クライムベリーライトジャケットって?
クライムベリーライトジャケットは、ゴアテックスの新しい裏地構造”C-KNIT(Cニット)バッカ”を採用したアウター。今までのゴアテックスにはなかった、柔らかくてしなやかな着心地が特徴です。
ポケットなどは止水ファスナーになっており、急な悪天候にも対応できるアウトドア機能もしっかりカバーされています。
クライムライトジャケットとの違いは?
そんなクライムベリーライトジャケットの兄弟分のようなモデルが、こちらの「クライムライトジャケット」。大きな違いは、ゴアテックスのマイクログリットバッカーという耐久性の高い素材を使用していることです。
”C-KNIT(Cニット)”は肌ざわりの良さや軽さに特化した素材なので、やはり着心地の良さはクライムベリーライトジャケットの方に軍配が上がります。
クライムベリーライトジャケットのここが魅力!
まだまだある「クライムベリーライトジャケット」の魅力。さらに深ぼって、人気の秘密に迫ります。
魅力① 「本当にゴアなの?」と疑いたくなる着心地
冒頭でも触れていますが、このジャケットは着心地の良さにかなり定評があります。その理由は、やはりゴアテックスのC-KNIT。
従来のコーティングではなく、裏地に丸編みのニットを採用するという大改革! ゴアテックスのゴワゴワした印象を塗り替える、肌触りの良さを実現しています。
重量もおよそ250g(Lサイズ)と、防水ジャケットとしてはかなり軽量です。
軽く、体にフィットして動きもスムーズです。撥水力も優れ季節問わず万能です。(出典:ザ・ノース・フェイス)
とても軽くて生地がしなやかで使いやすいです。 (出典:ナチュラム)
魅力② ベンチレーションいらずの透湿性!
実はクライムベリーライトジャケットには、ベンチレーションがついていません。それはC-KNITの透湿性能が従来のゴアテックスよりも15%以上も向上しており、ベンチレーションがなくとも快適な着心地をキープしてくれるから。
山頂山荘を前にして激しく雨が降り始めた時、ザックからパッと取り出して急登を登りましたが、ムレはありませんでしたし、山荘に着く頃には中に着ていたウェアが逆に乾くという(笑)透湿性高いなと実感しましたよ。
(出典:妻が突然「キャンプ推進宣言」で、始めましたキャンプ・登山♪)
とブログや口コミでも絶賛の嵐! 自分で調節する手間がなくなるというのも嬉しいポイントです。
魅力③ 雨も風も防ぐ
もちろん魅力は着心地だけではないようです。表地には撥水・防水性に優れているリップストップナイロンを使用し、シームテープ処理もしっかり施されています。フロントのポケットにも止水ファスナーを使用し、防水性をしっかり高めています。
スペック的には数日間の縦走というよりは、日帰り~小屋テント1泊ぐらいの登山時に持っていくのがちょうどいいくらいです。
風が強かったので、耐風のために着ましたがが、安心感がありました^^残雪期とはいえ、真冬のハードシェルでは大袈裟なので、こちらを選んだのですが、大正解でした。(引用:妻が突然「キャンプ推進宣言」で、始めましたキャンプ・登山♪)
街をあるいていて突然雨が降るというシーンは山ならず国によっては多々存在するそんな時にも慌てることはなかったし、行動が制限されることもなかった。
(引用:from experience)
魅力④ 軽さと丈夫さのバランスがいい!
わずか250g(Lサイズ)しかないクライムベリーライトジャケット。およそリンゴ1個分にも満たないぐらいの重さなんです。また写真のようにパッカブル仕様なので、登山はもちろん日常用のレインウェアとして鞄にしまっておくのもオススメ。
逆にここが気になる!
口コミやブログを見ても高評価を受けている「クライムベリーライトジャケット」。細かな部分はどうなっているのでしょうか?
気になる① ポケットの位置
ポケットは、ウエストベルトやショルダーハーネスが干渉しないような位置に設けられています。しかしすべてのバックパックが被らないというわけではありません。念のため、所持しているリュックと確認しておくと安心です。
ポケット自体には、止水ジッパーが施されており防水性はバッチリ。収納もスマートフォンが余裕で入るくらいの広さがあります。
気になる② 生地が薄すぎる!?
