過去最多238台! まずは会場の「初披露」ラッシュから
2026年7月11日(土)・12日(日)の2日間、東京ビッグサイトで「東京キャンピングカーショー2026」が開催されています。
会場は東7・8ホール。全100社が出展し、過去最多となる238台がずらりと並ぶ様子は、まさに壮観のひとことです。
真夏でも屋内でじっくり見比べられるのがこのショーのありがたいところ。筆者も汗をかかずに(笑)、気になるモデルをくまなくチェックしてきました。
今回はまず、この会場で初お披露目された注目の新型14台から順にご紹介します。そして最後に、初披露ではないものの「これは見ておきたい!」という2台を取り上げますね。
1.天井に北斗七星! ダイレクトカーズ「北斗の拳|世紀末仕様」
まず筆者の目を引いたのは、ダイレクトカーズ(三重県鈴鹿市)のブースです。

なんと、あのアニメ「北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-」とのコラボモデル「世紀末車中泊伝説 北斗の拳 FIST OF THE NORTH STAR」を初披露。同日から抽選販売の予約応募も受け付けます。

ベースはトヨタ「ハイエースワゴン」。天井には北斗七星の演出が施されていて、横になれば星空を見上げながら眠れるという趣向です。ロマンがありますね!

リア窓には、原作者・原哲夫さんの直筆イラストとサイン入りボードを備えます。7台限定で、価格は777万円(税込)から、というのも“世紀末”感があって心憎い演出です。
2.アメリカン旧車風がかわいい! ダイレクトカーズ「Dickies|軽キャン」

同じくダイレクトカーズから、ワークウェアブランド「Dickies」とのコラボ軽キャンパーも初公開されていました。

ベースはダイハツ「ハイゼットトラック」。アメリカンヴィンテージ調の見た目がとにかくオシャレで、冷蔵庫やシンク、ガスコンロまで備えています。

販売は2026年7月11日から2027年6月28日までの期間限定です。気になる人は早めにチェックですね。
価格は、712万円〜。
3.家具まで一新! ダイレクトカーズ「WALD Bruno|5台限定」

さらに同社は、人気カスタムパーツブランド「WALD」とのコラボによる「Bruno」の特別仕様車も初披露しています。

人気モデルのBrunoをベースに、家具・床・シートまわりまで一新した、トヨタ「ハイエース」ベースの5台限定車です。

車両価格は、849万円〜。
4.静かなEVキャンパー! ダイレクトカーズ「DC EVLIFE」

EV分野の目玉は、キア(韓国)の次世代EV「PV5」をベースにした提案が複数そろっていたこと。会場でもひときわ注目を集めていました。
まずダイレクトカーズが、EV専用の新シリーズ「DC EVLIFE」の第一弾として、Kia「PV5 パッセンジャー」ベースの5人乗りEVキャンピングカーを初公開。

乗車5名・就寝2名で、EVならではの静粛性を生かし、日常使いから車中泊まで幅広く対応します。エンジン音のない車中泊、憧れますね。

車両価格は、869万円〜。キア「PV5」は国と地方自治体の補助金対象車となっており、補助金額は合計180万円ほど(4ナンバーの場合)と現地解説員が説明してくれました。
※補助金の適用条件や詳細な金額については、各自治体や販売店への事前確認をおすすめします。
5.トイファクトリー「Kia PV5|EVベッドキット」

トイファクトリーも、キア「PV5 パッセンジャー」専用のベッドキットを初披露し、会場で販売を始めています。

同社初となるEVベースの提案で、テーマは「EVに温もりを」。車中泊はもちろん、ペットとの移動やロングドライブの休憩まで快適にしてくれます。

車両価格は、709万円から。
6.高さがうれしい! ホワイトハウス「Kia PV5|電動ルーフ」
ホワイトハウスも、Kia「PV5」のキャンパー架装モデルを初公開しています。

注目は、垂直に立ち上がる電動ポップアップルーフ(*)。室内で着替えるときなど、ちょっと高さがほしい場面でとても重宝します。
(*)ポップアップルーフ:屋根の一部が持ち上がる構造のこと。走行時は低く、駐車・就寝時は屋根を上げて室内高や就寝スペースを稼げます。

内装はアクティブユーザー向けの新レイアウトで、自転車などもそのまま積めるのが頼もしいですね。

乗用車(ワゴン)の「パッセンジャー」と貨物車(バン)「カーゴ」の2タイプを出展。共に参考出品車で車両価格は設定されていません。
7.大人2名の贅沢空間! トイファクトリー「DA VINCI 5.4|1584万円」

トイファクトリーは、フィアット「デュカト」ベースの新型「DA VINCI(ダヴィンチ)5.4」も初披露し、会場で販売を始めています。

テーマは「贅沢な大人2名の旅時間」。ベッドスペースや寝心地を刷新した新モデル。

車両価格は、1584万円〜。
8.10年ぶりの復活! トイファクトリー「ZARA」
トイファクトリーは、トヨタ「ハイエース」のワイドミドルボディをベースにした「ZARA(ザラ)」を復活させ、新モデルを初披露しました。

このZARAは2011年に登場したものの、旧モデルは横座り座席を備えた3ナンバー登録の10人乗りワゴン車で人気を誇っていたのですが、保安基準改正の影響を受け、2016年に生産を終えたモデル。
それが約10年ぶりに復活したというから、往年のファンにはたまりませんね。

