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しまむら外観

【しまむらの価格バグってる?】700FPの「ダウンジャケット」が5,170円なんですけど…

みなさん今年の冬、防寒ウェア買いました? 筆者は最近、しまむらの「プレミアムライトダウン」なるアウターをGETしました。

というのもこのダウン、撥水など10の機能をもち上半身が全方位で暖かく、しかも5,000円弱で買えるという、なかなか気になるスペックが揃っていまして。

実際のところどうなのか、細部まで着用レビューしていきたいと思います。今季のダウン何にしようか悩んでいる方、とくに必見ですよ!

目次

記事中画像撮影:筆者

しまむらプライベートブランドの価格設定がおかしいぞ!?

しまむらプレミアムライトダウン

今回購入したのは、こちらのダウンジャケット。誰もが知っている衣料品チェーンストア「しまむら」のプライベートブランド「CLOSSHI PREMIUM(クロッシープレミアム)」のものなんです。

化繊綿じゃなくダウンなのに価格が税込5,170円という、正直見たこともない驚きプライスとなっていました。そこで今魅力的なしまむらブランドの実力を調査してみます!

「CLOSSHI PREMIUM」とは

しまむらプレミアウムライトダウン

かねてから「CLOSSHI(クロッシー)」というプライベートブランドを展開している「しまむら」。着心地、使い心地、触り心地にこだわったブランドで、そのなかの高級ラインが「CLOSSHI PREMIUM(クロッシー プレミアム)」。より高い機能性を持ち、“あったらいいな”を応援するコンセプト。

しまむら史上最強の「プレミアムライトダウン」

しまむらプレミアムライトダウンの内側ロゴ

筆者が手に入れたダウンジャケット「プレミアムライトダウン」は、なんと10の機能を搭載したしまむら史上最高のハイスペックダウン

どうやらあちこちに機能が散りばめられているようで、タグには「全方位型ダウン」とも書かれています。

しまむらプレミアムライトダウンとタグ

商品名は「メンズダウンジャケット プレミアムライトダウン(プライスカードの表記は3JKキルトダウンPK)」ですが、なんだかユニクロっぽくてややこしいので、以下「全方位型ダウン」と呼ぶことにします。

10の機能って? 「全方位型ダウン」の強み

しまむらプレミアムライトダウンの着用図

まずは、10の機能を一覧で見てみましょう。

CLOSSHI PREMIUM「全方位型ダウン」10の機能

  1. 1. 保温
  2. 2. UVカット
  3. 3. 防風(表生地)
  4. 4. 防汚(表生地)
  5. 5. 撥水加工(表生地)
  6. 6. 抗菌防臭(裏生地)
  7. 7. 静電気防止(裏生地)
  8. 8. ストレッチ
  9. 9. 洗濯機OK
  10. 10. 軽量

ふむふむ、どれもキャンプにあると嬉しい機能が満載のよう

とはいえ全部にフォーカスすると長くなってしまうので、なかでも筆者が気になった4つの機能を詳しくご紹介します!

機能面でのポイント4つ

1|700フィルパワーのダウン使用

しまむらプレミアムライトダウンの素材感

ダウン製品でよく目にする「フィルパワー(FP)」とは、ダウンのかさ高(膨らみ具合)を示すもの。端的に言うと、フィルパワーの数値が大きいほど、保温力が高いダウンの目安になります。

一般的に700フィルパワーを超えるダウンは非常に品質が高いと言われており、全方位型ダウンもそのラインをクリアしています。品質表示タグには【ダウン90%、フェザー10%】と書いてあり、本物のダウンをしっかり採用。

