不便に対して、工夫を楽しむのがキャンプの魅力!
日常生活を離れて、自然の中で過ごすのがキャンプ。道具や設備も日常とは違う中で、いかに工夫して楽しむのかが、キャンプの一つの醍醐味ですよね。
特に焚き火の明かりは、自然の中で過ごす時間をより豊かなものにしてくれます。キャンプを続けていくと、着火剤を使ってすぐに焚き火タイム! というのも少し味気なく感じてくるもの。
今回は、より高見を目指すキャンパーのために、奥深い薪割りの世界をご案内。その魅力とおすすめのアイテムを紹介していきます!
薪割りをおすすめする3つのポイント
「え~薪割りなんてめんどくさい」そう思っている方も無視できない、薪割りの魅力をご紹介します。
①買った薪が大きくてもOK
薪が大きくて、なかなか火がつかない経験をしたことはありませんか? 薪はキャンプ場でも購入できることが多いですが、中には太めで大きい薪のみ販売していることも。
そんな時に薪割りをすれば、焚き付け用に薪を小さくできるので、大きめサイズの薪しか調達できなくても困ることはありません。
②焚火がもっと面白くなる
火をつけやすいように着火剤 を使うことが多いですよね。とても簡単ですが、火をつけるまでの過程にも焚火の魅力は詰まっています。
自分で割った薪を使えば、火がついたときの感動もひと塩! 焚き火がもっと楽しくなります。
③雰囲気がでる
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薪を置く場所を作ったり、薪割りの場所を設置するだけで、なんだかアウトドア上級者の雰囲気! ワイルドさが増して、サイトもよりかっこよく見えます。
薪割りは、実用的な手段であり、楽しさを加速させる方法であり、雰囲気を盛り上げるテクニックなのです!
薪割りに必要&あると便利な5つのアイテム
薪割りと一言に言っても手段は様々。あなたにぴったりの薪割りアイテムをチェックしていきましょう!
①まずは「作業台」
まずは薪割りを楽しむために安全確保を。そのためにはしっかりとした土台 が必要です。土台には、薪割りアイテムが当たっても簡単に壊れず、平らな面のある切り株がおすすめ。
ネットでも購入できるので、あらかじめ用意しておくと安心です。
②手軽に薪割りができる「ナイフ」
ナイフ を木材で叩き込み、木を割って薪を作っていく方法も。これはバトニングといって、自然の中で生活していくための知恵であるブッシュクラフトの一つです。着火剤になるフェザースティック作りにもおすすめ!
ナイフを選ぶ時に重要なのは刃の部分の材質。ステンレスより炭素鋼(カーボンスチール)を選びましょう。薪を割っているうちに、刃がかけてしまっても、メンテナンスがしやすく便利です。ステンレス製は、錆びに強いので調理におすすめ。
また、薪割りの衝撃に耐えるためにも厚みは3mm以上、持ち手の部分まで刃があるフルタングだと理想的です。
モーラ・ナイフ ヘビーデューティー
SCHRADE アウトドアナイフ
③「鉈」なら”両刃”がおすすめ
ナイフの次に手軽なのは鉈(なた) 。薪割りには両刃のアイテムを選びましょう。片刃は構造上、枝切りの方が得意です。
ナイフよりもサイズが大きいので力がかかりやすく、より大きな薪を割る時にも使いやすくなります。
千吉 腰鉈
モノラル 小割銀鉈
④「斧」ならデカい薪も楽々
さらに大きい薪を割る時は、斧 がおすすめ! 細かい薪は苦手ですが、効率的に薪作りを進めることができます。
とはいえ、丸太そのものを切る機会は少ないと思いますので、片手でも持てるタイプがキャンプにおすすめです。
ハスクバーナ 手斧
グレンスフォシュブルーク ワイルドライフ ハチェット
⑤安全に薪割ができる「キンドリングクラッカー」
子供がいると、刃物を扱うのはちょっと不安だったりしますよね?そんな時は裏技として「キンドリングクラッカー」 を使ってみてはいかがでしょう?
使い方はとっても簡単! 薪を安全リングの中に通し、片手で薪を軽く支えながら刃に食い込む程度にハンマーで軽き、叩き手の支えをはずしたら、さらにハンマーで叩くと薪が完成します。
ファイヤーサイド キンドリングクラッカー
番外編:反則アイテム
最後に、こちらの動画をご覧ください。
スルスルと太い薪が割れていくのは見ているだけで気持ちいい「電動式」! ただし機械の大きさや、その稼働音などで、雰囲気はイマイチなので注意を。
和コーポレーション 電動油圧式薪割機7.5t
薪割りでキャンプをレベルアップ!
薪割りができるようになることで、限られた環境でも対応しやすくなりますし、なんといってもベテラン感がでてカッコいい! ぜひ、薪割りにチャレンジしてキャンプをレベルアップしてみてはいかがでしょうか?