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靴紐を結ぶ、そのひと手間をなくしたい

キャンプでは、テントへの出入りやお風呂、車へ荷物を取りに行くときなど、普段以上に靴を脱ぎ履きする機会があります。
そのたびに紐を緩めて、履いたら締め直して蝶結び。
面倒だからと紐を緩めずに脱ぎ履きすれば、履き口やかかとにも負担がかかります。歩いている途中で結び目がほどければ、立ち止まって結び直す必要もあります。
お気に入りの一足はそのまま使いたい。でも、この「ほどく・結ぶ」だけなくせないものか。
いつもの一足を「結ばない仕様」に

そんなときに見つけたのが、halo commodityの「Proc shoe laces 120」です。
手持ちの靴紐と交換し、付属するロックパーツで締め具合を固定する仕組み。シューレース2本、ロックパーツ2個、エンドパーツ2個がセットになり、長さは約120cm。価格は税込2,970円です。
履くときは紐を引いて締め、脱ぐときはロックを操作して緩める。蝶結びそのものをなくせます。
カスタム感あるデザイン

さらに好みだったのが、単なる便利パーツで終わらない見た目。
今回のカラーは、複数色を織り交ぜたコードがグレー系のシューズにもほどよく映えます。ロックパーツやエンドパーツまで含めて、シューレースをカスタムした感じがしっかり出せました。

カラーはBlack Mix、Grey Beige Mix、Deep Green Mix、Salmon Pink Mix、Purple Mixの5色。落ち着いた配色から、足元の差し色になるものまで揃っています。
逆に、完全な単色でシンプルにまとめたい人には少し好みが分かれそう。ただ、靴紐まで含めて一足を自分好みにカスタムしたいなら、このミックスカラーも魅力のひとつです。
取り付けは少し手間だけど、ここだけは丁寧に

「Proc shoe laces 120」の取り付けには、ご覧の通りシューレースを切るためのハサミと、切断面を処理するためのライターが必要です。まずは、この2つを用意しておきましょう。
取り付けの流れは、大きく分けて次の5ステップです。
取り付け手順
- シューズにシューレースを通す
- ロックパーツのロックを解除して紐を通す。先端を斜めにカットし、軽く炙って尖らせると通しやすい
- 靴を履いた状態で紐を締め、つま先より約1cm短い位置を目安にカット
- カットした断面を軽く炙り、ほつれを防ぐ
- エンドパーツでカットした紐を挟んで固定する
工程自体はシンプルですが、実際にやってみると少しコツが必要だったのが、太さのあるシューレースをロックパーツへ通すところ。ここからは、迷いやすかったポイントも含めて順番に詳しく紹介します。
STEP1|元の紐を外して、新しいシューレースを通す

まずは元のシューレースを外し、Proc shoe laces 120をシューホールへ通します。

まずは片足だけ外し、元のシューレースを見ながら、全く同じ組み方になるように通していくのがポイントです。ここまでは普通の靴紐交換とほぼ同じ。
次は1番の難所、ロックパーツへ紐を通す工程です。
STEP2|最大の難所。先端を細くしてロックへ通す

取り付けで一番コツが必要だったのが、ロックパーツへシューレースを通す工程でした。取扱説明書には「紐を通す」と記載されているので、一度そのまま試してみました。
ですが、そのままでは先端が太く、ロックの穴へうまく入りません。

そこで、縫い針の穴に糸を通すときと同じように、まず先端を斜めにカットしてみました。
さらに切断部分をライターで軽く炙り、先端をつまんで細く整えます。こうすることで、ほつれた繊維がまとまり、ロックパーツへ通しやすい形状に。
炙った直後は熱くなっているため、やけどには注意が必要です。

そして、ロックパーツを開いた状態でキープするのにも少しコツが必要でした。画像のように親指と中指で両サイドをつまみながら、中央部分を人差し指で押し込むと、片手でも比較的固定しやすくなります。
とはいえ、片手でロックを開いたまま、もう片方の手で細いシューレースを通すのはなかなか大変。ここだけは、誰かに手伝ってもらったほうがラクかもしれません(笑)。
STEP3|一度履いて長さを決めたらカット

ロックパーツまで通せたら、次は長さ決め。まず実際に靴を履き、普段歩くときと同じくらいまで締めます。
さらに、脱ぐときにどこまで緩める必要があるかも確認。締めた状態だけを基準に短くすると、あとから履き口を十分に広げられなくなる可能性があります。
長さの目安は、シューレースをピンと伸ばしたときに、先端がつま先より約1cm短くなるくらい。このあたりを基準にしつつ、一度「締める → 緩める → 脱ぐ → もう一度履く」まで試して、無理なく脱ぎ履きできるか確認します。
一度切れば元の長さには戻せないので、左右の長さと緩めたときの余裕を最後にもう一度チェック。問題なければ、決めた位置でハサミを入れます。
STEP4|切断面を軽く炙って、ほつれを防ぐ