5,000円ちょっとという価格から「安価なダウンにありがちな独特なにおいがするのでは?」と心配していたのですが、イヤなにおいゼロでした。

2|重量920g、軽くて着心地もラク

しまむらプレミアムライトダウンを持っている

筆者が選んだLLサイズの重量は920gとなかなかの軽さ! 今まで肩が凝るようなアウターが多かったなか、アウターでこの軽さは癖になりそうです。

素材は柔らかく、ストレッチもやや効いているのでとても着やすく感じました。

3|小雨もへっちゃら。耐水圧10,000mmの撥水加工

しまむらプレミアムライトダウンが撥水している

表生地には撥水加工が施されています(ただし完全防水ではありません)。

実際に水をかけてみたら、しっかり弾きます! ダウンを少し振るだけで水滴が綺麗に落ちていきました。

そして雨を弾いてくれるうえに、水溶性の汚れがつきにくい加工も施されており、食べこぼし汚れも軽減してくれるツワモノなんです。

4|洗濯機で丸洗いOKだから、お手入れラクラク

しまむらプレミアムライトダウンの洗濯表示

ダウンのものによっては自宅で洗いにくいケースもあり、シーズン終わりにクリーニング屋に出している方も多いと思いますが、全方位型ダウンは洗濯機でしっかり洗えます。洗濯表示ラベルを見ると、30℃以下の弱水流で洗濯機洗いが可能とのこと。

いつもキャンプでガンガン汚してしまい、焚き火の臭いまみれにもなってしまう筆者にとっては本当に嬉しいポイントです。

ディテールにもこだわりが詰まってる

優れた10の機能があるだけでも、十分実力のある「全方位型ダウン」。なのですが……! 5,170円の安さで、ここまでディテールにこだわってるのもスゴイんです。

腕が上げやすいデザイン

生地のストレッチが効いてるうえにデザイン面でも工夫があるため、肩回りが動きやすく、設営・撤収も使いやすい

テントを張ったり、ギアを荷下ろししたりするときって意外と腕を上げることが多いので、突っ張りにくいところがとてもストレスフリーでした。

ポケットの内側があったかい

しまむらプレミアムライトダウンのポケットの裏地が温かい素材

ポケット裏地は起毛していて、素手を突っ込んでおくだけで一時的に暖めることができます。手袋するほどじゃないけど、指先が冷えたからちょっと保温したいな……なんてときにめちゃくちゃ助かるんですよね。

さらに静電防止機能付きで、バチっとしにくいところも◎。

袖のベルクロで冷気を遮断できる

しまむらプレミアムライトダウンの袖にベルクロが付いている

袖のベルクロをきゅっと絞れば、冷たい空気が洋服のなかに入り込むのをシャットアウト。

そもそも表地には防風機能も備わっているため、体全体に冷気が当たりにくく、風が強い日も体幹はぬくぬくです!

首〜頭周りまでしっかりカバーできる

しまむらプレミアムライトダウンのフードを全て被っている

フードを被れば、冷気に晒されやすい首上もしっかり暖かくなります。また生地にUV機能も付いているので、真冬の紫外線が当たりにくいところもよかったポイント。

ファスナーが目立たずスタイリッシュ

しまむらプレミアムライトダウンのジッパー

ファスナー部分はマットなブラックカラーで統一されているので、高級感もありスタイリッシュ。余計な絡みもなく、かなりスムーズに開け閉めできました!

内ポケット付きで「バッテリーの持ち」にも貢献

電子機器全般は寒さでバッテリーの持ちが悪くなりがち。でも、このような内ポケットがあることで、スマホのバッテリーなどを体温で暖めつつ、外の冷気からも守ることができるのです。

キャンプ中は小型ライトや、絶対に落としたくないカギ類を入れておくのもいいですね!

キャンパー目線のシーン別オススメコーデ

服好きの筆者がウェアをレビューするときの恒例企画ということで、今回も【街&キャンプ】をテーマにコーディネートを組んでみました!

