はじめの1張と言えば……「タフドーム 3025」
ドーム型テントのド定番、コールマンの「タフドーム 3025」はファミリー向けエントリーモデル。キャンプ場で必ず1張りは見かけると言っても過言ではありません。
ではなぜそんなに人気があるのでしょうか? 今回はその人気のナゾを紐解いていきます。
価格は一般的なキャンプテントレベル
まず価格ですが、31,800円(税別)とごく一般的なキャンプテントレベル。コールマンと並んで有名なブランド、スノーピークのエントリーモデル「アメニティドームM」も32,800円(税別)と同等の価格設定です。
▼「アメニティドーム」についてはこちら!
セット商品もあり!
キャンプデビューテントに「タフドーム 3025」を検討しているのであれば、「スターターセット」がオススメ。
セット内容は、テントの底部の汚れ、傷、浸水から守る「グランドシート」。地面の凸凹や冷気を緩和してくれる「インナーシート」が付いてきます。両者ともテント泊に欠かせないアイテムです。
なぜ人気?「タフドーム 3025」が選ばれる5つの理由
それでは、多くのキャンパーに愛される「タフドーム 3025」の魅力を分析していきましょう!
理由① 設営はシンプルで簡単!
まずは何と言っても設営が簡単であること。下の動画を見れば、それが一目瞭然!
「タフドーム 3025」は、2本のメインポールを十字にクロスさせ、それを湾曲させて立ち上げていくシンプルな構造。
あとはテントの4隅についてる銀色のクリップ(アシストクリップ)を、クロスさせたポールの中に差し込めばOK。それだけでテントが自立します。
まったく初心者でも、1時間もあれば設営できてしまうほどカンタン! 慣れてしまえば15分で設営できるという声も。強い力を必要としないので、女性も手軽に扱えますよ。
小学生になった息子と初キャンプのため、色と大きさと迷いに迷ってこれにしました。小雨の中、1時間くらいで設営できました。(出典:楽天)
設営・撤収は慣れれば簡単だと思いますが、初心者なのでコールマンの公式HPの動画でチェックしておいたらすばやくできました。(出典:楽天)
理由② 高い天井、広い寝室
天井高が約175㎝と、男性が立ったままで着替えられるぐらいの高さがあります。腰をかがめる必要がないのは嬉しいですね。
想像よりも広く、テント内で普通に立つことが出来た。(出典:楽天)
テントのサイズは約300×250㎝。公式で記載されている通り、4~5人家族でゆったり過ごせる広さがあります。
大人2人子供3人で十分な広さでした。(出典:楽天)
理由③ 室内を快適にしてくれる機能
夏場、特に気になるのはテント内の室温。大抵のテントには、天井部分にベンチレーター(通気口)がついており、上昇してきた空気熱を外に排出し、室内の温度上昇を和らげてくれます。
「タフドーム 3025」には、そのベンチレーターが天井部とテントの下部にもついています。下部のベンチレーターから新鮮な空気を取り入れ、天井部にこもっている温かい空気を上部のベンチレーターから排出する。この空気循環が、室内の温度を快適に保ち続けてくれるのです。
理由④ 風にも雨にも強い
テントは、背は高いと風の影響を受けやすいとされています。冒頭でも触れたスノーピーク社の「アメニティドーム」は高さは約150㎝。「タフドーム 3025」はそれより約25㎝も高くなるわけです。
しかしご安心を。コールマンの実証テストによると、強風域と言われている風速15m/s~20m/sにも耐えられることが証明されています。
また耐水圧でいえば「タフドーム 3025」は2,000mm。一般的に強い雨に耐えうるスペックは1,500mmと言われているので、その基準をはるかに上回るスペックです。まさに「タフ」と名乗るにふさわしいテントですね。
キャンプ中ゲリラ豪雨が発生、かなり降ったのですが、耐水性に全く問題ありません。(出典:楽天)
理由⑤ キャノピーポールで広がる前室
別売りの「キャノピーポール」で入口のパネルを跳ね上げると、あっという間に屋根が完成。タープとまではいかないものの、小さなテーブルやチェアなどが置けるちょっとしたリビングスペースを確保できます。
もちろん入口のパネルを跳ね上げずとも、左右にサイドウォールがついているので、雨風から靴を守ってくれるスペース十分にあります。
コールマン タフドーム 3025 スタートパッケージ
コールマン テント タフドーム 3025 スタートパッケージ
コールマン タフドーム 3025
「タフドーム 3025」の気になるところ
