2ルームテント、何を基準に買うべき?
依然人気の、2ルームテント。ドーム型から買い替える方も多いアイテムですが、定番感のある2ルームをこれから選ぶとしたら、どんなものが良いのでしょうか?
一口に2ルームといっても、その実状は日々進化中。従来のネックであった設営面の問題をクリアした、斬新なタイプも登場しています。例えば上の写真の2ルームテント。なんとポンプで空気を入れるだけという時短2ルームテントです。
今回は、2ルームテントを失敗なく選ぶコツと、今年買うのに最適なトレンド感ある商品を紹介します!
2ルームテントを選ぶ基準って?
約2万円~20万円近くとピンキリですが、価格ではなく安全性が最優先。まずは、選び方のコツからチェックしていきましょう!
2ルームテントを選ぶときは、この4つをおさえよう
1. スペック値
ファミリーでの使用がメインとなればなおさら、安全性は最重要。キャンプでは想像以上に過酷な気象条件もありうるので、いろいろな事態を想定しておきましょう。
まずチェックすべきスペックとして、「メインポールの素材」があります。
●アルミ合金…強度が高く弾性もある。軽いが、高価。
●グラスファイバー…FRPともいう。安価だが耐久性が劣り、やや重い。
のうちどれが使われているかは、テントのグレードを判断するひとつの指標になります。
次に、どのくらいの雨に耐えられるかという「耐水圧」。一般的に傘が500mm程とされるなか、テントであれば悪天候も想定し1,800mm以上は欲しいところです。
しかし、メーカーによってその数字の出し方も様々。スノーピークのように生地のどの部分でも数値をクリアしている「~mmミニマム」という表記もあります。詳しい説明は今回省きますが、1,800mm以上という基準の数字は覚えておいて損がないです。
2. サイズ感
2ルームにも、サイズ感はいろいろあります。利用人数によっては広すぎることがデメリットになったり、子供が大きいファミキャンなら中型でも窮屈な場合も。
小型 :キャプテンスタッグ ツールームドーム
各サイズを比較してみましょう。小型のこちらは、220×475×H165cm。快適に過ごすには2~3人といったところでしょうか。
中型 :コールマン タフスクリーンツールームハウス
320×230×H170cmで、大人2人に小さい子供2人の4人家族にジャストサイズです。
大型:スノーピーク ランドロック
大型になるとグッと広くなり、625x405xH205cm。これだけの広さなら、6人でも快適です。
3. 細部のつくり
内部に熱がこもりやすい2ルームは、通気性の確保が課題。ベンチレーション(通気口)や開放的なD型ドアの有無は、結露を少なくするなどの効果があり、結果的にテントの持ちの良さを左右します。
冷気を遮断する「スカート」の有無も、チェックポイントです。秋冬もキャンプへ行くつもりの方は、風が侵入しにくいスカート付きがより快適なキャンプを実現します!
4. 無理なく設営できるか
誰が設営するかで難易度は変わりますが、初心者が一人で建てるなら重量が軽く、ポール本数も少ないトンネルタイプなどがおすすめです。
また、エアフレームやワンタッチなど、簡単に設営できるものを選ぶという手もありますよ。
今買うなら、コレ!おすすめの2ルームテントを条件別に厳選
それでは今のおすすめはどのテントなのか、「コスパ」「設営の簡単さ」「広さ」「個性派」の4つに分けて8種類のテントをご紹介します。
【コスパ】定番がさらに進化した2ルームテント
【こんな人におすすめ】
・コスパ重視の人
・定番の安心感に、目新しさもほしい人
テントファクトリー トンネル2ルームテント ロング 39,800円
テントファクトリー トンネル2ルームテント ロング 専用グランドシート付き
従来のトンネル型が、ロングバージョンに進化。耐水圧3,000mmながら4万円という価格は見逃せません!
コールマン タフスクリーン2ルームハウス+ 75,384円
●インナーサイズ:約320×230×170(h)cm
●収納時サイズ:約φ30×74cm
●重量:約17.5kg
●耐水圧:寝室側:約3,000mm リビング側:約2,000mm(フロア:約2,000mm)
元祖2ルーム・タフスクリーンが、大胆にカラーチェンジ! 内部は光の透過を防いでテント内の気温上昇を防ぐ、ダークルーム仕様。真夏のキャンプも、快適になりそうです。
【設営の簡単さ】2ルームなのに設営が"超簡単"な、画期的テント
【こんな人におすすめ】
・設営面がネックで2ルームに手を出せなかった人
ロゴス(LOGOS) エアマジック PANELドーム 139,320円
ロゴス エアマジック PANELドーム
2ルームでありながら、組み立てはわずか5分! エア注入式のためフレームを通したりの手間がなく、女性でも手軽に建てられます。
DOD(ディーオーディー) ワンタッチビッグダディ 69,800円
DOD ワンタッチビッグダディ
2ルームテントの設営で特に大変なのが立ち上げが、紐を引っ張るだけのワンタッチ! 立ち上げた後はポールを通す必要はありますが、2ルームの設営が飛躍的に楽になった画期的テントです。
【広さ】圧倒的広さを誇る、最高峰の2ルームテント
【こんな人におすすめ】
・子供もある程度大きい大家族
・購入資金に余裕がある
オガワ ティエラ ラルゴ 170,640円
オガワ(キャンパルジャパン) ティエラ ラルゴ
サイドウォールに大きなメッシュパネルを配し、開放感と通気性を確保。従来の人気モデル「ティエラ5-EX」よりリビングの長さは100cm広がり、ますますスケールアップしています。
リビングシェルロングPro 186,840円
スノーピーク リビングシェル ロング Pro
リビングとインナーあわせて全長5m以上。インナーを付けずシェルターとしてより大人数で使えたりテントとの連結など、多彩な使い方ができる最強の一幕です。
【個性派】2ルームでも、人とかぶらない個性派テント
【こんな人におすすめ】
・2ルームテントの、かぶりがち問題が気になる
・キャンプ場で目立ちたい
ノマド ドコン4 159,800円
●サイズ:650×330×H225cm
●収納時サイズ:73×25cm
●重量:15.3kg
●耐水圧:4000mm
オランダのブランド「ノマド」のテント。特徴的な透明窓のおかげでテント内が明るくなり、メッシュ窓より視界もクリアです。こちらはYH-campingなど、代理販売店で取り扱いがあるようです。
ジャックウルフスキン トラベルロッジ 221,882円
ジャックウルフスキン トラベルロッジRT
ドイツのブランドだけあって全長6m以上と、まさに海外規格の2ルーム。国内での入手が難しく、海外通販など販売経路によって価格にバラつきがあるようです。
イケてる2ルームテントを、失敗無く選ぼう!
2ルームテントも数あるなか、しっかりしたものを選ぼうとすれば必然的に安い買い物ではなくなるはずです。
失敗も後悔もなく納得の一幕を手に入れるために、イベントやショップのデモンストレーションで実物をチェックすることをおすすめします!
2ルームテント大集合
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Which 2-room Tent Should We Choose?
どの2ルームテントを、選ぶべき?