【街コーデ】のポイントは、ダウンが重たく見えないこと

しまむらプレミアムライトダウン男性着用コーディネート

グレーカラーのアウターって、何と合わせるか意外と悩みますよね。暗い色を合わせてしまうと全体的に沈んでしまうし、ただでさえダウンは重たく見えてしまうので、あえて白色のボトムスを合わせて、軽さと清潔感を出してみました。

インナーはニットの薄手セーターで、立体的に。THEアウトドア感が出すぎない組み合わせです。

【キャンプコーデ】は、王道シンプルorベストのちょい足しで

しまむらプレミアムライトダウン男性着用コーディネート

「全方位型ダウン」のシンプルなシルエットを活かして、白色のロンT、デニムという定番アイテムを合わせてみました。足元はあったかサンダル(SUBU)を履いています。

しまむらプレミアムライトダウン男性着用コーディネート

「ひと癖ほしい」という方なら、ダウンのうえに難燃ベストを重ねてみるスタイルもおすすめです。焚き火の火の粉を避けつつ、収納力も上がるので個人的にはアリかなと!

【番外編】女性ならゆるっとオーバーサイズで

しまむらプレミアムライトダウン女性着用コーディネート

オーバーサイズな感じで女性が着てもよさそうです。写真は、150cmの女性がLLサイズを着ていますが、上がダボっとしていてもタイトめのボトムスと合わせるとメリハリがつき、バランスの良いシルエットに。冷えやすい腰回りも暖められると思います!

気になったこと2つ

1、肝心の保温力は?

筆者は、これまで2つのダウンジャケットを愛用してきました。ユニクロのド定番「シームレスダウン」(750フィルパワー、購入当時価格14,900円)と、アウトドアブランド界の巨匠パタゴニアの人気ダウン「ジャクソン・グレイシャー・ジャケット」(700フィルパワー、価格52,800円、)です。

フィルパワーの数値だけで見たら5,170円の「全方位型ダウン」だって意外と負けてないんです。ただし同じフィルパワーと言えど、ダウン量や生地の素材・構造の違いで保温力に差がついてきます

実際愛用しているダウンと着比べると、やはり値段に比例して着用時の保温力の違いを感じました。

しまむらのものは、実際着用して都内の街使いでは充分すぎる保温力といったところ! しかし、氷点下を下回るようなキャンプシーンでは物足りない気もします。インナーを工夫して着用シーンを広げるのも一つの手ですね。

2、収納性はどうか?

しまむらプレミアムライトダウンをくるくる丸めた写真

いくら軽くて暖かいとはいえ、脱いだときにかさばってしまうようでは、街ではかえって不便に感じてしまうことも。「全方位型ダウン」はポケッタブル式ではありませんが、表地がソフトなので折りたたみやすいです。

筆者おすすめの収納方法は、裾の方からクルクル丸めてフードの部分にしまいこむやり方。これでポケッタブル風な収納ができます!

しまむらプレミアムライトダウンをバッグに閉まっている

この状態なら小さなバッグにも入れやすくなります。コンプレッションバッグや小さめの収納袋を使うと、もっとコンパクトにできますよ!

さすが「安心価格」のしまむらでした

デザインの使い勝手も含めると、もはや10以上の優秀な機能が詰まっている「全方位型ダウン」。もちろん、アウトドアブランドの本格的なダウンと比べると、生地やパーツの耐久性、防風性の高さなどに差がありますが、軽さ、リーズナブルさを優先するなら全然アリ

そして何度も言うようですが、税込5,170円というコスパ、さすが「安心価格」のしまむらです。

店舗数も多いので、気軽に購入できるというのもGOOD。もし店頭で見つからない場合は、店員さんに品番(グレー253-0099、ブラック253-0087)を伝えると、在庫の有無や取り寄せの可否を調べてくれますよ。

コスパダウンの代名詞が、”しまむら”になる日が近づいているのかも……?

▼しまむらクロッシープレミアム

「全方位型ダウン(正式名:メンズダウンジャケット プレミアムライトダウン)」の詳細こちら

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