おすすめでランニングシューズを選ぶのは危険??
雑誌で「おすすめ」と紹介されていたから、口コミで人気が高いらしいから、といった理由でランニングシューズを選んでしまうのはとっても危険なことをご存知ですか?
なぜなら人によって足の形やサイズ感は全く違いますし、レベルによっても選ぶべきシューズは異なってくるからです。かっこいいカラーだったり、形だからといって自分にとってベストなシューズであるかはまた別物。ファッションとはまた違う次元で考えなくてはいけません。
初心者には「軽量」で「ソールが薄い」シューズは不向きだったりと、簡単な指標を次の項目でご説明していきますので参考にしてみてください。
ランニングシューズの正しい選び方
ランニングシューズを初めて買う人、あるいは久しぶりに購入する人にとって、どんなことが選ぶ際のポイントになるのかをまとめてみました。
横ぶれが想定されるスニーカーとは違い、まっすぐ進むために作られたランニングシューズ。できれば通販ではなく実際の店舗で試着してみると、どんな形が自分にぴったりなのかを知ることができるでしょう。
自分の足の形・サイズを知る
人の形は様々。「スクエア型」「エジプト型」「ギリシャ型」と大きく3つに分かれる足型についてはご存知ですか?これら足先の形に加え、甲高、だんびろ、土踏まずの形など、あげればきりがありません。右と左で足のサイズが違う人もたくさんいます。
普段履きのシューズと、ランニングシューズとでは、求めるフィット感も異なりますので、もう一度しっかりとサイズを測りなおすことをお勧めします。ショップでも簡単に足型測定できるところがあるので利用してみるといいでしょう。
▼足の形・サイズの測り方に関してはこちら
初心者は「軽量」には手を出さないほうが良い
初心者ほど、色が好みだったとか、デザインがかっこよかったからという理由で靴を選びがちです。でも、しっかりと足をホールドしてくれる靴こそが初心者には大切なことはあまり意識されていないかもしれません。
ありとあらゆるランナーに対応するために、様々な種類のシューズがリリースされているランニングシューズの世界。軽量のシューズは、それこそ「最速」をめざすレースランナー向けのもの。ランニングを始めたばかりの場合には、クッションが程よく効いたものを選ばないと膝などの故障の原因になってしまいます。
ランニングシューズを試し履きする
自分の足のサイズやタイプ、どのくらいの実力でどのくらい走りたいのかをはっきりと店員さんに伝えれば、ある程度自分にぴったりのシューズが絞れてくるでしょう。いくつかに絞れたらいよいよ試し履きです。
試し履きする際には、シューレース(靴紐)を一旦緩めてから靴先から引き締めます。かかと側に足を寄せ、シューレースを締め、つま先の余裕や、かかとのカップ部分のホールド感をチェックしていきます。
押さえておきたい! ランニングシューズの有名メーカー6選
自分にぴったりのシューズメーカーが決まれば、ランニングシューズ選びもずいぶん楽になりそうですよね。代表的なメーカーの特徴を押さえてみましたので、どのメーカーのシューズが自分にあいそうなのか検討してみてください。
アシックス(ASICS)
1949年にスタートしたアシックス。日本人による日本人のためのシューズを開発。名だたるレースに出場するトップランナーから、ジョギングを始めたばかりのビギナーまで、幅広いラインナップを揃え、ランナーたちから愛されています。
アシックスのランニングシューズといえば、耐久性が高いGEL素材と反発力のあるスピーバという素材を中敷に採用していること、様々な日本人の足型に対応したシューズの形が揃うことがポイントです。
【アシックス ゲルカヤノ24】
フルマラソンを目指すと決めた初級者から上級者の走り込みや朝ランなど、幅広いシーンに対応する、アシックスを代表するモデル。GEL KAYANO(ゲルカヤノ)は毎シーズンブラッシュアップされて登場し、常に注目を集めます。かかとをしっかりとホールドする「メタクラッチ」、ミッドソールには軽量の「FlyteForm」を採用。
アシックス ゲルカヤノ24 TJG957
ミズノ(MIZUNO)
日本人の足型は欧米人と比べて広めと言われており、日本生まれのミズノのシューズはやっぱり足に合う!と感じる人が多いのもそれゆえでしょう。
ミズノのランニングシューズには、ミズノ独自のMIZUNO WAVEテクノロジーが採用されており、クッション性と安定性を両立する作りとなっていることから、足首や膝にかかる負担が軽減される仕組みになっています。
