家でもキャンプ道具を使ってみよう
機能美に溢れるキャンプ道具を、「家」でも活用している人が増えてきているのはご存知ですか? 収納スペースの節約のために使っている方や、インテリアの味として活用している方など、目的はそれぞれ。
この記事では、「家使い」にフォーカスしたキャンプ道具の活用テクニックをご紹介していきます!まずは私の自己紹介からお付き合いください。
アウトドアライター山畑理絵の自己紹介
アウトドアライターの山畑理絵です。主に雑誌ウェブメディア等で執筆をしています。
四季を通してフィールドにくり出す日々を送りながら、自分にとって心地のいい暮らしを模索しつつ、ハーフビルドした小さなログハウスを拠点に現在活動しています。
22歳くらいのときにはじめたキャンプも、いよいよ今年で10年目。ソトアソビを楽しんでいるうちに、あれよあれよという間にキャンプ道具が増えていきました。
でもアウトドアの道具って、必ずしも安い買い物なわけではありませんよね。それに、1年の大半を眠っているだけじゃ、なんだかもったいない気もするし……。
今回は、そんなアウトドアライターが家でもヘビーユーズしている、3つのキャンプ道具をご紹介したいと思います!
家使いアイテムその1:私流・ちょっと意外なタープ用ポールの使い方
まずは、「タープポール」。キャンプになくてはならない、縁の下の力持ちです。
わたしが使っているのは、MSRの「アジャスタブル ポール」。このスタイリッシュな見た目と、差し色として目立つ“赤色“が好きで、何本か愛用しています。
タープポールをハンギングポールとして活用!
そんなデザイン性の高いポール、家ではグリーンやウェアの「ハンギングポール」に変身します。家のなかでデッドスペースになりやすい、階段の上のスペース。そんな“余白”の活用に、じつは使えるんです!
小さめの観葉植物を吊り下げたり、雨で湿ってしまった中綿ウェアを乾かしてロフトを回復させたり。ときには、シュラフを干す場所にもなっています。
外の物干し竿に干すこともできるけれど、直射日光に当てたくないものってありますよね。そういったアイテムを吊るしたいときに、とても役立っています。
それに、いかにも“物干し竿!!”感がないので、部屋のインテリアともなじみやすい点も、グッドポイント。
ここが悩みの種……
階段がある、もしくは、ポールをひっかける場所がある(もしくは、作る)ことが前提なので、かけられる場所を限定してしまうこと。
あと、中心部に重たいものを吊るすとたわんでしまうので、その辺りは注意が必要です。とはいえ、そもそも本来の用途ではないため様子を見ながら。
MSR アジャスタブル ポール 4フィート 2本セット
家使いアイテムその2:朝食からおつまみ、スイーツもいけちゃうスノーピークのアレ
2つめのアイテムは、『スノーピーク』の言わずとも知れた名品、「トラメジーノ」。わたしがキャンプをはじめたときに買った道具の初期メンバーで、かれこれ10年のお付き合いです。
何を作ってもおいしくできる!
なんといっても、おいしいホットサンドが簡単に作れること!
ホットサンドって、冷蔵庫の残りものの整理にもちょうどいいんですよね。固くなりはじめた食パンも、とにかく挟んで焼けばおいしくなる! ほんと魔法の調理器具だと思っています。
本来はパンの耳を切った方が焦げないけれど、我が家は耳ごと焼きたいタイプ。
異なる食材を一度に調理できるところもいいです。正直に言えば家庭用のフライパンでも事足りるんですが、なんとなくキャンプの気持ちのいい朝を味わえる気がして、トラメジーノを使いたくなっちゃうんですよね(笑)。
ここが悩みの種……
厚みのあるもの(4枚切りの食パンとか)、大きい食材は挟みにくいところ。なので、朝昼はホットサンドとかホットケーキ、夜はちょっとしたオツマミを作りたいときに。
ちなみに、よく作るオツマミは“油揚げの味噌焼き”。油揚げのなかにお味噌(即席みそ汁でもOK)を塗り、トラメジーノに挟んでカリっと焼くだけで即席おツマミの完成です。ぜひお試しあれ!
スノーピーク ホットサンドクッカー トラメジーノ
家使いアイテムその3:これぞ名コンビ! 自宅のくつろぎタイムに欠かせないヤツら
3つめのアイテムは、「座椅子&スリーピングマット」。
座椅子+マットの組み合わせは、家でも最強!
私の家のくつろぎスペースはこの2アイテムで作られています。サッと敷いてサッと片づけられるのはキャンプ道具ならでは。
最初はロフト用にラグマットでも買おうかと考えました。でも、そのためにわざわざ買うのも荷物が増えるし……と悩んでいたところ思いついたのが、このスリーピングマットの3枚敷き。
偶然にも、持っていたマットを総動員したらロフトスペースにジャストフィット! 座椅子&スリーピングマットは、ぐーたらタイムに最高のコンビですね!
ここが悩みの種……
強いて言えば、マットを畳む手間。キャンプや山で出番があるときは、その都度空気を抜いて畳む手間があることくらいでしょうか。
でも眠らせているよりは、使うための手間なんて全然気にならないですけどね!
クレイジークリーク HEX2.0 オリジナルチェア
便利なアイテムは、家でも使いたい!
キャンプ好きなら、“あの特別な癒しの空間、家でも再現できたらなぁ~”とか、“アウトドアテイストの部屋にしてみたい”なんて、一度は考えるもの。かくいう筆者も、そのひとりです。
とはいえ、キャンプ道具を日々の生活に取り入れたからと言って、キャンプさながらの癒し空間を100%再現することはできないけれど、少しはキャンプの空気を味わえる気がしています。
それに、あれやこれやと自分だけの使い方を考えるのも、じつは結構楽しかったりするんですよね!
ほかにもいくつか自宅で使っているキャンプ道具があるので、それはまた次の機会にご紹介したいと思います。