ドックドーム Pro.6ってどんなテント?
ドックドーム Pro.6は、Dock=他のテントとのドッキングを想定したモデル。アウトフレーム構造による独特なフォルムが話題を呼び、2014年のグッドデザイン賞にも選ばれました。
定番の「アメニティドームL」と同程度なので、4人家族などファミリーで使いやすいサイズ感も魅力です。
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今までなかった!ドーム型にアウトフレーム構造を採用!
特徴は、アウトフレーム構造(フレームがフライシートの外にくる構造)を採用していること。そのためフライシートのみで自立できるので、吊り下げ式のインナーテントを外せばシェルターとしても使えるんです!
飽きのこない汎用性の高さ
ドーム型テントとタープを立てたノーマルなスタイルはもとより、専用以外のインナーテントを利用したカンガルースタイルや、他テントとのドッキングなど、アレンジの幅が広いのもドックドーム Pro.6の魅力。
ドックドーム Pro.6の特徴5つ
その他、ドックドーム Pro.6ならではの特徴を見ていきましょう!
特徴①天窓で明るい空間に
テント上部にはメッシュの天窓がついているため、優しい光が室内を明るくしてくれます。もちろん雨天時はファスナーを閉めればOK。
特徴②メッシュすべてが開閉可能!
全方位にメッシュパネルがついており、ドーム型テントとは思えないほどの開放感を実現! フライシートとインナーテントのメッシュパネルの位置が同じなので、温度調節も思いのまま。虫を気にせず自然との一体感を味わえます。
またすべてのメッシュパネルが開閉できるので、細かな温度調節も思いのまま。また前後室の出入口はメッシュを開閉できるので、薪ストーブなど燃焼器具を設置しやすいのも特徴です。
特徴③ベンチレーションとマッドスカートで冬キャンプも快適
フライシートのサイド上部4か所にあるメッシュパネルには”ひさし”(小さい屋根)がついているので、内側からメッシュパネルの上部を少し開ければ、雨の日でも室内換気が可能です。
また、裾にはスカートが装備されているため、テント下部からの雨や冷気の侵入を抑えてくれます。ドックドーム Pro.6は、晴れの日だけでなく、雨が多い時期や気温が低い時期でも快適に過ごせそうですね。
特徴④家族4人で広々と使える空間
ドックドーム Pro.6のインナーテントは、大人4人子供2人を想定した広さ。人数が少ない場合は、インナーテントの代わりに小さな別のテントを入れてカンガルースタイルにすると、リビングスペースをより広く使うことができますよ。
インナーテントを使わずにシェルターとして使う場合、天井高がやや低めなので、ロースタイルがオススメです。天窓とフルオープンメッシュパネルの効果で、圧迫感が少なく開放感があります。
特徴⑤設営しやすい!
Pro.シリーズの幕帯は、210Dの厚手の生地を使用している場合が多いのですが、ドックドーム Pro.6は一般的なテントと同じ75Dの生地を使用しています。なので生地は軽く、設営時に扱いやすいのもメリットです。
ポールは軽くて軽量、その上しなやかに曲がるため、ほとんど力をかけずもテントを立ち上げることができます。基本的には2人で設営しますが、ポールの順番さえ覚えてしまえば1人でも立ち上げられてしまう程、設営が簡単です。
フライシートのみで自立するため、雨の日でも濡らさずにインナーテントを設営できますね。
ドックドーム Pro.6の気になるところ4つ
続いては、気になった4点についてご紹介します。キャンパー歴やスタイルによっては気にならない方もいるかもしれませんが、確認しておいた方がいい箇所を挙げてみます。
気になるところ①「高さ」が足りない
ドックドーム Pro.6の室内高は160㎝なので、多くの方が腰をかがめる高さ。前室はさらに低いため「出入りのしにくさ」を感じるという口コミも散見しました。
しかし、この天井高の低さは風のダメージを受けにくくするため、快適性と耐久性を考慮したスノーピークならではのこだわり。ロースタイルを取り入れることで、リビングルームの高さに関してはあまり気にならないようです。
気になるところ②シールドルーフ(別売)がないと厳しい?
オプションで購入できるシールドルーフ。天窓は光が差し込んで気持ちがいい反面、真夏の暑い日はテント内が暑くなりすぎてしまうことも。その際はシールドルーフがあった方が安心。気温差による結露も軽減することができます。
気になるところ③前室の出入り口が狭い!?