カットしたあとは、STEP2と同じように切断面をライターで軽く炙り、ほつれを防ぎます。
炙りすぎると溶けたり焦げたりするので、切断面がまとまる程度で十分。炙った直後は熱くなっているため、触れる際はやけどにも注意しましょう。
STEP5|エンドパーツを取り付ければ完成

最後に、処理したシューレースの先端へ付属のエンドパーツを取り付けます。 凸凹がしっかりと噛み合うところまで、強めに押し込みましょう。
画像右のような状態になれば、これで取り付け完了です。

取り付け前と比べると、蝶結びがなくなって見た目もかなりすっきり。ミックスコードやロックパーツが加わることで、単に「便利な靴紐へ交換した」というより、シューズ自体をカスタムした印象になりました。
「結ばない仕様」で、脱ぎ履きはどこまで変わる?

では、そのひと手間をかけたぶん、普段の使い勝手はどう変わるのでしょうか。取り付け後は実際に歩いたり、脱ぎ履きを繰り返したりして試してみました。
「ほどく・結ぶ」がなくなると、脱ぎ履きが一気にラク

操作はシンプル。緩めるときは、ロックパーツの両サイドをつまみ、外側へ弾くように操作するとロックが解除されます。

反対に締めるときは、パーツの上下を引くだけ。好みの位置まで締めれば、そのまま固定されます。
つまり、脱ぎ履きは「緩める → 足を入れる → 引いて締める」で完了。最後の蝶結びがなくなるだけでもかなりラクです。
また、シューズを脱ぐほどではないときにも、その場ですぐ緩められるのが便利。車での移動や休憩中は少し緩め、再び歩く前に引いて締め直す、といった調整も気軽にできます。
ランニングだけでなく、14kmのトレランレースでも試してみた

普段の脱ぎ履きがラクになるのはわかりましたが、今回はランニングにも使えるシューズへ取り付けたので、実際に5kmほど走ってみました。
気になっていたロックの緩みはなく、途中で締め直す必要もなし。以前のシューレースより足がシューズのなかでブレる感覚も少なく、最後まで快適に走れました。
さらに後日、14kmのトレランレースでも使用。登り下りや不整地が続くなかでも緩みや足首まわりの不安定さは感じず、結び直しも一度もありませんでした。
レース中に靴紐を気にせず走れたのは、かなり快適でした。

走り終えたあともラク。
足が熱を持って「早く靴を緩めたい」と感じたときに、蝶結びをほどく必要がなく、両サイドをつまんでロックを解除するだけ。
早くエアコンの効いた家に上がりたい! そんな夏場はとくに、このクイックシューレースシステムに助けられた気がします。
便利だけど、取り付け前に知っておきたいことも

一番大きな注意点は、最初の取り付け。先端処理やカット、エンドパーツの固定が必要で、とくにロックパーツへ紐を通すところは少しコツがいります。ただし、作業するのは最初の一度だけです。
もうひとつ気になったのが、シューレース自体の伸びの少なさ。以前使っていた平紐より伸縮しにくいため、人によっては甲まわりを窮屈に感じるかもしれません。
今回のシューズでは、シューホールが多く締め付けが分散されたため、圧迫感はほとんどなし。ただ、シューホールの数やシュータンの厚みによってフィット感は変わりそうなので、ほかの靴でも試してみたいところです。

そして、紐の先端がブラブラとするところも気になるポイントの1つ。
ただしこれには簡単な解決方法があります。画像のように、前方の紐の下に、先端をくぐらせるだけ。これによって、走っているときに煩わしい紐のブラつきもなくなります。
また、ミックスカラーのデザインは好みが分かれるところでしょう。単色で極力シンプルにまとめたい人より、シューレースまで含めて足元をカスタムしたい人に向いたアイテムだと思います。
最初のひと手間で、毎日の「結ぶ」を減らせる

「Proc shoe laces 120」は取り付けに少し手間がかかりますが、一度交換すれば毎回の「ほどく・結ぶ」が不要になります。
お気に入りのシューズはそのまま、脱ぎ履きをラクにしつつ、足元の印象まで変えられる。キャンプはもちろん、普段履きにも取り入れやすいカスタムです。




