夏の焚火は、まだ続く。
夏の焚火はどこか懐かしさを感じます。10代後半から20代にかけて、夏休みのほとんどはキャンプ指導に明け暮れていました。
その頃のキャンプはサイトごとに直火を熾し、飯盒と鍋でカレーづくりの一点張りです。夜はキャンプファイヤーのレクリエーションを進行し、消灯時間を過ぎればリーダー達は焚火を囲んで不寝番でした。焚火まみれの若き日の想い出です。
僅かな余暇を楽しむ鉄鍋料理
焚火料理はその時々によって調理器具も変化してきました。
1980年代はキャンプに出掛けることも多く軽量コッフェルなどが主流でしたが、1995年に薪ストーブを設置したことがきっかけで鉄製品へと変わっていきます。ちょうどその頃は多忙な時期でもあったので、キャンプとも遠ざかっていきました。
そこで僅かな余暇を楽しむために始めたのが、裏山で焚き火しながらのダッチオーヴン料理です。最初は火加減が分からず、鶏一羽が丸焦げになったこともあります。徐々に経験を重ねながら多人数のイベントも行うようになり、鉄鍋の種類もここまで増えてしまいました。