本場、アメリカのバーベキューは…?
バーベキューと言えば、「炭火の上に網を置き、その上で食材を焼く」というのが一般的ですが、バーベキューの本場・アメリカでは「蓋付きのグリルで焼く」というのが主流です。
ガスグリルでも炭火使用のバーベキューグリルでも、蓋があることでバーベキューのおいしさが段違いにアップするんですよ! ではなぜ、蓋があるとおいしいバーベキューが仕上がるのでしょうか? その謎をひも解いていきましょう!
バーベキューコンロが蓋付きだと嬉しい3つのこと
蓋付きのバーベキューグリルがあるとこんなに違う! まずは3つの魅力をご紹介していきます。
その1 塊肉、外はカリッ!中はジューシー!
本場アメリカのバーベキューは、豪快に固まり肉を焼いたり、厚切りのステーキを焼いて楽しみます。これら厚みのある肉に火を通すには、蓋の存在は必須!
仕組みはオーブンと同じで、蒸し焼き効果にあります。加熱により発生した食材の水分が蓋付きグリルの中を循環し、食材が蒸されていきます。そうすることで、遠火の炭火で蒸し焼きすれば外側はカリカリ、中身はジューシーな仕上がりに!
ちなみに水分が少ない食材の場合は、蓋をする前に少量の水をかける、水を入れたアルミ皿などを一緒に置くなどの工夫を!
その2 野菜がパサパサしない!
オープングリル式バーベキューで野菜を焼くと、パサパサしたり、すぐ焦げてしまったりしていませんか?その点、蓋付きグリルなら、その1で紹介した蒸し焼きの構造と一緒で野菜もジューシーに仕上がります!ジューシーで旨みが凝縮された野菜バーベキューをぜひ楽しんでみてください!
その3 手軽に燻製が楽しめる!
燻製というとじっくり時間をかけて作るイメージですが、スモーキーな香り付け程度なら、数分でできあがり。
やり方はいくつかありますが、とても簡単なのは一掴みのスモークチップを水に濡らし、炭の中に投げ入れること。炭火はかなり高温なので、燃焼を抑えるためにもスモークチップは水で濡らしましょう。また水で濡らしたスモークチップをアルミホイルでゆるく包み、炭火の中に置いておくのもいい方法です。
蓋がなければ代用すればいいんです!
蓋付きバーベキューグリルの大きなメリットを3点紹介しましたが、じゃあ蓋がないバーベキューグリルの場合はどうすればいいのでしょうか?
そんな時は、何かで代用してしまいましょう。深さのあるほかの鍋の蓋で代用したり、100均のステンレスボウルやアルミ深皿を蓋代わりにしたり、アルミホイルで覆ってみたり。もちろん本家の蓋にはかないませんが、工夫次第でいろいろ代用できますよ!
製品によっては別売りで蓋を販売しているところもあるので、マッチングを気にする人は一度メーカーのサイトをチェックしてみましょう。
蓋付きバーベキューグリル7選!
こんなにおいしくバーベキューできる「蓋」の存在を、アウトドアブランドが黙って見ているワケはありません。当然、各ブランドから蓋付きのバーベキューグリルがリリースされています。こちらではその中でも厳選した7アイテムを紹介します!
ウェーバー ワンタッチ オリジナルケトル プレミアム 47cm(18.5Inch)
コールマン ロードトリップグリル
コールマン パーティーボールグリル
ロゴス バーベキューコンロ BBQエレグリル
クイジナート Cuisinart CCG-190 Portable Charcoal Grill
バーベキューの幅が広がる、蓋付きグリルで楽しもう!
ただ食材を焼くだけのバーベキューはもう卒業!蓋付きのバーベキューグリルがあれば、蒸し焼き、スモークとバーベキュー料理の幅が広がります。一度食べたら病み付きになるその味を、ぜひ体験してみてください!