キャンプって、何かとこぼしがち
焼肉のタレ、カレーライス、しょう油、コーヒー、ケチャップ、ワインなど、仲間とワイワイやってるうちにいつの間にか服についちゃってること、ありますよね。
キャンプに汚れはつきものですが、やっぱりお気に入りの服が汚れたりしたらテンション下がりますよね。
スピード感が何より大事
服にしみが付いた瞬間「ああ、もうダメだ……」と諦めの気持ちになりますが、実はすばやく対処すれば案外キレイにしみ抜きできるって知っていましたか? とにかくスピード感が大事なんです。
キャンプに持ってきているものでいける!
もちろん重曹や衣類用漂白剤などがあれば強い味方ですが、キャンプ場には持ってきていないことがほとんどでしょう。
それを踏まえたうえで、多くの人が持参していると思われる「シェラカップ」と「歯ブラシ」さえあればできる、キャンプ用の簡単しみ抜きテクニックがあるんです!
シェラカップでしみ抜き、やってみよう!
うっかりしょう油をこぼしてしまい、「うわっ、服にしみがーーっ!」となっても、慌てる必要はありません。大事なのは予備知識としてしみ抜きの順序と方法を知っておくことです。
①シェラカップ、歯ブラシ、食器用洗剤を用意
まずはシェラカップ、歯ブラシ、食器用洗剤の3つを準備します。この3つであれば持ってきているのではないでしょうか。
②お湯をわかす
まずはお湯を沸かしましょう。やっぱりお湯のパワーは偉大です。
③シェラカップにそそぐ
お湯が沸騰したら、シェラカップの3分の1ほどまで注いでください。湯気の温度が40度程で効果を発揮するため、お湯の温度は90度くらい必要です。
もし、沸かしてしばらく時間が経っているならもう一度沸かし直してください。
④シミの箇所をかぶせる
そして、しみにしっかりと湯気を当てるイメージで、布地を張るようにシェラカップに被せます。
お湯が高温なので、こぼさないように気をつけてくださいね。
⑤食器用洗剤を外から内へ
食器洗い用に準備している洗剤の出番です。なければ石鹸でも大丈夫です。
トントンと歯ブラシでたたきながら、泡立てるようなイメージで外側から内側へなじませていくのがポイントです。内側からやると、しみが広がってしまうのでご注意を。
⑤歯ブラシでなじませて、20秒ほど待機
優しく洗剤をなじませたら、そのまま20秒ほど待ちましょう。しみ抜きは「浮かせて取る」ものなので、ゴシゴシ強くこするのはNGです。
逆にしみが滲んだり、衣類が傷んでしまう原因にもなってしまうので、あくまで軽くなじませるのがコツです。
⑥シミ箇所をお湯につけ、歯ブラシで洗う
そして、そのままシェラカップのお湯の中にしみ部分を入れます。
お湯は高温のままなのでやけどに気をつけながら、歯ブラシを使ってじゃぶじゃぶ洗うようにしながら汚れを落としましょう。間違っても指は突っ込まないようにしてくださいね!
⑦シミが落ちていれば終了
お湯から取り出して、キレイになっていたらしみ取りミッションは完了です!
お湯は薄茶色になり、しっかりしょう油の色が移っているのが分かります。
もし、1回でとりきれなかったら④から⑦の工程を繰り返してみて下さい。このとき、汚れたお湯は取り替えて温度は90度以上をキープしたもので再チャレンジしましょう。
ケチャップのしみはどうだ!?
しょう油の次はケチャップです。小さなお子さんがいれば、ホットドッグにポテト、ウインナーなどケチャップをつけて食べるのも定番ですよね。
「あーーっ!こぼしたー」ハイ、これも子どもがいれば定番です。
シミ箇所が小さければマグでもOK
しみの範囲が小さめのときは、マグカップでもOKです。お湯の量は半分程度まで注ぐようにして、手順はシェラカップのときと同じで大丈夫です。
食器用洗剤つけて、トントンして……。
じゃぶじゃぶしたら、落ちました! もうコレでやらかしたときも対応できますね。
ただし、もちろんどんなしみでも大丈夫というわけではありません。本来は油性、水性のしみで対応も違ってきますが、あくまでキャンプ現場にあるものでの応急的な処置ととらえてください。
また、血液などのしみは高温で逆に凝固してしまうので、このやり方は使えません。落ちにくいしみは専門のクリーニング店に相談しましょう。
備えあれば患いなし「専用しみ抜き剤」
「シェラカップしみ抜き術」も役立ちますが、もしこのような事態が頻発するようならあらかじめ「専用しみ抜き剤」を携帯しておけば、安心感はグッと増します。
落ちにくいワインやコーヒーが大好きな人や、食べこぼしが豪快な子どもたちがいるファミリーには特にオススメ。それではチェックしてみましょう!
携帯性に優れた「スポッとる」
付いたばかりのしみは、塗って5分後に拭き取るだけであっという間にキレイに摂れる「スポッとる」。
しみ成分そのものを分解してくれるので漂白タイプとは違い色柄ものにも使えます。
水でキレイに洗い流せるので、小さなお子さんの洋服でも安心ですね。
染み抜き剤 スポッとる(20mL)
細部に活躍「しみ抜きペン」
ペンタイプなので、コーヒーやソースなど洋服に飛んでできてしまった小さなスポット状のシミ抜きにとても便利。
裏にティッシュなど置いてトントンとシミを移すように抜いていきます。スリムなペンタイプでかさ張らないのもキャンパー好み。
ドクターベックマン シミとり 携帯用
何のシミかによって使い分け「しみとりーな」
しみの原因によって3つに分かれているため、より確実にシミにアプローチできます。
色分けがされているので間違えにくいというのも大きな利点。携帯しておけば何かと役立つしみ抜き剤です。
小林製薬 しみとりーな 3本セット(10mL*3本入)
天然成分で安心の「しみとれたぁ」
ちょっと大きめですが、ナチュラル系の成分でできているので肌が弱い人や自然派キャンパーにはオススメ。
さらにガンコな汚れには植物性除菌剤としてヒバ油を配合した「もっとしみとれたぁ」もありますよ。
しみとれたぁ(180mL)
もっとしみとれたぁ(180mL)
もう、しみなんて怖くない!
ついうっかりこぼしてしみを作ってしまいがちなのがキャンプというもの。でも、あまり慎重になりすぎても楽しめませんよね。
「しまった!」というときでも、応急的なしみ抜きテクニックを知っておけば、安心感が違います。
さらに目的にあったしみ抜き剤を持っていれば、鬼に金棒。これでキャンプを思い切りエンジョイできますね!
You can remove the stain in camp
キャンプ場でもしみは落とせる!