ミズノ ウエーブユナイタス3
ランニング初級者にぴったりの入門用シューズ。耐久性の高いラバー、クッション性×安定性を両立するMIZUNO WAVE、Smooth Rideなどミズノの基本的な技術を抑えており、エントリーモデルながら、長く使えてミズノらしさ溢れるモデルといえそうです。
ミズノ ウエーブユナイタス3
アディダス(adidas)
世界中で愛されているアディダス。中でもタウンユースからランニングシーンまでを境目なく同じシューズで違和感なくつなげるように開発されたおしゃれで走り心地に優れたシューズが揃います。
独自に開発されたブーストシステムが推進力を加速。多くのスポーツシーンを研究し尽くしたアディダスならではの耐久性と耐衝撃性に優れたシューズが魅力です。
【アディダス galaxy 3.1 w】
アディダスのウォーキングから軽いジョギングシーンまでをカバーするモデルGalaxy。メンズモデルとレディースモデルで展開されており、普段履きのスニーカーとして履いている人も多いシューズです。ふかふかの履き心地はミッドソールに採用されたCloudfoamによるもの。足幅がゆったり目の設定なので、長く履いても疲れにくいと評判です。
アディダス Galaxy 3.1 Women's
ニューバランス(new balance)
今、日本でもっとも売れているスニーカーといえば、やっぱりNBを挙げる人が多いでしょう。ニューバランスのランニングシューズはエントリーから初心者向けのモデルが多く揃うので、タウンユースしても違和感ないようなデザインがニューバランスらしく魅力的。
しかし幅が狭めのシューズが多いので、必ずフィッティングをすることをおすすめします。
ニューバランス MR360
ニューバランスの女性用のシューズでも大人気なのがMR360。ランニングシューズでありながら、タウンユースでも使えるので、普段使い用に選ぶ人が多いモデルです。立ち仕事でも疲れないクッション性の良さと軽さはXLTフットベッドのおかげ。カラーリングの鮮やかさも魅力の1つといえそうです。
ニューバランス WR360
ナイキ(NIKE)
世界で活躍するアスリート達からの支持が高いナイキ。スタイリッシュでおしゃれなデザインでありながら、機能性の高さはピカイチ。
ランニングシューズは、欧米人向けの足に合ったシューズを開発していることが多く、日本メーカーのランニングシューズ寄りは横幅が狭い作りになっています。
ナイキ ルナグライド8
フルマラソン完走を目指すレベルにぴったりのルナグライド。Flywireが作用して、すっぽりと包み込むようなはき心地が実現しています。柔らかめのミッドソールに加重に合わせてしっかりと沈むレーザーカットで、なめらかな走りをサポートしてくれるシューズに仕上がっています。
ナイキ ルナグライド 8
プーマ(PUMA)
ラインナップが豊富なプーマのランニングシューズ。シューズの素材選びからこだわりを持ち、足を痛めないよう硬めの素材を使わず、ランナーが快適に走れるシューズ開発に取り組んでいます。
またプーマが独自に開発した「モビアム」は、走行時の足の変化に合わせてシューズがその動きをサポートする機能。ランナーの走りをより快適にしてくれるシューズが魅力です。
プーマ ファース 400J
日本専用に開発されたラスト(立体的な足型)が日本人の足にもぴったりとフィット。プーマ自慢のFAAS FOAM素材をミッドソールに採用し、プーマならではのふんわりとしたクッション性が着地を受け止め、スムーズなランを可能にしています。1km4分台で走るランナーにフォーカスして作られたシューズです。
プーマ Faas 400 J v2
自分のぴったりのランニングシューズなら、走ることがもっと楽しい
ランニングをスタートさせようかな、という人にとって、何はなくともランニングシューズは欲しいアイテムでしょう。フォルムやカラーなどのデザイン面にばかり目がいってしまい、自分の足や走り方、目指すスピードやトレーニング方法によって選ぶべきシューズが変わってくることはなんとなく忘れてしまいがちです。
スニーカーとは違って、シューズにかかる負担も大きく、シューズが果たす役割も大きいわけなので、ぜひ、見た目だけでなく自分の足との相性をみてかた選ばれることをお勧めします。
Favorite running shoes and stepping forward.
お気に入りのランニングシューズでどんどん前進するような走りを