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雪道 冬キャンプ

【冬キャン10のチェックリスト】安全で快適な冬キャンプにするための注意点って?

冬キャンプの注意点まとめ!体感的な寒さだけでなく、時季や場所によっては凍結による様々なトラブルが起こりやすい冬キャンプ。せっかくのキャンプを安全に楽しむために、火気や車・設営にまつわる冬ならではの「10の注意点」を覚えておきましょう。

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目次

アイキャッチ画像出典:Instagram by @ bbksk

しっかり気を付けたい冬キャンプ

雪山キャンプ

冬キャンプは、朝晩の氷点下を予想した充分な装備と対策が必要です。特に1~2月の雪中キャンプは、準備不足だと体感的な寒さが辛いだけでなく、命の危険に関わる事態を招きかねません。

雪キャンプ 車の雪かきをする人

安全に楽しめるよう早い段階から冬キャンプの注意点を心得て、しっかりと備えておきましょう。

冬キャンプで気をつけるべき「10の注意点」

1.一酸化炭素中毒

灯油ストーブ

出典:PIXTA

冬キャンプに欠かせない暖房。その暖かさと見た目の雰囲気から石油ストーブなどを持ち込むキャンパーも多いですが、誤った使い方による事故は毎年のように起きています。

一酸化炭素警報器

●サイズ:10×4cm ●材質:プラスチック ●重量:90g ●電源:単三電池×2本(別売り) ●動作環境:4~38度 ●湿度:25~85%

幕内ではそもそも火器使用厳禁ですが、持ち込まなければならない状況のときは換気を心がける・警報機を併用するなど、一酸化炭素中毒に充分注意しましょう。一酸化炭素中毒対策について詳しく知りたい方はこちら。

2.火の扱い

アウトドア ストーブで暖をとるこども

出典:Instagram by @sasayuki.cha

熱源の置き方も要注意です。直火OKのサイトでない限り、薪ストーブは地面へのダメージを考慮して脚の長いタイプを選んだり、ブロックなどをかませて直置きはしないこと。また石油ストーブも、雪の上に置くのはNG。熱で徐々に溶けて傾くと、倒れてしまう危険があります。
寒さのあまり焚き火にかじりつきたくなりますが、火の粉がテントや衣服に燃えうつらないようにという基本事項は忘れずに!

3.燃料

SOTO スライドガストーチ

春夏とまったく環境が違う冬キャンプは、着火など普段当たり前にできていることがスムーズにいかない場合もあります。それに備えて、燃料のガス缶も冬場はパワフルな寒冷地用にしておくと安心です。

また、ライターやチャッカマンは冷環境だとすぐにつかないことも。使用前に短時間ポケットで暖めておくと、寒い朝もすぐ熱源を確保できます。

4.水の確保

凍結した水道蛇口

出典:PIXTA

キャンプ場によっては、冬場は凍結対策で水道が使えないところもあります。念のため、ミネラルウォーターは他のシーズンより多めに持って行くと安心ですよ。

5.路面の凍結対策

路面の凍結

出典:PIXTA

冬キャンプの危険は道中にも。山間部のキャンプ場はもちろん、高速道路も凍っていたりと暖かいシーズンとは路面状況がまったく違います。移動は路面の氷が溶けやすい日中が安全です。

タイヤにチェーンをする人

出典:PIXTA

装備についても、スリップしないようスタッドレスタイヤに替える、もしくは滑り止めチェーンの用意はマストです。

6.テントまわりの凍結対策

冬キャンプ テント

雪の降るキャンプ場、テントは雪まみれになることもあります。この状態で朝を迎えると心配なのが、テント周りの凍結。

ポールのつなぎ目が凍ってショックコードが切れてしまったり、ファスナーが凍って開けられないという危険すぎる事態も避けなくてはなりません。

テントにスプレーをかけている人

出典:編集部

雪離れと凍結対策には、防水スプレーが有効です。雪に埋もれてからでは遅いので、日頃から定期的にスプレーしておくと良いでしょう。

ドアのファスナー部分など、細かい部分も念入りに!

7.雪上の設営

冬キャンプ テント 雪

雪の上での設営は、いつも以上に安定感を考慮する必要があります。サイト内で過ごしていると熱でテント下の雪が溶けていき、ペグやロープがゆるんでテントやタープがたわんでしまうことも。

そこに強風がきたら、サイトは崩れてしまうかもしれません。

ロゴス フォールディングショベル

出典:Amazon

安定させるコツは、設営場所の雪をしっかり踏み固めること。就寝エリアは気持ち高めに雪を集めるなど、長時間滞在を見越して設営しましょう。

スコップや、柔らかい場所でもしっかりたてられる雪用ペグがあると安心です。

男の人 タープ 雪 冬キャンプ

撮影:編集部

また、寝ている間に雪が降り、タープに積もって翌日にタープ崩壊……ということもあるので、冬の天気予報はよくチェックしておくことも重要です。

8.結露対策

濡れたテント

出典:403

内外の温度差が激しい冬は、他のシーズン以上にテント内が結露しがち。通気性を上げるために、寝る時も少しだけベンチレーションを開けておくのがおすすめです。

ワイパースクイージー

出典:PIXTA

開けると寒さが心配ですが、たとえば結露でシュラフが濡れて保温機能が落ちたり、テント内でビショビショになって風邪を引くことを考えると「ちょい開け」のほうが得策かもしれません。

テント表面が凍ってしまわないよう、朝・夜露を拭えるワイパーがあると便利です。

9.冷気対策

アルミフォイル ラグ テント内部

地面からの冷気は、おそろしく冷たく過酷です。お座敷スタイル派の方は特に、テント下のマット・シート対策をしっかりとしておくことをおすすめします。

グランドシートに厚手の銀マットを敷き、テント内もカーペットなどでなるべく暖かい床を作りましょう。

10.寝る時

オートキャンプ 車 テント
出典:Instagram by @bbksk

冬キャンプで最も入念に準備しておきたいのが寝るときの装備。もし荷物の量が限られていないのであれば、湯たんぽがあると◎。直火OKのものなら、ストーブの熱で暖められて効率的です。


シュラフ

出典:Instagram by @joking_44

冬キャンプのシュラフはすっぽりと包まれるマミー型がおすすめです。3シーズン用を活用したいなら、冷気を遮断するためにコットの上に寝袋を敷いたり、服装・カイロなどで工夫を。細かいテクニックはこちらの記事を参考にしてみてください。


ダウンシュラフの場合は、結露による保温効果を下げないために、シュラフカバーがあると効果的です。

安全・快適な冬キャンプを楽しもう!

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「冬キャンプの注意点ってこんなにあるの!?」と思われるかもしれませんが、冬キャンプは過酷な環境であればあるほど細心の注意が必要です。

通年営業のキャンプ場の中には電源サイトが用意されているところも多いので、上手に活用しながら冬も快適で安全なキャンプを楽しみましょう!

電源サイトという選択肢も

寒さや不便を楽しむのもキャンプですが、身の危険を感じるほどの事態は避けたいもの。快適キャンプにするための、電源サイト活用のススメはこちら

Attention Of The Winter Camping!

冬キャンプの注意点をチェック!