器のような構造ですが、この底のイボイボが特徴的な「みよちゃんちの焼芋鍋」。童謡からヒントを得た名前でフォルムもネーミングもインパクト大。
中心にある煙突からの熱が、底面の凸の間を通ることでお芋の下にも回ってこんがり焼ける仕組み。SIセンサーには対応していませんが、昔ながらの焼き芋屋さんのようなホックリとした焼き芋が楽しめます。
大きめのりんごも入るので、まるごと「焼きりんご」や香ばしいトウモロコシもできますよ。
OIGEN みよちゃんちの焼芋鍋
木製の蓋が懐かしい鉄鋳物鍋
丸鍋
次は木製の蓋が雰囲気をそそる鉄鋳物鍋を3つご紹介します。
はじめは、オーソドックスな「丸鍋」。熱々の食材を木製の蓋で美味しさを閉じ込めます。8寸は24cmと大きめなのでキャンプで鍋を囲むときもピッタリの大きさ。
ビギナー世代には新しく、ベテラン世代には懐かしいと、世代を超えて愛される美しいシンプルなデザイン。日本の料理をビジュアルからももり立ててくれるそんな鍋です。
公式サイトで5,940 円(税込)という価格も魅力的!
OIGEN 丸鍋8寸
お国自慢鍋ツル付
次にご紹介するのは、囲炉裏端に鉄鍋をかける姿がピッタリの「お国自慢鍋ツル付24cm」。今のライフスタイルでは囲炉裏端も殆どなくなりましたが、実はキャンプではあるあるのスタイル。焚き火ハンガーに吊るして豪快に使ってみてもいいですね。
裏面は200VのIH調理器のパワーにも対応する厚さで強度も十分!卓上タイプのIH調理器での使用もOKなので、家ではもちろんのこと冬の「お籠りキャンプ」でも大活躍しそうな予感。熱々の鍋をテント内で楽しんでもいいですね。
OIGEN お国自慢鍋 28cm
すき焼ぎょうざ兼用鍋
最後にご紹介するのは「すき焼ぎょうざ兼用鍋24cm」。2~3人で囲めるサイズなのでいろいろな料理を楽しむキャンプでも程よい大きさ。名前のごとくすき焼きや、ニラパワーで食欲を誘うぎょうざも楽しめます。
底が深すぎず平なので実はハンバーグなどの裏返すような料理もOK! 煮込みハンバーグなども上手に作ることができますよ。できたらそのままテーブルに披露すると盛り上がりそうですね。
アイデア次第でいろいろ使える鍋です。
OIGEN すき焼ぎょうざ兼用鍋24cm
使用後のお手入れは必須
鉄器は一般的なダッチオーブンと同様、はじめに錆や焦げ付きを防止するためにシーズニング(油ならし)が必要となります。
使用後の洗浄はタワシ・ササラ・ブラシなどで行い、金タワシやクレンザーは鉄器を傷めるため使用不可。洗浄後は加熱をして水分をしっかり蒸発させるのがポイントです。
最初はこの工程が面倒と感じるかもしれませんが、使い続けることで自分が”育てている”この感じはキャンパーにとって馴染みのある体験かも。
OIGENの鉄器お手入れ詳細はこちら
実物を見たい場合はショップへGO!
岩手県の水沢江刺駅から徒歩10分の距離にある、ファクトリーショップは、昔ながらの南部鉄瓶や鉄鍋はもちろん、 現代のライフスタイルでも活躍する南部鉄器を揃えている工場の直売店です。
カフェスペースがあり、くつろぎながら使い方のアドバイスや相談を受けたりもできます。ここでしか出会えない商品や、アウトレットコーナーもありますよ。
TEL:0197-24-2411
営業時間:9:00-17:00
定休日:不定休
ファクトリーショップの詳細はこちら
OIGENには美味しいが詰まってる
前回紹介しきれなかったOIGENの鉄器の数々。アップデートはできましたか?
どれも、持ち運びに注意すれば家だけでなくキャンプでも使えるのがポイント。鉄器は調理するたびに微量な鉄分を摂取できることから健康面でもおすすめです。無骨なOIGENをライフスタイルに取り入れて鉄器と仲良くなってみませんか?
いま「鉄板」も注目ギア
キャンパーなら一人一枚の時代が来ている!?
Enrich your lifestyle with OIGEN!
OIGENでライフスタイルを豊かに!