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【パタゴニア2024年新作レポ】大人気「ブラックホール・ダッフル」シリーズが100%再生素材で刷新へ!

2023年に創立50周年を迎えたアウトドアブランドpatagonia(パタゴニア)。

オーガニックコットンや魚網リサイクル素材の活用、海洋プラスチック問題への取り組みなど、いち早くサスティナブルな活動に取り組んできたパタゴニアですが、2024年も大きな一歩を踏み出すようです。

今回は、そんなパタゴニアの2024年の春夏展示会の模様を速報でお届けします!

目次

撮影:編集部

パタゴニアはさらなる一歩を

「GORE-TEX」で知られるゴア社と協働し、環境に害があるとされるPFAS(有機フッ素化合物)フリーの防水透湿素材を開発すに向けて協力するなど、「環境への配慮」という面でも業界をリードし続けているパタゴニア。

今回の記事では、そんなパタゴニアの2024年初夏の新作展示会をレポートします。

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人気の「ブラックホール・ダッフル」シリーズが100%リサイクル素材へ

まずお伝えしたいのが、今回の最大トピックのひとつであり、会場でまず編集部一同を迎えてくれた「ブラックホール」シリーズ。

これまでも材料の一部にリサイクルTPU(サーモプラスチック・ポリエステル)が使われていましたが、今シーズンから全面的にリサイクル素材へと切り替わるそうです。本体ボディーのほか、TPUフィルムラミネートも100%リサイクル素材へ。

TPUが生み出す光沢感が特徴だったブラックホールシリーズですが、リサイクル素材になったことでその表情にも変化が。

シリーズの特徴である耐久性はそのままに光沢が抑えられたマットな質感となり、まさに“新しい「ブラックホール」シリーズ”として生まれ変わりました。

なんでも飲み込む宇宙の「ブラックホール」が名前の由来となっている同シリーズ。大容量なダッフルバックのサイズ展開はこれまでとおなじ40L、55L、70L、100Lの4サイズ展開

いずれも取り外し可能なショルダーハーネス付きなので、バックパックのように背負うことも可能です!

キャンプ場にて、大量のギアを一気に運びたいときに活躍してくれることでしょう!

小物の収納にちょうど良い「ブラックホール・キューブ」も

「ブラックホール」シリーズの起源であるダッフルバッグに負けず劣らずな人気の「キューブ」シリーズもリサイクルTPU素材にアップデート。サイズは、3L、6Lに加え、ちょっと大きめで衣類の収納にも便利な14Lの3サイズ展開です。

サーフアパレルにクライミングのデザインを融合

荷物が崩れるのを防いでくれるコード付きなのがうれしい

続いて目をひいたのがこちらの大型トート。こちらも「ブラックホール」シリーズ定番のトートなのですが、こちらは新しく展開する「ウォーター・ピープル」コレクションの特別カラーエディション。

「クライミング」と「サーフィン」という、異なる2つのアクティビティをルーツに持つパタゴニア。そんな2つの要素をミックスさせたのが新シリーズ「ウォーター・ピープル」。

パタゴニアの前身である「シュイナード・イクイップメント」のギアからインスパイヤーされた要素が各所に散りばめられており、このウェビングベルトのデザインはクライミングの際に岩壁に打ち込む「ピトン(ハーケン)」がモチーフとのこと。

独特なカラー配色と、オリジナルのロゴがキュートな印象。すでにいくつかトートバッグは持っていても、つい買い足したくなってしまう可愛さがありました。

シンプルなトートバッグも

同コレクションからは、シンプルな縦型トートバックも登場。持ち手の部分が、さきほどのウェビングベルトとおなじ「ピトン」のデザインになっている点に注目。

「リサイクル・マーケットトート」という商品名で、まさにスーパーマーケットなどでのお買い物にちょうど良さそうです!

女性向けのモダンなジャケットも

また、女性向けのジャケットもラインナップ。

こちらは伝統的なセイリングジャケットからヒントを得たモダンなシルエットの人気ジャケットですが、胸元のロゴやジップの引き手が「ウォーター・ピープル」仕様で仕上げられています!

2024年のシーズンデザインは「チャンネル諸島」に

毎シーズン、世界各地の自然をテーマにテキスタイルイメージを展開するパタゴニア。2024年は、patagonia本社のあるカリフォルニア州ベンチュラからもその島影を望むことができる「チャンネル諸島」がモチーフに。

ハクトウワシやラッコなどの野生生物が数多く生息し、「北米のガラパゴス」とも呼ばれるチャンネル諸島。その豊かな生態系をパターンに落とし込み、特別なシリーズが完成しました。

プロビジョンズからは「オーガニック味噌」登場

土壌に良い変化を与える多年草穀物「カーンザ」を用いたクラフトビールや、自然派ワイン・自然酒などを展開してきたパタゴニア・プロビジョンズからは、「オーガニック味噌」が登場

画像出典元:農法法人Three Little Birds合同会社

原料となる大豆は、ソーラーシェアリング(農地の上部空間を有効活用しソーラーパネルを設置する取り組み)のもと、リジェネラティブ・オーガニック認証を目指す千葉県の不耕起有機大豆を使用しています。

自家採取の蔵つき麹菌を用い20ヶ月じっくりと天然醸造した辛口味噌を、600gのパック入りと、アウトドアでも持ち運びしやすい200gのパウチ入りで「TO GO」として発売!

こちらは、キャンプに持っていくのにも丁度よさそうですね。

パタゴニアの革新は止まらない

この他にも、廃棄処分の運命にあった頑丈なリップストップ素材をアップサイクルして作られたクライミングロープ収納用バッグ「ウィンウィン・パッキング・タープ 22L」など、妥協ないものづくりの姿勢を貫くパタゴニア。

自然を愛するキャンパーであれば、どれかひとつ今シーズンのアウトドアライフに取り入れたいところですね!

patagoniaの公式ホームページはこちら