アイキャッチ画像出典:クレイモア
記事中画像撮影:筆者
モノを減らして、スタイリッシュにキャンプしたい!
小物ギアからコーヒーツールまで、自分が使うモノは、機能だけでなくデザインにもとことんこだわりたい筆者。一方、キャンプでは車の積載スペースも限られてくるし、なるべくモノの総量は減らしたい……。
その狭間でいつも悩める筆者ですが、全てをクリアしたお気に入りギアを見つけたときの喜びはひとしお!
片手サイズで何役も!クレイモア「エアー」
そして最近入手した、CLAYMORE(クレイモア)の新作「クレイモア エアー」は、まさにそんなギアの1つです。
名前の通り、エアーを注入するポンプとしての役割がメイン機能なんですが……。こちら実は、コンパクトなのにこれ1台で何役もこなすマルチギア。
当然モノの総量が減るうえ、デザインのカッコ良さはもちろん、機能面も優秀で、キャンプや日常のさまざまなストレスが解消したので、詳しくご紹介します!
クレイモア クレイモア エアー
本体サイズ | 幅 78mm × 奥行き 102mm × 高さ 193mm |
---|---|
重量 | 約 540g |
バッテリータイプ | Li-ion 10.8V |
バッテリー容量 | 4,900 mAh |
連続運転時間 | 50分〜10時間(送風/吸引機能使用時) |
充電時間 | 2時間40分(PD45W) / 4時間(18W) |
入力 | USB 5V 2A |
付属品 | 専用ケース、ノズル(8種)、ストラップ、USB Type-C充電ケーブル |
「クレイモア エアー」はこんなギア!
まず手にとってみると、80年代SF映画に出てくるロボットを思わせる、このデザインがなんとも愛嬌たっぷり。男心くすぐる系の見た目です。
レトロガジェット的な魅力を放ちながらも、全体としてはスタイリッシュにまとまっているのが秀逸な「クレイモア エアー」。
本体サイズは78×102×193mm。重さは500mlペットボトルとほぼ同じ540gと、決して軽量ギアとは呼べないものの、このコンパクトな1台に、エアーポンプ以外にも機能が盛りだくさん……!
付属品が充実している
付属の専用ケースにずらりと整列された様は、男心をくすぐるだけでなく、パーツの紛失もしっかり防いでくれるスグレモノ。
ボディの正面にはスイッチが2つ、ヘッド部分には3段階でパワー調整できるエアブロワーとLEDライトがついており、8種の付属パーツでさまざまな使い方が可能です。
機能の組み合わせ・出力にもよりますが、連続使用時間は50分〜10時間となっています。
“秒”でギアが膨らむハイパワー!
収納サイズが最もコンパクトで、キャンプでも快適な睡眠を確保できるエアーマットですが、付属の手動ポンプで膨らませるのはとても大変ですよね。
しかし、「クレイモア エアー」なら、家族分だってあっという間に準備完了!
筆者愛用のエアーマット、エクスペド「Ultra 7R M Mummy」を膨らませてみたところ、なんと約14秒で完了しました!
空気注入時用の付属ノズルは4種類もあるので、さまざまなアイテムにフィット。
夏には、インフレータブルボートのパックラフトも楽しむ筆者。エアーマット以上に膨らませるのが大変なので、大活躍間違いなしの予感しかありません。
空気を抜くのもあっという間
さらに、ヘッド部分の天面には吸気口も装備。付属の専用ノズルを装着すれば、面倒な空気を抜く作業もノンストレス。
手で空気を押し出すよりもしっかりと空気が抜けるので、収納袋にギアを戻すときもよりスムーズに。
※ウレタンフォーム入りマットの場合は、最後にしっかりと潰して丸める作業が必要です。
ピンポイント送風で火起こしが簡単!
そして、キャンプに便利なもう1つの点が、パワフルに空気を吹き出すダスター機能。
しかも! 熱で溶けない専用アルミ製ノズルも付属し、焚き火の火おこしにも安心して使える配慮が優秀なんです。
また実測で約13cmの長さがあるため、安全な距離から、狙った場所にピンポイントな送風が可能。
火吹き棒で息を吹きかけるのと違って、圧倒的パワーで絶え間なく酸素を送り続けられるので、超簡単&楽に火おこしが叶います。
落ち葉や水滴も一気に飛ばす
秋の終わりなど、風情のある落葉の季節のキャンプも乙なもの。けれど、テントやテーブルに落ち葉が降り積もってしまうと、片付けるのがなかなかの手間ですよね。
そんなときも、ダスター機能が大活躍! 今度は専用の平らなブラシ付きノズルを使えば、落ち葉を一気に吹き飛ばしてくれるので、ギアを移動させて息を吹きかけたり、手で払うひと手間がなくなります。
このブラシ付きノズルは、テントの埃を払ったり、夜露や雨の水滴などを飛ばして乾燥時間を早めるなど、他にもキャンプでの活用シーンがいっぱい!
