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PROTOTYPE OPTION prop02/Od14

マジ天才。OD缶を三脚に変身させる「prop02/OD14」が発明すぎる

キャンプや登山でスケール感ある写真を撮ったり自撮りに役立つのが三脚ですが、荷物量の問題で持って行けない……という人も多いですよね。

そこでおすすめなのが、PROTOTYPE OPTIONの「prop02/OD14」! めちゃくちゃ小さいパーツながら、OD缶と組み合わせることで即席で三脚が作れる超便利アイテムなんです。普段アウトドアで撮影することも多い筆者、実際にフィールドで試してみた驚きの使い勝手の良さをご紹介します。

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目次

アイキャッチ画像出典:TOKYO GRAPHER 記事中画像撮影:筆者

臨場感ある写真が撮りたいけど、三脚って嵩張る…

ソロキャンパーの荷物一式

アウトドアで一眼レフやミラーレスで写真を撮るとき、構図を決めたり臨場感を出すのに役立つのが三脚。普段キャンプや山登りをしている私も星空が綺麗だったときや風景撮影にスケール感を出すために自撮りをする際はどうしても三脚を立てたいのですが、何せ重く嵩張るものがほとんど。

荷物ももうこれだけあるので、自転車キャンプやトレッキングの際は三脚は省かざるを得ないことも度々あります。

“即席三脚”が作れる、超便利パーツを発見!

PROTOTYPE OPTIONのprop02/OD14を使ってOD缶を三脚化

荷物を圧迫しない三脚……そんな都合の良い物は無いかと探してみたところ、なかなかに便利そうなアイテムを発見! ガス缶にカメラを取り付けられるアダプター「prop02/OD14」です。

PROTOTYPE OPTION prop02/OD14

サイズ幅32.3×高さ42.4mm
重量prop02=9g ballhead=23g
材質マテリアル: A6063、アルマイト処理
※雲台ダイアル部の芯のみステンレス鋼ネジ
重心荷重3kg
重心外荷重600g

OD缶と接続できるカメラアダプター「prop02 / OD14」

PROTOTYPE OPTIONのprop02/OD14

こちらは、PROTOTYPE OPTION(プロトタイプオプション)というギアブランドの「prop02/OD14」。OD缶のバルブネジをカメラなどに用いられる1/4ネジに変換するパーツで、クッカーやランタンの熱源として携行するOD缶に接続することで撮影その他をサポートしてくれる画期的なアイテムなんです。

PROTOTYPE OPTIONのprop02/OD14をクッカーに収納

重さはたった32gで、ポケットに入るほど小さいサイズ。まったく嵩張らないので、ガスやバーナーやコップと一緒にクッカーの中に収納することも可能! 荷物を圧迫しないという課題は、十分クリアできそうです。

3つのパーツを組み合わせる仕組み

PROTOTYPE OPTIONのprop02/OD14

パッケージには3つのパーツがバラバラに入っているのですが、これらを組み合わせることでカメラアダプターとして機能します。

取り付け方法

PROTOTYPE OPTIONのprop02/OD14をOD缶に接続

まず、ネジ穴のあるパーツをガス缶のネジ山に接続します。左に回してOD缶のネジ山とパーツの溝をしっかり平行にハメて、カチッと音が鳴ったのを確認。その後は右に回し、OD缶の最上部の銀の箇所にPROP02/OD14の外周が軽く触れた時点で回転を止めます。

PROTOTYPE OPTIONのprop02/OD14をOD缶に接続

その上から、別のパーツは右回転でハメていき……

PROTOTYPE OPTIONのprop02/OD14をOD缶に接続

しっかり固定されたのを確認したら、設置完了です。

▼取り付け方法について詳しくはこちら


出典:instagram by @prototypeoption

OD缶のバルブに接しない、安心設計

PROTOTYPE OPTIONのprop02/OD14の断面
出典:PROTOTYPE OPTION

ガス缶に接続するパーツということで人によっては安全面が気になるかもしれませんが、写真の断面図からもわかるようにどのOD缶のバルブにも干渉しないよう、バルブ上部に空洞が設けられる設計になっています。

8つの穴が空いているので、ネジをOD缶に装着しても真空状態を作らない設計。また、カメラ周辺機器のみを製造している工場で、航空機などに使われる安全性の高い素材を用いるなど、品質もしっかり追求されています。

prop02/OD14を使って、実際に撮影してみた

まずは三脚なしで撮ってみた

カメラで撮影する男性

違いを分かりやすくお伝えするために、まずは三脚無しで撮ってみます。たまたま落ちていた木の枝を拾ってきて固定などしてみましたが、案の定撮影しにくい……。

逆光で見づらい写真

撮影しようと思っていたポイントも外してしまい、クオリティもイマイチ。また、不安定な状態でカメラが崩れて落ちてしまうんじゃないか? と思うと撮影中も気が気じゃないので、さっそく装着!

