ペグまわりのテクニック集
初心者にありがちな失敗の多くは、設営まわりにアリ。というわけで、お手持ちのペグ・ロープを見直してみましょう。
キャンプに慣れてくると、雨が降ろうが岩場だろうがキャンプへ行きたくなるもの。ハードルが高い環境にも対応できるよう、しっかり準備しておくのが大事です。
基本中の基本「アクセサリーは外す」
これは当たり前ですが、ペグを打ち込むときは指輪やネイルといった手につけるアクセサリーは外しておきましょう。また、バングルや腕時計なども外しておくと安心です。
強度のあるペグを買い足す
安全性確保に欠かせないのが、頑丈なペグ。テント購入時に付属品として付いてくるものは、固い石や岩場の地面には刺さりません。強度の確かなペグを入手すべし!
強度で選ぶなら「鍛造ペグ」
プラスチック・ジュラルミンなど様々な材質がある中、最強ペグとして名高いのが鍛造製。岩をも打ち砕くというその強度は圧倒的です。砂浜など軟い地面には不向きですが、その他ほとんどのキャンプサイトでタフに大活躍!
長さの使い分けも大事
ペグの長さは様々で、一般的にテントには15~20cm、タープには30cm以上が◎。テンションがかかる場所ほどしっかり固定する必要があるので、テントの隅打ち→テントの張りあみ→タープの順番で長いものを選びましょう。
クロス打ちも有効
地面が柔らかい砂浜や風が強くて抜けてしまうのが心配という時は、ペグを2本クロスさせて打ち込むのが効果的。シチュエーションに応じて使えるよう、ペグは多めに持っておくと安心です。
抜けない時は……
ブッスリと潜り込んだペグ。むりやり引き抜こうとして曲げてしまったこと、ありませんか? 抜きづらい時は回したり、左右に倒しながら穴を広げるなどをお試しあれ。
それでも曲がってしまったら
曲がってしまったけど予備のペグが無い……そんな時は石の上などで、元に戻るようにハンマーで叩いてみます。ただ、戻ったように見えても強度自体は落ちてしまうので、次に使う時は新品を用意しておきましょう。
水分はそのままにせず、拭き取る
もしペグに水分が残っていたらサビの原因になります。少しのサビなら問題ありませんが、それが重なってしまうと破損&怪我の原因にもなりかねません。撤収の際には、ペグの水分は拭き取って片付けるようにしましょう。
ロープまわりのテクニック集
初心者や子供でなくても、ウッカリ何度も引っかかってしまうのが、サイトに張り巡らされたこのロープ。夜間は特に危ないので、視認性を上げるグッズを導入してつまづきを回避しましょう!
視認性を上げる
日中なら、ペグに風船を巻きつけるという方法が手軽でおすすめ。ふくらませたり最後に割る行程で、子供も楽しめるというオマケつきです。
危ないのが、夜。暗くなってからテントまわりをチェックする時、つまづきがちですね。トリップレスライトなど、電池式で手軽なライトがあると便利です。子供が自分のサイトを見つけやすいというメリットも見逃せません。
ガイロープも派手に!
付属品のロープは白ベースのものが多いですが、赤やオレンジ・黄色などカラフルなものに変えるのも、視認性アップには効果大。目立つだけでなく、ロープを変えるだけでサイト全体の印象も変わりますよ!
自在金具の見直し
パリッときれいにテントが張れない、たわんでしまう場合はロープのゆるみが原因です。そこで、シーンに合った効果的な結び方や、自在金具を見直してみましょう。
結び方をチェック
自在へのロープ通し、どうやっていますか? ここで、通したロープの留め方ワンポイントをおさらい! 結び目の強度アップには、内側で留めると効果的です。外側で留めると強度は劣りますが、スライドがしやすく位置調整がスムーズにできます。結び方に工夫をしても2つ穴では緩んでしまう場合は、3つ穴タイプの自在に変えてみるのもおすすめです。
中でも片側がオープンになっているタイプは、テンションの調整や立ち木にロープを結びたい時も、結び目をほどく手間が要らずとても便利です。
紛失防止に!
ペグの紛失対策にも、ロープが活躍。ロープをつけておくことで引っ張りやすく、抜くときにも便利です。タープ用・テント用と違う色のロープをつけて、一目でわかるようにしておくのもおすすめテク!
ペグ&ロープまわりお助けグッズ
最後は、テクニック実践に役立つお助けグッズのまとめ。テクニック以前に、なくしたりや忘れてしまって作業ができない……なんて事態にならないよう、しっかり保管できるケースも忘れずに!
ペグ
スノーピーク ソリッドステーク30(6本セット)
スノーピーク ペグハンマーPRO.S
視認性アップグッズ
コールマン トリップレスライト
ロゴス ロープライト
カラーロープ
キャプテンスタッグ カラーロープ
ロゴス ガイロープ
アルミ自在
エリッゼ アルミ自在金具
キャプテンスタッグ カラーアルミ製自在
ペグケース
エリッゼ ペグ収納マルチコンテナボックス
テンマクデザイン ペグロールケース
ペグ&ロープまわりを見直そう
キャンプは予想外の連続です。どんなシチュエーションにも対応できるよう準備を万全にしておくのが、脱・初心者キャンパーの第一歩! まずは、ペグとロープからしっかり見直してみてくださいね。