「スクープジャケット」ってどんなジャケット?
ドットショットと並び、ノースフェイス の定番ジャケットと言えば「スクープジャケット」も見落とせないモデル。
防水機能も付いており、アウトドアからタウンユースと幅広いシーンで大活躍! 口コミでも「使い勝手がいい」と評判です。
今回はそんなスクープジャケットの魅力とは何か、購入者のレビューを参考に色々調べてみました。
①使われている「防水透湿性素材」を知ろう
防水透湿性とは、「内部に溜まった湿気は外に排出するが、外部からの水は中に通さない」機能のこと。
雨の侵入を防ぎ、なおかつ内部に籠ったムシムシした熱を外に逃がしてくれるので、汗によるベトベトした不快感を解消してくれます。
スクープジャケットに使われている「ハイベント®(2層構造)」とは?
ハイベント®とは、ノースフェイスが独自開発した防水透湿性素材のこと。機能については前述した通り、防水性と通気性を兼ね備えている素材です。
この分野で有名なゴアテックスを使用しているモデルと比べると、ハイベント®の方が求めやすい価格に設定されています。
カッコいいです。 動きやすさ、暖かさ、撥水性全て満足できるジャケットです。 何年も愛用していますが、丈夫で性能は衰えてません。(出典:ナチュラム)
タウン、キャンプにと購入。 急な雨もしのげ、暑くなってもベンチレーションで快適です。(出典:ナチュラム)
私の購入の決め手は、シルエット・ベンチレーション・値段でした。コレ有ると様々な場面で役に立つシェルです。(出典:ナチュラム)
しっかり雨は防ぎながら、湿気は外に逃がしてくれるお役だち素材のハイベント®。快適に過ごせるのも納得です。
ゴアテックスとの違いは?
防水透湿素材といえば、ゴアテックスが有名ですよね。基本的には同じ機能を持っている両者ですが、その違いは一体どこに?
ハイベント®には、「ポリウレタンコーティング」という防水加工が施されています。このポリウレタンは空気中の水分や大気ガス、紫外線などの影響を受けて分解していき、最終的には剥がれ落ちていきます。これは避けられない現象で、着ていく頻度や回数に関係なく、時間とともに劣化していくものです。
一方、ゴアテックス®メンブレンには、ePTFEというフッ素系樹脂を加工したもので作られており、ポリウレタンよりも劣化しづらい特徴をもっています。大体3~5年と言われているポリウレタンに対し、ゴアテックスだとその倍は保つようです。
ただし、裏地の一部やシームテープなどにポリウレタンが使われているので、絶対ではありません。扱い方やお手入れによっては、劣化のスピードが早まる場合もあるので注意が必要です。
キャンプや日帰りハイキング、普段使いならハイベントⓇで十分!
ゴアテックス®メンブレンと比べると、性能や耐久性など性能面はやや劣ります。しかしその分価格は安いので、手を出しやすい防水透湿性ウェアと言えます。
②「ジップインジップ」で真冬もぽかぽか!
ジップインジップとは、アウターとインナーをジップで接続できるようになっている構造のこと。この機能によって、フリースやジャケットを合わせても身頃がもたもたせず、見た目もスッキリとした印象に。また気温に合わせて温度調節もできるので、1年を通して着回せますね。
気になる防寒性は?
かっこいいし暖かい。いろいろな場面で使えるしデザインもどんな服装でも合い良いです。(出典:楽天)
軽くて暖かいので重宝しています。(出典:ナチュラム)
12月の北海道の使用でも問題ないという口コミも! 保温性能の高いインナーを着込めば、真冬の街中着としても、十分活躍してくれそうですね。
合わせて、ジップインジップができるミドルレイヤーを紹介しておきます。
ザ・ノース・フェイス ジップインバーサミッドジャケット
ザ・ノース・フェイス アコンカグアジャケット
ザ・ノース・フェイス ZI バーサミッドベスト
③ウィンタースポーツ用ウェアとしても活躍
北海道在住ですが、届いてから早速タウン着とスキーで使いました。12月の下旬(マイナス5℃前後)ですがスキーではミドルレイヤーに厚手のフリース、ダウンベスト、その上に当ジャケットを羽織りましたが、問題ありませんでした。
襟周りとフードも使いやすい形状で良いと思います。(出典:ナチュラム)
サイズ感はどうなの?
