「レイサ」もいいけど「ファクシー」が超スマート
コットンテントで有名なノルディクス。今回紹介する「ファクシー」は1970年代のクラシックモデルである「Nordisk Caravan Trip」を、最新の素材を採用して、2014年にラグジュアリーバージョンとしてリボーンさせたモデルです。
ノルディクスのトレッキングテントの中では、トンネル型の「レイサ」が美しい張り姿と色合いで人気の高いモデルですが、ファクシーもレイサに負けず劣らず多くの魅力を兼ね備えたテントです。
今回はそのファクシーの魅力に迫ります。
こんな人が「ファクシー」を使用中!
車を変えたらキャンプ道具の積載量が激減してしまったのが購入のきっかけです。
こんな条件でテントを買い換えを検討していました。
○条件
・大人2人、子供2人が寝れるスペース
・シンプルに建てられる事
・軽くて、収納時もコンパクト
・加水分解を起こしにくい生地
・形とか色が素敵なデザイン
・他の方が使用していない海外テント(ノルディスク)
そこで出会ったのが、NORDISK(ノルディスク) テント ファクシー4です。ポール2本で設営ができ簡単です。10分もあれば建てられます。
フライを外せば天井部がコットの生地なので結露もなく、涼しくすごすことができます。キャンプ場で同じテントに出会うこともなく、超オススメできるテントだと思います。(出典:amazon)
軽くて収納がコンパクト。ポール2本というシンプルな構造で設営もしやすい。それでいて、デザインが素敵でキャンプ場では他のテントと被らないというファクシー。
それでは具体的にどのようなテントなのかビジュアルも含めて見ていきましょう。
ノルディスク「Faxe4(ファクシー4)」の特徴
重さは同じ4人用のレイサ4の半分以下
ノルディクスの同じ定員のテントであるレイサ4が重量10kgであるのに対し、ファクシー4は半分以下の4.3㎏。その理由は非常に軽くて丈夫なナイロンとコットンのハイブリット素材であるリップストップナイロンを使用しているからです。
ちなみに日本ではコットンテントで知られるノルディクスですが、実は本国ではコットンテントよりもファクシー4のようなトレッキングテントの方が人気が高いようです。
収納サイズ → インナー → フライ取り付け
ファクシー4の全貌がよくわかる画像がこちら。画像をスライドしていくと、インナーとフライシートの様子がわかります。
収納サイズは18×56cm、使用時のサイズは380×325×140cm。
インナーのみ、フライシート単体だけでも使用可能
ファクシー4は便利な3wayテント。
フライシートとインナーテントを合わせて張ればダブルウォールテントとして。インナーテントはサマーテントとして、フライシートはタープとして、それぞれ単体で使用することもできます。
シーンに応じて使い分けることができる万能なテントなんです。
テント内部の様子
内部を撮影した室内の様子がこちら。大人4名が川の字に並んでジャストサイズです。全員大人なら軽く寝返りのうてる余白スペースは欲しいので、ゆったりしたい場合は3名くらいが定員だと思っていいのではないでしょうか。
三角形の室内が”THE・キャンプ”っぽく、ミリタリー調の道具で揃えれば一気に男前な雰囲気を出せます。
人と被らない特殊なデザイン&簡単設営
クラシックでアシンメトリーな他に類を見ないデザイン。天井が低いため、テントに入ると巣穴に潜り込むような感覚です。その上、ユーザーが少ないゆえに人と被りにくいのも魅力のポイントです。
また、短いポールを2本使用するいたってシンプルな構造で、設営は非常に簡単です。慣れれば10分ほどで行うことができます。
細かい箇所の「小ワザ」が効いてる!
ペグに引っかけるロープがゴム製なのでフライシートにテンションをかけやすく、さらにゴムが劣化して切れないよう「硬い部分」を用意してあるのも嬉しいポイント。
出入り口のファスナー部分にはマグネットが内蔵され、ファスナーを締めなくても簡単に「パチッ」と閉じることが可能。こういった細かい仕様は、いざキャンプをしてはじめて分かるファクシー4の良さです。
気になるポイント2つ
①ノルディスク「Faxe4」には、実は2種類ある
現在Faxe4として取り扱われているものには、フライをガイロープで止める現行モデルである「Faxe4」と、「Faxe4c」というフライをベルトで止める旧モデルの2種類が存在します。
しかし、テントの形が同じであるため販売時には一つの商品として取り扱われているようです。購入する際にはどちらが届くのか、販売店に事前に確認しておくと安心です。
②ペグ数が多い…?
現行モデルのファクシー4はインナーテントのペグにフライシートのロープをかけることができますが、旧モデルであるファクシー4cの場合、インナーテントとフライシートのロープを別々にペグダウンする必要があるためペグ数が多くなります。
この辺りのことも踏まえて購入を検討する必要がありそうです。
参考にしたい、みんなのファクシースタイル
特徴的なフォルムのファクシーですが、愛用しているキャンパーはどんなスタイルを楽しんでいるのか。実例と共にチェックしてみましょう!
ランクルと並ぶとますます際立つ低重心スタイル! 収納はコンパクトにまとまるため、荷物が多くても楽々車載できちゃいます。
秋の装いのキャンプ場。深緑色の幕に落ち葉が絵になりますね。寒い季節は前室にストープを設置してテント内を温かに。かなり狭いスペースの前室ですが、スリムなアラジンストーブなら配置可能。
また上部がコットン素材でできた通気性のいいテントなので、結露も気になりません。
背高のっぽのティピと並ぶとこんなにも差が! まさに低重心の巣穴スタイルです。ベージュのティピとのコントラストがキマっています。
レアなファクシーが並んだファクシー村! この巣穴スタイルが並ぶと、隠れ家的なイメージがさらに増して男らしさ全快!
Faxe4
人と被りたくないあなたにおすすめしたい!個性の光るファクシー4
低重心でアシンメトリーなデザインが美しいトレッキングテント、ノルディスクのファクシー4。
その個性的な外見とは裏腹に、シンプルな構造で手軽に設営でき、張り方次第で様々なスタイルを楽しめる、汎用性の高い使いやすいアイテムです。人と被ることを良しとしないハードボイルドなキャンパーにおすすめしたい逸品です。
ファクシー4と真逆の広々空間
ogawaの「トレス」はテント内の空間が広く・高くストレスフリーな設計。こういうテントと比較して検討してみるのも面白いですよ。
What a unique tent Faxe is!
ファクシーほど個性的なテントはない!