アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者(※出典明記を除く)
スポットクーラーからテントへ直接、冷気を送り込む

今回訪れたのは、神奈川県小田原市にある「RECAMP おだわら」。

サイトに到着すると、まず目に入るのが大きな専用キャビネット。ここにスポットクーラーが収められており、そこから伸びた太いダクトをテントまで引き込みます。
烏頭尾:ありがたいのはこちらで準備する手間が一切ないこと。
普通にテントを張ったら、あとは施設側が準備してくれて、ダクトの先端をテントの隙間から内部へ入れれば準備は完了!
なかなかの存在感ですが、その分、“効くんじゃね?”って期待感が強まりました。


実際に冷風も、吹き出し口に手を当てれば、しっかりと冷たい。これは期待できそう。……と思ったのですが、実際に使ってみると「冷やしテント」という名前から想像するほど単純なものでもありませんでした。
真夏の日中は、正直ほとんど効果なし!

この日の小田原も、しっかり真夏の暑さ。烏頭尾家の長男イツキくんは、サイト近くを流れる川で水遊び。森の中を流れる川は気持ちよく、夏らしいキャンプを存分に楽しめます。

しかし、川から上がってしばらく経つと当然、暑い。そこで冷やしテントの出番……となるわけですが、結論からいうと、陽が差す炎天下の日中は、ほとんど効果を感じられませんでした。
烏頭尾:これは残念……というワケではなく、RECAMPの公式サイトでも事前に案内していることだったので、全然問題ないです!

強い日差しを受け続ければ、テント内の温度がどんどん上がるのは当然のこと。キャンパーならそのあたりは身をもって知っていることでしょう。
なのでスポットクーラーから冷風を送り続けても、テント全体を冷やすまでには至らないのも想像に難くありません。

本領を発揮したのは、陽が落ちてから。日中とはまるで状況が変わります。
本領発揮は夜。むしろ寒いくらい冷えた

日差しがなくなり、外気温が下がってくるとスポットクーラーの冷気が一気に効き始めます。日中はほとんど変化を感じなかったテント内が、夜になると明らかに涼しい。さらに時間が経つと、涼しいを通り越して寒いと感じるくらいまで冷えるようです。
烏頭尾:ひとつ注意したいのが、冷やしテントには風量や温度を調整する機能がないこと。家庭用エアコンのようにはいかないので、寒く感じたらスイッチを切るなど、自分たちで調整する必要があります。
ただ、実際に一晩過ごしてみると、それほど大きなデメリットには感じませんでした。というのも、これに関しては個人差のある話なのですが、暑くて汗をかきながら眠るより、少し寒いくらいのテントで寝袋に包まれているほうが、よく眠れましたね。
寒ければ寝袋に入ればいい。でも暑くて眠れないときは、どうにもならない。
夏キャンプで思いっきり遊んだあとに、きちんと眠れて身体を休められる環境を作れるというのは、かなりありがたいとのことでした。
夏キャンプは「夜が快適」なだけで、ずいぶん変わる

夏のキャンプで、夜ぐっすり眠れること。じつはそれだけで、翌日のキャンプはずいぶん快適になります。
日中の暑さまで解決してくれる万能装備ではないけれど、夏キャンプ最大の難敵ともいえる「寝苦しい夜」への回答としては、かなりアリ。
夏でも寝袋に包まれて眠れる。「冷やしテント」のいちばんの贅沢は、案外そこなのかもしれません。
RECAMP「冷やしテント」がある施設はこちら



