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めざせ脱・初心者!
キャンプを始めたからには、いつまでもビギナーに見られたくないって気持ち、ありますよね。そんな気持ちとは裏腹に、いかにもキャンプビギナーに「見えてしまう」振る舞いって、実はあるんです。
心当たりがある方はぜひ、この記事を参考に脱・初心者を目指していきましょう!
初心者がやらかしがちなこと
大事な道具を忘れたり、いつも同じ料理だったり、テント設営にやたら時間がかかったり……心当たりある方、いらっしゃるのでは?
すぐ効く解決策、あるんです!
初心者あるある①:テント設営に異常に時間がかかる
キャンプサイトに着いてすぐにやらなければならないこと。それは、テントの設営。ここに時間をとられてしまうと、疲労感はどっと増すばかりです。
遊ぶ時間までどんどん少なくなってしまっては、キャンプの楽しさも半減というものです。そうならないよう、時短設営のコツを習得していきましょう!
すぐ効くテク①:作業はすべて風上から。最初にキレイに広げるのが肝心!
ペグ打ちやポール立てテント設営の基本は、風上から作業すること。もし風下から取りかかってしまうと、テントが風にあおられてバタバタと波打ってしまい、設営するのも一苦労です。
また、雑な広げ方のままで立てようとするとムダな時間を浪費してしまいます。スムーズな設営の第一歩はテントをキレイに広げること。それができればテントのスリーブにポールをスムーズに通せます。
面倒くさがらないことが、結果時短につながるのです。
すぐ効くテク②:地面と相性のいいペグをダブル打ちで強度UP
強風時はどうしても設営に手間取ります。そんなときは、「タブルペグ」が有効です。ペグを2本使って、X字にクロスして打ち込めば強度が増します。
ペグを余分に持っていないときは、一般的なドーム型テントの場合、メインフレームから伸びるロープの4カ所だけダブルペグにしてもOKです。
地面が固いときは鍛造ペグがおすすめ。逆に砂地など柔らかいときは接地面積の多いプラスチックペグが効果的です。地面に合わせたペグ適正を知っておくとより早く立てられますよ。
エリッゼステーク8本入り
キャプテンスタッグ プラペグ30.5cm4本組
すぐ効くテク③:フラップ巻き上げは外から内へ
テント設営もそろそろ仕上げの段階へ。フラップは外巻きだと雨水が入って溜まってしまうので、内巻きが理想です。
ただ、内巻きの動作はけっこうやりにくいのです。そこで、「8割がた外巻きにして、最後の2割だけ内巻きにする」というテクを使いましょう。これでフラップ内部へ雨が侵入しませんよ。
初心者あるある②:忘れ物が多い
大事なものに限って「あ、忘れてきた!」は多いもの。そうなると一気にテンションだだ下がり、なんてことにならないよう、忘れ物対策を講じておきましょう。
ちなみに筆者はナイフを忘れたことがありますが、肉は塊で、野菜を手でちぎる超男前料理をすることになってしまいました……。
すぐ効くテク①:必需品はコンテナに入れっぱなしにしておく
忘れっぽい方、心配性な方は、毎回必要なキャンプ用の羽織りものやギア、食器などをコンテナにひとまとめにして部屋に置いておくのも手でしょう。
今人気のTHOR(ソー)のコンテナなら見た目もグッド。そのまま家で見えるところに積んでおいても悪目立ちしません。キャンプのときはそのまま車に積んで運べばOKです。
さらにコンテナは現地でテーブル代わりになるので一石二鳥。ビギナーにとって大変重宝するギアなんです。
トラスト ソー ラージトートウィズリッド75L/オリーブ
すぐ効くテク②:マットを忘れたらダンボールを敷いて底冷え対策
これからの季節、マット忘れは致命的。それでも忘れてしまった!というときは、緊急的にダンボールを活用してみましょう。ダンボールはハニカム構造で空気の層を作ってくれるので、とても断熱性が高いんです。
もしマットを忘れてしまったら現地スーパーなどでダンボールをゲットしておけば一安心。フロアシートに直で寝るのとでは全然違ってきますよ。その後は、キャンプ場に捨てずにちゃんと家に持ち帰ることが条件です。翌日の焚き火の着火剤として利用するのもいいですね。
すぐ効くテク③:大判ブランケットを車内常備でアウター忘れ対策に
どんどん気温が下がっていくこの時期に、うっかり防寒系アウターを忘れて子どもたちが寒がったりしては大変です。わざわざ遠くまでアウターを買いに行くなんて事態にもなりかねません。
対策としては、常に車に大判ブランケットを常備しておくといいでしょう。羽織るにも、膝掛けにも、毛布にもなるので、備えておくに越したことはありません。
ポーラー×ペンドルトン ブランケット
すぐ効くテク④:新聞紙は多くの忘れ物をカバーしてくれる
新聞紙は必需品といってもいいほど守備範囲が広いスーパーアイテムです。まず、忘れ物としてありがちな着火剤を忘れても焚付けになります。濡れた靴の中に詰めて乾燥させたり、油汚れのついた網やフライパンを拭いたりもできます。極めつけはアウターの中に仕込めば防寒インナーにも! アレコレ忘れても超有能なのが、新聞紙なのです。
その他、ガムテープ、ハンガー、ビニール袋、ブルーシートなどのアイテムは予備で持っておくといざという時に役立ってくれるはずです。
初心者あるある③:料理がカレーばかり
キャンプでカレーは定番で美味しい料理ですが、そればかりだとちょっと飽きてしまいますよね。料理下手でも脱マンネリ方法を紹介します!
