はじめまして、ソロキャンプを愛してやまないアウトドア女子ヒミカです
このコラムをお目にとめていただき、ありがとうございます。きっと多くの方が「アウトドア女子ヒミカ」って誰? と思っていることでしょう。わたしは2017年春にキャンプを初体験したことをきっかけに、YouTubeでチャンネルを開設して主に活動している、石垣島出身の25歳です。
四年前に故郷の石垣島を離れ東京に来たわたしにとって、キャンプは故郷を思い出す自然を目にできる喜びと、生きていることを実感できる喜びに溢れています。
最近は頑張った先にある感動にも出会いたくて、キャンプのほかに登山やロードバイクも楽しむようになりました。
このコラムは、そんなわたしが愛用している道具や気になっているもの、それにこれから使っていきたいものなどをご紹介しながら、みなさんの道具選びに少しでもお役に立てたら嬉しいです。
アウトドア女子ヒミカは、バックパッカースタイルでのキャンプを好む……??
女子ソロキャンプに興味を抱いている方は多くいらっしゃると思いますが、中には免許をお持ちでない方や、免許はあっても車を所有していない方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。
かくいうわたしも車の免許をまだ持っておりません。
これが女子ソロキャンプを始めたくても始められない、最初に立ちはだかる壁になっているような気がします。みなさんはどうでしょうか?
そこで今回は女子ソロキャンプのハードルが少しでも低くなってくれればと思い、わたしがお勧めしたいクッカーセットのスタッキングについて書き記したいと思います。
選ぶ基準は、コンパクトに収納できればそれでいい?
さてキャンプといえば、テント・シュラフ・チェア・テーブル・クッカーセット・食料・着替えなど、最低限この程度は必要になってきます。
これがリュック一つに納まってしまえば車がなくても電車・バス・徒歩でどこへでも行けちゃうのです。
私は、飯盒を楽しみたい
自然の中で食べるご飯は美味しいと良く言われますが、クッカーで炊き上げたばかりのお米のふたを開けると湯気とともにお米の香ばしい香りが立ち込めて、食欲は一層刺激されます。
そのお米は一粒一粒が立っていて、もうそれだけでも美味しい。この決まり文句を感じるのに、クッカーで炊いたお米は一役も二役も買っているのではないかと思っています。
私が愛用しているのはスノーピークのクッカーソロセット「焚」。焚のフッ素樹脂加工されたポットはアルミ製のおかげもあり熱伝導率も良く、こびりつくこと無く美味しく炊けるので出動頻度の高いアイテムです。
さらにセットになっているカップで炒めものやら煮込みのおかずをつくり、シェラカップにお味噌汁をつくる。もう十分に、自然を味わいながら美味しい食事が楽しめます。
スタッキングのことも考えて、ウインドマスターを選択
わたしはお米を強火で沸騰させ、沸騰したら弱火にして15分、その後蒸らしに15分かけて炊いていますが、ここで大事なのは火加減です。
キャンパーの中にはメスティンと固形燃料で上手に炊いている方が多くいらっしゃいますよね。
しかしわたしは固形燃料の火力・燃焼時間のばらつきや、気温や風の状況によりうまく炊けないことが多かった。ですので、今は寒さに強く耐風性にも優れているウィンドマスターをよく使うようになりました。
どんな環境でも安定した火力の調整ができますし、別売りの4本ゴトクを使えばクッカーの安定感が増して安心して料理がつくれます。
そしてガスボンベを小型のOD缶にすれば、焚のポットにシェラカップを入れ、その上に逆さにしたガスボンベ、そしてウィンドマスターを入れればピッタリと納まります。
ここまで綺麗に納まったのにカトラリーが納まらなければ満足いかなくなってしまいますよね。そこで店頭で見つけたのがショートスクーというチタン製の小型フォークです。
これが焚のポットとカップのすき間に入りピッタリと収納することができます。
スタッキングできるかの前に、”使えるか”が重要
このショートスクーとシェラカップは焚とは違い材質がチタンになります。先ほど焚でお米を炊くと熱伝導率が良く美味しく炊けると書きましたが、実は材質によって特徴が大きく異なります。この特徴を知っておくとキャンプ料理では役立つかもしれませんよ。
材質がチタンの場合はアルミとは特徴が変わってきます。アルミに比べ比重は多少重くなり熱伝導率はとても低く強度は強くなるのです。
熱伝導率がとても低いことにも利点はあり、持ち手や飲み口が熱くならないので火傷しにくく、料理を温かいうちに食べることができます。強度も固く変形しにくいため多少乱暴に扱っても大丈夫です。
焚の材質はアルミです。アルミは比重がとても軽く熱伝導率はとても良いのですが、強度が弱く変形しやすい材質です。熱伝導率が良いということはお米を炊くのにとっても適していて、ムラなく温められる特徴があります。
反面、アルミ自体もすぐ熱くなってしまうので、持ち手や飲み口など火傷しないように注意が必要になります。
わたしのクッカーセットでは主に箸で食べるポットやカップそして皿はアルミ製で、持ったり口を付けたりするスクーやシェラカップはチタン製にしています。
効率的かだけじゃなく“自分らしさ”を盛り込む
それでは最後にお箸について。携帯用のお箸なのですが、こちらはアウトドア専門メーカーのものではないんです。シンプルで飾り気のないクッカーセットになってしまいましたから、私がお箸の国で育ってきたこともあり、お箸だけ伝統工芸品の素敵なものにしてみました。
収納袋は、焚に付属されたメッシュ袋にスタッキングして収納しています。袋にはまだ余裕がありますので、上部に折りたたみナイフを入れることもあります。収納サイズはだいたい12㎝×15㎝程度なので収納スペースもとりませんね。
マイカスタムセットを見つけるのも楽しい
さて、緊張の中アウトドア女子ヒミカのコラム第1回をお届けしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
わたしがスタッキングしたこのクッカーセットを参考にしていただけると嬉しいですし、ご自分の好きなセットを組むのも楽しいと思います。
わたしはこのセットのほかにもガソリンストーブのスベア123Rを納めたセットも使っていますので、また機会があればみなさんにご紹介できたら嬉しいです。
それでは、次回もお楽しみに!
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アウトドア女子ヒミカの、最強クッカーセット
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