時代は今「ダサかっこいい」流れに
昔ながらの角ばったクルマやカセットテープ、DA PUMPなど、80年代〜90年代のテイストが今の30代、40代の人には懐かしく、若い人には新鮮に映っているようです。
腕時計でいえばやっぱり80年代に誕生した「Gショック」。中でも最初期の通称「スピードモデル」が、一周回って”ダサかっこいい腕時計”として今ふたたび注目されています!
映画「スピード」でキアヌ着用しブレイク
1994年公開の映画「スピード」で主演のキアヌ・リーブスが初期モデル「DW-5600」を着用し、映画とともにGショックも世界的に広まりました。それから「スピードモデル」と呼ばれるように。
これぞ初期角型の完成形!
1983年にファーストモデルとしてDW-5000がリリースされ、最もクラシックな角形フォルムのGショックが誕生しました。
1987年には進化系のスピードモデル「DW-5600」が生まれ、キアヌが着用したこともあり大ヒット。「オリジン」という公式モデル名をカシオから付与されているのは今も5000系と5600系の2つだけです。
キャンパー向きな理由とは?
そんなバックボーンを持つスピードモデル。歴史があるだけでなく、実際に使ってみるとキャンパーにも嬉しい機能が満載なんです!
20気圧防水&ショックレジストというタフネスぶり
防水性はアウトドア派の人には重要なポイント。キャンプで200m(20気圧防水)潜ることはありませんが、オーバースペックは男ゴコロをくすぐるもの。それだけ防水性が高ければ水遊びや食器洗いも気にせずいけます。
また、うっかり落としても、テント内の暗がりで踏みつけても全然へっちゃら。細かいことを気にせず使えるのは野外ではかなり魅力的です!
ホールが多くて腕にジャストフィット
バックルにはしっかり”CASIO”の刻印入りです。
デカすぎないから大人好み
このテの腕時計は腕からはみ出すくらいサイズがデカいのが定番ですが、スピードモデルは大きすぎない程よいサイズ感。”ゴツゴツしすぎていないGショック”というのが逆に新鮮で、1周回って今っぽいです!
型番をスラスラ読み解ければもうGショッカー
スピードモデルの型番「DW-5600E-1VER」が示す意味とは?
型番表示を左から読んでいくと、Dはデジタル(Aならアナログ)、Wはウォーターレジスト(防水)。5600がシリーズ番号、EはELバックライト搭載モデルです。
1は色(1が黒、2なら青、3は緑)、Vは海外モデルでERが欧州(Jなら国内モデル)、Rは専用箱あり(Fなら専用箱なし)と読んでいきます。これだけで気分はもうGショック通?!
DW-5000とDW-5600の違いとは?
ファーストモデルのDW-5000と、その進化系DW-5600はほとんど同じに見えますが、大きな違いは裏側にあります。
裏蓋がねじ込み式の”スクリューバック”なのがDW-5000で、四隅をネジでとめる”パネルバック”なのがDW-5600(生産年により例外あり)です。
また、DW-5000はデジタル面まわりにレンガ調のデザインがあしらわれていますが、DW-5600は模様なし。細かい色使いや文字配置も若干異なるので、違いを比べてみるのも楽しいですね。
気になる点も……なくはない
”シンプル・イズ・ベスト”で幅広い世代から支持されるスピードモデルですが、気になる点が全くないわけではありません。どんなところかと言うと……?
加水分解がこわい
ウレタンゴムの宿命、加水分解。長年使っていると、ベタつきやひび割れが起こってきます。
高温多湿や汗に弱いので、風通しがいいところで保管するのが理想的。ずっとしまっておくと加水分解を促進してしまうので、こまめに使用することも大事です。
ただ素材の改良もあり、従来と比べると耐用年数はかなり伸びてきているようです。
焚火の臭いなどがうつりやすい
キャンプで使っていると、焚き火の臭いがうつりやすいという声もチラホラ。また、使っているうちにどうしてもテカリや変色がでてきます。
だからといって使わないでいると加水分解してしまう……。ここは悩みドコロですが、使ったらこまめに拭くなどして手入れをしながら愛用するのがよさそうです。
生誕35周年! スピードモデルのお仲間たち
1983年に誕生したGショックは今年で35周年! 長い歴史の中でスピードモデルにもさまざまな派生形が生まれてきました。
それでは注目のスピードモデル・ファミリーを見ていきましょう!
本家スピードモデルはやっぱり外せない
現行で買える最もベーシックなスピードモデル。上の写真は国内版で、防水表記は”20BAR”となっています。海外版では”200M”の表記になるなど、若干の違いがあります。このあたりもマニア心をくすぐりますね。
CASIO G-SHOCK DW-5600E-1V
スマホとリンクした最先端モデル
元祖スピードモデルのルックスを保ちながら、スマホとアプリ連動した先進タイプがこちら。電波ソーラーで電池交換不要、さらに時間を自動修正してくれる「マルチバンド6」も搭載されています。
CASIO G-SHOCK スマートフォンリンク GW-B5600BC-1BJF
ニューエラとの周年記念コラボ!
Gショック生誕35周年記念モデルとして登場したこちらはスピードモデルがベース。ニューエラを代表するベースボールキャップ「59FIFTY®」のサイズステッカー配色である「黒×金」が文字盤に使われています。
帽子型の専用ケースが付属するのも嬉しい限り!
CASIO G-SHOCK ニューエラ コラボモデル DW-5600NE-1
スピードモデル、試してみる?
日々移り変わりの激しい世の中で、”変わらない定番”として君臨し続けるGショック「スピードモデル」。35年に渡る歴史をもちながらも、一向に色あせない普遍的デザインはさすがの一言です。
これからも永遠の定番として目が離せない「スピードモデル」。キャンプでも街使いでも、あなたの腕にジャストフィットかも?!
”SPEED MODEL” is so cool now!
”スピードモデル” が今またイイ感じ!