乗車定員は5名、就寝定員は2名。オプションにより4名就寝にも対応します。

車両持込架装設定となり、価格は468万円〜。
9.広さが正義! レクビィ「LIV’N ワイド|広幅2段ベッド」

レクビィは、日産「キャラバン」ワイドボディをベースにした新型「レクビィ プラス LIV’N(リビン)ワイド」を、レイアウトの異なる2タイプで実車初公開しています(発表は2026年6月22日)。

ベース車両がワイドボディになったことで、車幅が先代の1695mmから1880mmへと拡大。
2段ベッド仕様も新たに選べるようになりました。ファミリーには2段ベッド、うれしいですよね。

車両価格は、847万円〜。
10.週末使いにちょうどいい! RVトラスト「CROSS」

RVトラストは、トヨタ「タウンエース」ベースの新型キャンピングカー「CROSS」を初披露しています。

普段使いから旅行、アウトドア、車中泊まで幅広く対応し、大人2名がゆったり眠れる就寝スペースを備えます。週末のクルマ旅にちょうどいいサイズ感ですね。

車両価格は、583万円〜。
11.40台限定の記念モデル! VANTECH「40th “ジル”」

VANTECH(バンテック)は、40周年記念モデル「VANTECH 40th Anniversary LIMITED EDITION “ZiL”」を初展示しています。

RECAROシートに、10kWhのリチウムイオンバッテリー、708Wのソーラーパネルを備える、全国40台限定の特別仕様車です。装備が“全部入り”で、記念モデルらしい気合いを感じます。

車両価格は、1,600万円。
12.デリカがベースに! 加藤モーター「NOCTI」

加藤モーターは、三条三菱自動車販売と共同開発した新型「NOCTI(ノクチ)」を初公開し、販売を始めています。

ベースは三菱「デリカD:5」。サードシートを外してセカンドシートと組み合わせれば、大人2名用のフルフラットな就寝スペースへ展開できます。
デリカD:5の国内販売台数は、2025年度(2025年4月〜2026年3月)に 2万6,389台を記録。なんと、デビューから19年目にして(2007年1月発売以降)過去最高を更新したという根強い人気モデルです。

車両価格は、749万5,000円〜。
13.片付けずにすぐ寝られる! 加藤モーター「エレガンツァ」

同社は、日産ピーズフィールドクラフト(日産ディーラー)との共同開発による「エレガンツァ」も初公開し、販売を始めています。

ベースは日産「NV350キャラバン」のスーパーロング。リビング、常設ベッド、カーゴの3空間を独立させ、片付けずにすぐ就寝できるレイアウトが特徴です。
これ、車中泊派には地味に効くポイント。「寝るたびにベッドを展開・撤収」の手間がないのは、本当にラクなんです。

車両価格は、1,030万9,000円〜。
14.軽キャンの新型! Stage21「タイザ プロIII」

東京キャンピングカーショー2026初披露新型キャンパー14台目は、Stage21の軽キャンパー「リゾートデュオ タイザ プロIII」。ダイハツ「アトレー」ベースの新型です。

シンプルな作りで使いやすそう!

車両価格は、402万8,200円とキャンパーにしてはお求めやすい価格。多くの人の注目を集めていました。
【注目の2台】「クピ男」プロデュース!NTB「AOSAGI」
ここからは、今回が初披露ではないものの、会場でぜひ見ておきたい注目の2台をご紹介します。

1台目は、日本特種ボディー(NTB)の「AOSAGI(アオサギ)」。登録者約79万人の車中泊系YouTuber・クピ男さんがプロデュースした、いすゞ「Travio」ベースの新型です(初公開は2026年6月26日、八王子の常設展示場)。

会場ではクピ男さんのトークショーも予定されていました。ファンは要チェックですね。

車両価格は、1,298万円〜。
【注目の2台】有名人コラボで話題! ナッツRV「ジョカーレ」

2台目は、ナッツRVの「ジョカーレ」。シンガーソングライターの清木場俊介さんとの初コラボモデルです。

2026年1月に発表され、2月のジャパンキャンピングカーショー2026で初披露された新型。フィアット「デュカト」ベースのカーゴキャンパーで、有名人コラボとして大きな話題を集めました。

車両価格は、1,157万8,000円〜。
今回はアクセスしやすい「東京ビッグサイト」で開催!

今回は、アクセスしやすい「東京ビッグサイト」の「東7・8ホール」で開催。開催日は、2026年7月11日〜12日。
東京キャンピングカーショー2026の出展台数は、過去最多238台!そのうち今回初披露は14台!(初披露台数カウントは筆者調べ)
今回初披露のコラボモデルやEVの新提案から、すでに発表された注目の新型まで、見どころは盛りだくさん。
「東京キャンピングカーショー2026」は、2026年2月開催の「ジャパンキャンピングカーショー2026」の続編の立ち位置になります。規模は縮小しているにもかかわらず数多くのキャンピングカービルダーが新型を初披露するという、マーケティング面でも重要なショーになったのだと筆者は感じました。
気になる実車を、ぜひこの機会に確かめてみてくださいね!
(文・写真:宇野 智)