タフさと快適性を兼ね備えた、魅力的なテント「タフドーム 3025」。しかし少し気になる部分もあります。
① 遮光性が気になる
「タフドーム 3025」はUVPROが採用されています。しかし、これは紫外線によるテントの劣化を防ぐための加工であり、紫外線をカットする機能ではありません。
つまり光量が調整されずに入ってくるので、日中は眩しく感じることもあります。このため、暑い夏場はテント内の気温が上がりやすく、日陰の多い林間サイトなどを選ぶことをオススメします。
② 付属のペグが頼りない
ペグとハンマーは付属。しかしプラスチック製なので、サイトの地面が固い場合などには割れてしまう可能性もあります。スチール製のペグなどを別に用意をしておくと安心ですよ。
テントに付属してくるこのプラスチックのペグやハンマーはとても使いづらいです。固い地面ではこれでは打ち込めないことも。なんとか打ち込んでも、力が入りにくく、設営がすごく大変になることも。(出典:ちょっとキャンプ行ってくる。)
コールマン スチールソリッドペグ 20cm/1pc ブラック
コールマン 金属ハンマー P/Mスチールヘッドハンマー2
進化系がきたー!「タフドーム 3025+」も要チェック
「タフドーム 3025」の気になる点として遮光性をあげましたが、その課題をクリアしたテントが2018年の新作で登場! その名も「タフドーム 3025+」です。
サイズは「タフドーム 3025」と同じですが、重量は1㎏ほど重くなりました。他にも一部の素材が変わっていたり「タフドーム 3025」と異なる点は複数ありますが、一番大きな違いは新技術『ダークルーム(TM)テクノロジー』を採用している点です。
真っ暗な部屋がつくりだす“快適空間”
『ダークルーム(TM)テクノロジー』とは、日光を90%以上カットしてくれる遮光性に優れた素材を使用し、テント内の温度上昇を抑える新システム。
テント内の最大温度差は「タフドーム 3025」と比較すると何と13.5℃! 真夏の寝苦しさもこれで解消されます。
▼ダークルームテクノロジーの効果はいかほど?実際に試してみた記事はこちら
「3025」以外のタフドームも見ていこう!
ここまで「タフドーム 3025」を中心に詳しく見ていきましたが、実は他にも”タフ”の名を持つドーム型テントがあります。それが「タフドーム 240」と「タフワイドドーム IV 300」です。
見た目もそっくりなこの2モデル。一体「タフドーム 3025」との違いはなんでしょうか? さっそく見ていきましょう!
「タフドーム 240」
テント内の広さが約240×240㎝と、約300×250㎝である「タフドーム 3025」よりも一回り小さいテント。
対応人数は2~3人用。耐水圧や他の機能はそのままですが、小さくなった分、重量は約7.5㎏と「タフドーム 3025」に比べて3㎏も軽い! しかも価格も抑えられています。
もう1つ注目してほしいポイントは、フロアの素材。「タフドーム 3025」は210Dポリエステルタフタで、「タフドーム 240」は210Dポリエステルオックスフォードです。
オックスフォードの方が、タフタよりも引き裂き強度があり耐久性に優れています。「タフドーム 3025」ほどの大きさを求めていないという方には、「タフドーム 240」もオススメですよ!
コールマン タフドーム/240
タフワイドドーム IV 300
「タフワイドドーム IV 300」の天井高はなんと約180㎝! 「タフドーム 3025」より約10㎝も高く、男性でもほとんどストレスフリーに過ごせるテントです。
サイズは正方形の約300×300cmで、対応人数は4~6人と「タフドーム 3025」よりも少し広さがあります。ということは重量もそれなりに増える……?と思いきや、その差は600gほど。
5人家族でも、一人一人が伸び伸び過ごしたい! というのであればこちらのモデルがオススメ!
コールマン タフワイドドームIV/300 スタートパッケージ
コールマン タフワイドドームIV/300
「タフドーム 3025」でキャンプデビューだ!
アシストクリップが搭載されたことで、より手軽に扱えるテントとして進化を遂げた「タフドーム 3025」。ファミリーが過ごしやすい居住性の高さ、雨風にも耐えうるタフなスペックも魅力です。
はじめてのテント候補に、ぜひ「タフドーム 3025 」はいかがですか?
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タフドーム 3025でキャンプを始めよう!