すぐ効くテク①:超カンタンなのに“デキるふう”の料理をひとつ覚えておこう
BBQグリルは何も肉を焼くだけのものではありません。ホイル焼きにもチャレンジしちゃいましょう。鮭のホイル焼きなら、簡単なのに本格風の料理が実現します。
鮭に玉ねぎスライスとしめじをのせて、塩こしょうを振り、バターをのせてホイルで包んだらもう出来上がったようなもの! 鮭に火が通ったら完成です。お手軽なのに、しっかり料理している感じが出ますよ。
すぐ効くテク②:缶詰はやっぱり偉大
最近の缶詰クオリティは侮れません。その中でも定番・人気なのがサバ缶でしょう。「サバ缶オニオン」は、ホイル焼き同様とても簡単で美味しくなりますよ。
まずサバ水煮缶の水気を切ります。薄くスライスし水にさらした玉ねぎをサバにのせ、ブラックペッパーを振ってマヨネーズを和え、パセリを添えればもうできあがり! つまみにはたまらない時短料理の完成です!
初心者あるある④:クルマにうまく積めない
「あれ? 前回は積めたのに、今回は積めない」「行きは積めたのに、帰りが積めない」なんて不思議なことがキャンプビギナーにはおこりがち。車載がきっちりスムーズにできれば、ビギナーから一歩脱却できたも同然ですよ!
すぐ効くテク①:クーラーは奥にしまいすぎない
まず、クーラーボックスは手前! これを覚えておきましょう。大きな箱物なので最初に置きたくなりますが、途中で買った食材などを入れたりするシーンが意外と多いもの。なので取り出しやすく開閉がしやすい手前におくといいでしょう。
すぐ効くテク②:テーブルはそのまま積み込むといい場合も
テーブルは、いくら折りたたみ式とはいえ積むときには案外場所をとるものです。なら、逆転の発想でたたまずにそのまま積んでしまうというのも一つの手です。そうすれば車内で下段、上段に分けて収納ができるようになります。
あらかじめそのまま積むのを想定したテーブルもあります。DODのグッドラックテーブルなら中段にも収納可能で、上手に車載がはかどりますよ。
なお、テーブルの上段には重いものは乗せないようにするのがポイントです。
DOD グッドラックテーブル
すぐ効くテク③:柔らかいアイテムですき間をふさぐ
いくらみっちり積んでいっても、どうしても隙間ってあいてしまいます。なので、柔らかい寝袋やラグ、布類などは後半まで積まないでおきましょう。
最後に、生じた隙間にギュギュっと押し込めば、有効スペースを無駄なく活用できます。
コツを抑えれば、それだけでステップアップ!
設営・忘れ物・料理・車載といったジャンルにおいて、初心者の「やらかしがち」パターンと対処法を紹介しました。今回紹介したことが「なんだ、いつもやっていることじゃん」という方は、もう中級者以上といっていいでしょう。
逆に、バッチリ当てはまってしまった方は、これさえおさえればもう初心者卒業、といっても過言ではないですね! 徐々にステップアップして、キャンプで楽しめる時間をもっともっと増やしていきましょう。
Initiation into the secrets in your camp!
キャンプで免許皆伝!