キャンプ場オーナー向けの2日目、スタート
会場の熱気が冷めることなく迎えたアウトドアイノベーションサミット2017、2日目。キャンプ場のオーナー様必聴の講演がメインとあって、講演ごの質問タイムでは多くのオーナー様が質問されており、活発な意見交換の場にもなりました。
それでは、2日目の内容をお楽しみください。
1日目のレポートを読んでいない方は、こちらから↓
全国を旅するアウトドアホテルとは?
株式会社Wonder Wanderers 代表取締役 須藤 玲央奈氏
我々の活動はグランピングのカテゴリーに見られるかもしれないが、自分たちでは「アウトドアホテル」という言い方をしている。アウトドア業界に身を置きながらも視線は旅館やホテルのマーケット事情へ向いており、ホテルというコミュニケーション手段を使った、アウトドア体験のない人たちに対して新しい入り口となるのが役目だ。アウトドアにはまだまだネガティブな印象があるが、我々が先駆者として動き、そしてブリッジとなっていくつもりだ。
基本コンセプトは「何もない贅沢」。大自然こそ贅沢を伝える本質。日本には世界に劣らないその資産がある。これを普遍的でリュクスなアウトドアホテル環境で伝えたい。
今後は共同・協業を意識している。東京にお金が集中する仕組みを変えたい。単なる場所借りではなく、地方の知見と結びつけ、お互いの強みと情熱をパートナーとして融合させていきたい。
安心快適なネットワークによるソリューションの創出について
株式会社ドコモCSエリア品質部長 中南 直樹氏
いよいよ5G時代に突入する。さらなるトラフィックが増加していくことが想定され、ネットワークの高度化を図っている。
アウトドア向けのサービスでいえば、例えば有線を引き込みにくい場所に対して、無線を利用したキャリアフリー公衆Wi-Fi=「おくだけWi-Fi」の導入サービスを行っている。また観光地に対して「バイクシェア」を拡散している。GPSやフェリカカード認証搭載しており、貸出のみならず行動マーケティングのビッグデータを取得することが出来る新しい仕組みだ。鳥獣ワナ監視通報装置「みまわり楽太郎」、カメラとソーラーLED街路灯との組み合わせで防犯や災害対策の強化、今後のインバウンドに対応するタブレットソリューションなども取り組んでいる。
つながるからこそ可能性が広がり、つながることで出来るアウトドア業界に向けたサービスをこれからも提供していくつもりだ。