着火剤って何がいいの?
焚き火に集まって家族や仲間と語らう夜。キャンプの中でも特別な時間ですよね。
ただ、最高の焚き火タイムを過ごすために必要なのが「火起こし」。なかなかうまく行かず、一生懸命うちわで扇いだり小枝を拾ってみたりと、苦労したことがある人も少なくないのでは?
何事においても始まりは重要。スマートに焚き火を楽しむために「着火剤」を使いましょう。ただ、この着火剤にもいろいろと種類が豊富で何を買えばいいのか悩むところ……。
そこで今回は編集部がセレクトした5つの着火剤について、値段や成分、燃焼時間を検証してみます!
検証① 値段や成分などスペックをチェック!
それでは今回検証する5つの着火剤について、成分や値段など基本的なスペックをご紹介します!
富士屋「文化たきつけ」
まず1つ目は、ホームセンターなどで昔から売られている「文化たきつけ」。価格は680円で18本入りなので、1つあたり38円。ただしホームセンターなどでは、もっと安く売られているという情報もあります。
素材は「木材繊維質・灯油」と記載がありますが、つまり「おがくず」を固めて灯油を染み込ませたものです。この灯油の匂いが少しきついのが人によっては気になるところ。
キャプテンスタッグ「ペーパー着火剤」
続いて、キャンパーなら知らない人はいない「キャプテンスタッグ」より少し珍しい「ペーパー着火剤」。お値段、555円で18個入り。1つあたり31円。
素材は「パルプ」と記載がありますが、商品名の通り「紙」そのもの。植物油を染み込ませているということで、こちらも少し匂います。
ブッシュクラフト「ファイヤーキャンディー」
こちらはキャンディー? ではありません。ブッシュクラフト社のおしゃれな着火剤。お値段1,050円で20個入り。1つあたりは53円。
素材について記載はありませんが、外側がロウということだけは推察されます。実際に燃え上がるのはキャンディーの中の芯の部分(写真左)。
また一番の特徴は香り付きという点。匂いの種類はグレープフルーツ、ピーチ、シトロネラ、ライムの4種。プレゼントにも喜ばれそうですね。
ロゴス「防水ファイヤーライター」
続いて編集部人気ナンバー1のアイテムがこちら。ロゴス「防水ファイヤーライター」。金額777円で21個入り。1つあたり37円です。
主成分は「n-アルカン」ということ。アルカンとはパラフィンとも呼ばれ、石油に含まれる成分のことですが、詳しくは化学の世界なので割愛させていただきます……。匂いは少し抑えめですがあります。気になる人は気になるかもしれません。
コメリ「らくらく着火剤」
そして最後の着火剤はこちら。コメリに行った時にたまたま発見して、参戦が決まった着火剤。コメリの通販サイトにて128円で販売。4つ入りなので、1つあたりは32円。
独特の形状と色をしていますが、匂いはほとんど感じません!
素材は写真の図の通り「竹の紙」と「おがくず」。先ほどロゴスの着火剤でも触れたパラフィンを染み込ませているということです。どのように燃えてくれるか、非常に楽しみです!
それでは、実際に燃やしていきますよ!
検証② 燃焼時間と燃え方をチェック
一番気になる「燃焼時間」について、検証の結果をどうぞ!
富士屋「文化たきつけ」
火をつけた途端にこの燃えよう! 全5アイテムの中でも勢いは一番! ただ、燃焼中に黒い煙がでているのが少し気になる点。
燃焼時間は3分3秒という記録。さあ、この記録をベンチマークに他アイテムの記録はどうなっていくのでしょうか!?
キャプテンスタッグ「ペーパー着火剤」
燃え始まりはゆっくりと。じわじわ火が広がって行きます。炎の高さも申し分ありません。
そしてタイムは、3分18秒! 文化たきつけを上回ってはおりますが、最初の炎の大きさで考えるとピーク時の燃焼時間は同程度でしょうか。
ブッシュクラフト「ファイヤーキャンディー」
続いてファイヤーキャンディー。芯の部分をもっと毛羽立たせればよかったのかもしれませんが、炎は小さめ。趣があるといえばありますが……。着火剤としては少し物足りないかもしれません。
ただ、なんといっても香りが良いです! 癒されます。癒された時間は6分33秒! 炎の大きさは小さかったとはいえ、前の2つを大きく上回る好タイムを記録。
ロゴス「防水ファイヤーマッチ」
さて、事前予想1位のロゴス。炎の大きさも申し分なし。
6分を超えたあたりで炎の大きさは小さくなりましたがそれでも消えません。そして、タイムはなんと11分15秒を記録! これは、優勝1位決定か……・
コメリ「らくらく着火剤」
最後、番狂わせを起こせるか。コメリ「らくらく着火剤」の出番です。
すっかり日が落ちて画像が少しブレてしまっていますが……燃え上がり方は申し分なし。6分を超えても燃え続けます!
外側の竹紙の部分は燃えつけて、中に入っていたおがくず3つがそれぞれ燃えています。
ロゴスの燃焼時間を超えられるか期待したものの……結果は9分39秒! 惜しくもロゴスには届きませんできた。それでもかなりの好結果! コメリ、侮れません。
最後に、今回の検証結果を図でまとめます!
検証結果まとめ!
こちらが値段と燃焼時間など、検証結果をまとめた一覧。
着火剤としては、燃焼時間も長く防水性の高いロゴスが有利といったところでしょうか? あなたならどれを選びますか?
キャプテンスタッグ ペーパー着火剤
ブッシュクラフト ファイヤーキャンディ
ロゴス 防水ファイアーライター
コメリ「らくらく着火剤」
インターネットでの購入はこちら
ロゴスに勝てるアイテムはあるのか……!?
今回は事前に予想していた通り、やはりロゴスの防水ファイヤーライターが良かったという検証結果に。しかし、使い切りサイズのコメリ「らくらく着火剤」もしっかり奮闘。ロゴスアイテムに迫る良さを見せてくれました。
あなたもいろいろな着火剤を試してみて、お気に入りの1つを探してみてくださいね!
焚き火台は何を選ぶ?
着火剤は決まりましたか? 次は焚き火台を決めましょう!
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