同じゴアテックスのC-KNITを採用したモンベルの「ストームクルーザー」は20Dで、平均重量は約257g。それに対し、クライムベリーライトジャケットの生地は13Dとさらに薄い作りになっています。
そのため着心地はストームクルーザーよりいいかもしれませんが、登山でハードに使うのであれば耐久性は劣る可能性があります。
軽量さと耐久性のバランスを考えると、ストームクルーザーを検討してみるのもアリですね。
▼モンベル「ストームクルーザー」についてはこちら!
気になる③ 値段の高さ
クライムベリーライトジャケットは約39,960円(税込)。それに対し、先ほど例に上げたストームクルーザーは約21,060(税込)と、価格差はなんと1万円以上! 両者の違いについては後述します。
サイズ感は?
私は171cm60㌔少々の体型でMサイズを使用している。店頭での試着をすすめるが、俗にいう標準体型の170/60㌔前後の方であればMサイズがいいだろう。
(引用:from experience)
海外製品によくある「袖が長すぎる問題」などもなく、日本人の体型にあったサイジングになっている。
(引用:BBG)
普段着ているサイズと変わらないという意見が多くありました。ただし細身のシルエットであることを考慮して、中にたくさん着こみたい方やゆったり目が好きな方はワンサイズ上を検討してみても良いかもしれません。
街でもオシャレに着こなす!クライムベリーライトジャケットコーデを紹介
こちらはクライムベリーライトジャケットにベストを合わせたコーデ。ファスナーを上まで閉じればタートルネックっぽく見えて、ベストと絶妙にマッチしています。セーターを着こむほどではないけれど、肌寒さを感じる時期にピッタリです。
Tシャツにショート丈のパンツを合わせたカジュアルなコーデとも相性バツグン。クライムベリーライトジャケットは防水&防風効果も期待できるので、キャンプやフェスでも大活躍してくれます。
細身シルエットなので、下がワイドパンツでも全体的にスッキリとした印象に。デニムスカートやハーフパンツと合わせてみるのも◎。
ノースフェイス クライムベリーライトジャケット
モンベルの「ストームクルーザー」と比較してみる
クライムベリーライトジャケットと比較しやすいのが、モンベルの「ストームクルーザー」。ここでは3つのポイントに絞って違いをみてみましょう。
① 生地の厚み
防水透湿素材として両者ともC-KNIT素材を採用。ただし先ほど紹介した通りストームクルーザーの方が厚く、耐久性はストームクルーザーの方に分があると言えます。
クライムベリーライトジャケットはC-KNITの特性を生かした設計なので、ソフトシェルのような「動きやすさ」や「着心地の良さ」を重視しているジャケットなのです。
② 細かな仕様
袖のベロクロや裾の絞り具合を調節するコードなど、作りは違うものの備わっている機能はほとんど同じ。
ポケットに止水ジッパーが採用されていたり、シーム処理も施されているフード付き防水ジャケットという点ではあまり大きな違いは無いようですね。
③ デザイン性
クライムベリーライトジャケットは、C-KNITの素材の特徴である”しなやかさ”や”軽さ”を活かすために、無駄なパーツはすべて省き、立体裁断によりシンプルで機能的な作りなので、街着として違和感なく仕上がっています。
ストームクルーザーは、ゆとりのあるデザインでアウトドア感がより強めのデザインが特徴です。
まとめてみると、耐久性なら「ストームクルーザー」、軽やかな動きやすさを求めるのであれば「クライムベリーライトジャケット」と言えるでしょう。
モンベル ストームクルーザー ジャケット
キレイ目なのに、本格派!
クライムベリーライトジャケットは軽い着心地が特徴的なので、季節を問わずオールマイティーな活躍が期待できます。またレディースもあるので、重いウェアが苦手な方は一度袖を通してみてください!
アウトドアでも街中でも、キラリと光るクライムベリーライトジャケットはかなりオススメです。