アウターとなると、そのサイズ感は気になるところ。大きすぎると保温性にかけますし、小さすぎるとインナーが厚手のもののとき苦しくなってしまいます。
どのような体型、身長だったら、どのサイズが合うのか、実際に購入した人の声をチェック!
メンズ
身長176センチ、体重70キロでLサイズを購入。ジャストサイズ。(出典:ナチュラム)
スキーにも着たいし お尻かぶるくらいのサイズがいーと言う事でMサイズで購入しました。サイズばっちりでしたー!逆にMサイズで良かったです。(出典:楽天)
サイズはS〜XXLの5サイズ展開。もともと海外のブランドなので、大きめの方でもLサイズで大丈夫そう。
レディース
162センチ、Mサイズを試着した時にフィット感があったのでインナーを装着したらパンパンになるかも??と思いLサイズを購入。丈もやや長くなって◎です。(出典:楽天)
身幅は少しタイトめですが、フロントはダブルジップだし、いろんな着方か楽しめそうです。(出典:楽天)
レディースはS〜XLの4サイズ展開。標準的な体型の人でも、重ね着する場合はワンサイズ上を検討してもいいかもしれません。大きめサイズで着たい人は、メンズのSサイズを選ぶというおしゃれ上級者も!?
ザ・ノース・フェイス スクープジャケット
ザ・ノース・フェイス スクープジャケット(キッズ)
「ドットショットジャケット」との違いって?
スクープジャケットとよく比較されるのが、同ブランドの「ドットショットジャケット」 。見た目も大差なく同じハードシェル系のジャケットなので、この2モデルで迷う方が多いようです。
着心地を優先するなら「スクープジャケット」がオススメ
まずはこの2モデルのスペックをざっくり並べてみました。
【価格】
・スクープジャケット……31,320円(税込み)
・ドットショットジャケット……21,600円(税込み)
【重量】
・スクープジャケット……690g(Lサイズ)
・ドットショットジャケット……315g(Lサイズ)
【表地】
・スクープジャケット……Nylon Faille weave HYVENT®(2層)
・ドットショットジャケット……40D/80D Taslan Nylon HYVENT®-D(2.5層)
【特徴】
・スクープジャケット……メッシュ裏地あり。脇にはベンチレーションがあるので、ウェア内部にこもった熱を外へ逃がし快適さをキープ。ジップインジップでフリースなどのインナーを接続でき、秋冬でも活躍するモデル。
・ドットショットジャケット……裏地がない。表の温度がそのまま体に伝わってくるので冬に着るのは厳しいモデル。その分軽量で防水機能も付いているので、レインウエアとしてバッグに忍び込ませておくのもアリ!
【結論】
冬にメインで着るアウターを探していて、ある程度の着心地を求めるならスクープジャケット。軽量で携帯性のあるサブジャケット用途ならドットショットジャケットがオススメです。
スクープジャケットをおしゃれに着こなそう!コーデ集
アウトドアでの使用はもちろん、街着としてもバッチリ! 着こなしのお手本となるコーディネートをいくつか見てみましょう。
重ね着で防寒とおしゃれを両立!
寒さが本格化してアウター1枚では心もとない時も、インナーにフリース と重ねればさらに暖かさUP! アウターを開け放ってインナーを見せるのもオシャレですね。
おそろいブランドのバッグとセットで!
同じノースフェイスのバッグ を合わせてスポーティーに。コーディネートに統一感を持たせることもできます。スクープジャケットもバッグも、アウトドア仕様でもあるのであらゆるシーンで組み合わせ可能!
ショートパンツを合わせて可愛く
すこし大きめのスクープジャケットと、ショートパンツを合わせて緩急つけたスタイルに。タイツを合わせることで寒さ対策もバッチリ! 裏地にはいったピンクの差し色もキュートです。
キャップを合わせてストリート風
キャップを合わせることでグッとタウンユースの雰囲気に。ラフに羽織ったスクープジャケットとのバランスが絶妙です。ストリート風にゴツめのスニーカーを合わせても可愛いかも!?
結論、スクープジャケットは「買い」で決まり!
スクープジャケットの魅力を、性能や実際に使っている人の感想、コーディネートのバリエーションなどから深掘りしてみました。
日常からアウトドア、ウィンタースポーツなど、汎用性が高さが魅力のモデルでしたね。3万円台と価格は少し高めですが、長い目で見ればこれは「買い」ではないでしょうか?