三脚つきだと、いい写真が楽々撮れた!

カメラで撮影する男性

OD缶に取り付けたprop02/OD14にカメラをセットしてみたところ、好みの角度でしっかり固定できました!

山を眺める男性の後ろ姿

撮影角度もバッチリ! 自分自身も景色もしっかりおさめて撮影することができました。

山を眺める男性の後ろ姿

並べて比べると、クオリティの差は一目瞭然。小さいパーツながら、あるとないとでは満足度が大きく変わってくるアイテムであることを実感しました。

スタビライザーがあると、より安定感アップ!

PROTOTYPE OPTIONのprop02/OD14を使ってOD缶を三脚化

少し傾斜のある場所だったり強風の場合は、大きなカメラを設置すると倒れてしまうこともあるかもしれません。その点が不安な方は、ガス缶にスタビライザーを付けるのがおすすめ。実際私も試してみましたが、安定感がかなり増して、撮影もスムーズでした。

さらに!角度調整も自由にできる

PROTOTYPE OPTIONのprop02/OD14を使ってOD缶を三脚化

カメラを接続する部分の真下にツマミがあるのですが、そこを緩めることでカメラの角度を調節できます。カメラの角度を真上に付けることもできるので、星空の撮影などにかなり便利そうですね。

使えるのは、カメラだけじゃない!その他の活用法

アダプターがあれば、スマホにも使える

PROTOTYPE OPTIONのprop02/OD14を使ってスマホで動画を観る

このprop02/OD14は、カメラではなくスマートフォンを接続することも可能。別途ホルダーが必要になりますが、これさえあれば自撮りはもちろんテレビ電話や映画を楽しむこともできます。

オプションパーツを使えば、ランタンスタンドにもできる

PROTOTYPE OPTIONのprop02/OD14をランタンスタンドとして活用
出典:instagram by @prototypeoption

こちらも別でパーツ(prop03/ROD14)を購入する必要がありますが、ランタンスタンドとしても使うことができます。ショートとロング2つの長さがセットになっていて、単体または2つを繋げて使うことも可能。

テーブルの上に置いて、LEDランタンをちょうど良い位置から照らすのに便利ですね。

PROTOTYPE OPTION prop03/ROD14

サイズprop03_01 : 最大径8mm、長さ43mm
prop03_02 : 最大径8mm、長さ93mm
材質 A6063、アルマイト処理

prop02/OD14を使う際の注意点

本体凹内部に異物が無いか、使用前に必ず確認を

PROTOTYPE OPTIONのprop02/OD14

PROTOTYPE OPTIONホームページの取り扱い方法にも記載されているのですが、ガス缶と接続する前に本体凹内部に異物が無いかを必ずチェックしましょう。ガス缶と合わせて使う物なので、万が一の事故に繋がらないよう十分に気をつけたいですね。

耐荷重に注意

PROTOTYPE OPTIONのprop02/OD14を使ってOD缶を三脚化

prop02は重心荷重が3kgで、重心外荷重が600g。カメラ本体の重量を確認してから設置するのはもちろん、角度を付ける場合は外荷重にも気をつけましょう。

合わせるOD缶は、接続確認済みのメーカーが安心

PROTOTYPE OPTION prop02/Od14
出典:TOKYO GRAPHER

OD缶には色々なアウトドアメーカーのものがありますが、より安心して使えるようPROTOTYPE OPTIONが接続できることを確認しているメーカーのOD缶を使うと良いでしょう。

OD缶接続確認済みのメーカー

イワタニ、スノーピーク、コールマン、キャプテンスタッグ、EPIgas、SOTO、MSR、Jetboil

大きな三脚は、もう必要なし!

PROTOTYPE OPTIONのprop02/OD14を使ってOD缶を三脚化

超コンパクトで嵩張らないprop02/OD14は「とりあえず入れておこう!」ができるし、それでいてカメラの固定から角度調整までしてくれる優れものでした。

今後は重たい三脚を持ち歩かずにprop02/OD14に頼る機会が増えそうです!

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