本体のサイドにメッシュパネルはついていますが、出入りはできません。なので出入口は前室・後室のどちらかですが、前室は天井が低く「出入りしずらい」いう口コミが見受けられました。
一方で後室は前室よりも高さがあり、しかもポールを2本使えば跳ね上げることができるので、後室を出入り口として使用する方も多いようです。
気になるところ④手が出しにくい値段
スノーピークのPro.シリーズということもあり、価格は¥149,000 (税別)。おいそれと簡単に手を出せるものではないですよね。
確かにドーム型テントとして考えると高く感じますが、ドックドーム Pro.6はシェルター(スクリーンタープ)として使えたり他テントとドッキングできるなど、使い方の幅がかなり広い。しかもオールシーズン対応できるスペックを持っています。
新しい幕を買い足すことなく様々なスタイルに挑戦できるので、長い目でみて購入を決めるキャンパーも多いようです。
▼メッシュシェルターの詳細はこちら!
▼リビングシェルの詳細はこちら!
設営の方法について
基本2人で行うのが理想ですが、手順とコツさえつかんでしまえば1人でも張れるくらいに、設営はシンプルで簡単。
メインポールは赤1色で、ポールを通すスリーブは赤、差し込むピンにも赤のロープがついているので非常にわかりやすいです。サブポールは赤と青のツートンカラーで、入口の部分が青のスリーブに青のロープがついたピンに差し込みます。
あとはポールにフックをかけていき、ペグ打ちするだけ。最後に入口を作るために、赤の細いポールを赤いスリーブに通して、赤のロープがついたピンに差し込んで完成です!ポールとフレームの色が同じなので、「どこ通せばいいの?」と迷わずにすみそうですね。
設営時間はどのくらい??
講習会では、女性が1人で説明しながら設営しましたが、約10分ほどでアウターの設営が完了。インナーとトップカバー、ペグダウン入れても30分は絶対かからない感じですね〜(^O^)楽チンそうでした。
- (出典:ミニミニキャンプ)
設営が簡単なので、慣れれば1人でも20~30分くらいで設営できるようになります。(出典:canvas)
大きいサイズですが、シンプルな構造かつ全体的に軽量なので、設営自体はさほど難しくないようです。
連結できるテントは?
ドックドーム Pro.6の前室には”連結機能”が備わっているため、オプションの連結用アイテムを使用せずとも他のテントとのドッキングが可能なんです。
アメニティドームやランドブリーズ、リビングシェルと連結し、さまざまなスタイルを楽しむことができます。どんなテントと連結できるのか、チェックしておきましょう!
スノーピーク アメニティドームS
スノーピークの定番テントであるアメニティドーム。ドッキングする場合は、アメニティドームを寝室、ドックドーム Pro.6をリビングとして使うスタイルが多いようです。
スノーピーク アメニティドームS
スノーピーク ランドブリーズ4
アメニティドームよりもワンランク上のドームテント、ランドブリーズ。アメニティドーム同様、前室に連結して寝室として利用することができます。
スノーピーク(snow peak) テント ランドブリーズ
スノーピーク リビングシェル ロング Pro.
ドッキングする場合は、リビングシェルロングPro.をリビングとし、ドックドーム Pro.6を寝室とするスタイルがオススメ。天気のいい日にはフルメッシュにすることで、開放感たっぷりな広々としたサイト空間が実現します。
スノーピーク リビングシェル ロング Pro.
60周年モデル&アイボリーカラーにも注目!
ドックドームPro.6には、スタンダードモデル以外にも、60周年モデルとアイボリーカラーの2種類があります。スタンダードモデルとの違いはどこなのでしょうか? さっそく見ていきましょう!
60周年モデルの違い
スノーピークの創業60周年を記念して作られた限定モデル。スタンダードとの大きな違いは、フライシートに裂けに強いリップストップ素材を使用していること。
そのため、若干重量も重たくなっています。また価格もその分高めに設定されているのでご注意を。
スノーピーク 60周年記念 ドックドーム Pro.6
アイボリーカラーにも注目
機能はそのままに、爽やかなアイボリーカラーでグラマラスなキャンプを演出してくれるドックドーム Pro.6アイボリー。日差しを通しやすいカラーであるため、スタンダードではオプションであったルーフシールドが標準で装備されています。
スノーピーク ドックドーム Pro 6 アイボリー
ドックドーム Pro.6でマルチなキャンプスタイルを楽しもう!
テントやシェルターとして。はたまたテントやシェルターと連結して。さまざまな楽しみ方ができるスノーピークのこだわりのつまったドックドーム Pro.6。欲張りなキャンパーたちの多様な要望に応えてくれる多機能テントをあなたはどう使いこなしますか?