またキャンプのみならず、自宅の玄関先の落ち葉や車内に入り込んだ芝生など、ササっと吹き飛ばすのにも重宝します。
ハンディライトとしても活躍!
そして、エアーポンプ機能だけじゃないのがスゴイところ。LEDライトも備え、画像のようにハンディライトとしても活躍してくれるんです。
ポンプとしては特徴的な握りやすいこのフォルム、ハンディライトとしての使用時にもその意義が発揮されるワケです。
最近人気の円筒型タイニーポンプなんかだと、LED機能付きでも、持ち歩いて照らす用途には不向きですよね。
明るさも、60Lm・160Lm・260Lmの3段階に調整できる本格派。
ただし、ややスポットライト気味で光源が小さく、ランタンのような広範囲は照らせません。作業時の手元を照らしたり、夜間のキャンプ場内の移動などには十分な照射範囲です。
さらに、ライトを付けた状態でも送風が可能。暗いときでも焚き火の様子を確認しながら送風できる点が優秀です!(ブロワーの弱モード時の音は比較的静かですが、周囲の状況や時間帯には、十分配慮して使用しましょう。)
モバイルバッテリー機能も便利
実にマルチな「クレイモア エアー」、ようやく最後の機能となりますが、モバイルバッテリーとして、スマホなどの充電にまで役立ってくれるんです。
水滴や埃から保護できるカバー付きの充電ポートは、最近主流のUSB Type-C。
電化系キャンプギアも多くがType-Cになりつつあり、今後何種類もケーブルを持ち歩かなくても済みそうです。
バッテリーの容量は大容量の4,900mAhで、スマホだと約1.5〜2回のフル充電が可能です。
実際にいろいろ使ってみましたが、空気の吸排気くらいでは、そうそうバッテリー残量表示は減らず、モバイルバッテリーとしても余裕で使えます。
なお、クレイモア「エアー」自体の充電は、4時間でフル充電が完了。PD45W(急速充電器)なら2時間40分で完了します。
少しだけ気になるところも…
持ち歩くにはやや重い
バッグなどに入れて持ち運んだり、常に手持ちで作業・長時間ライト機能を使う際には、540gという重量はちょっと気になるかも……。
さっとギアボックスから取り出して使ったり、ちょっとトイレに行く程度であれば気になりません。
グリップがやや太め
普段の手袋サイズLの筆者が握った様子
多機能かつ大容量バッテリーを搭載しているためか、本体サイズはどうしても少々大きめ。ボディの直径も太めなので、手の小さい人や子どもには少々持ち辛いかも。
重さと共に、この辺りはどうしてもマルチさゆえの代償となってくるので、アイテムの総量が減るメリットとの天秤にかけて考えるべきなんでしょうね。
一家に一台置きたいレベルのマルチギア!
ハンディサイズのコンパクトさながら、コレ1台で実にマルチに使えるクレイモア「エアー」。
エアーポンプ・ブロアー・ハンディライト・モバイルバッテリーと、キャンプに持参するモノの総量が確実に減りました。
また、そのスピードとパワーで、1つ1つの作業にかかる時間も減少。貴重なキャンプ時間の無駄がなくなり、より有意義に過ごせるように。これはもう、一家に一台置いてもいいのでは?
みなさんもぜひ、「クレイモア エアー」であらゆるプチストレスを解消してみてはいかがですか?
クレイモア クレイモア エアー
本体サイズ | 幅 78mm × 奥行き 102mm × 高さ 193mm |
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重量 | 約 540g |
バッテリータイプ | Li-ion 10.8V |
バッテリー容量 | 4,900 mAh |
連続運転時間 | 50分〜10時間(送風/吸引機能使用時) |
充電時間 | 2時間40分(PD45W) / 4時間(18W) |
入力 | USB 5V 2A |
付属品 | 専用ケース、ノズル(8種)、ストラップ、USB Type-C充電ケーブル |