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TAKIBISM /MULTI LONG PEG

特大ペグで焚き火シーンに革新? タキビズムの新作「マルチロングペグ」の七変化!

ユニークな発想で焚き火道具を提案するブランド「タキビズム」は、アウトドアライフアドバイザーの寒川一さん、鉄作家の槇塚登さんがプロデュースするUPIのオリジナルブランド

これまでも、その独自性の強いアイテムをたびたび紹介してきましたが、先日発売された「マルチロングペグ」はサイズもインパクトも特大

この記事では、さまざまなキャンプファニチャーに変身する、謎の超ヘビー級ペグの正体に迫ります。

目次

マルチロングペグの頭からつま先までチェック!

TAKIBISM /MULTI LONG PEG

この写真を見ると一見なんの変哲もないペグに見えるかもしれませんが、横に置かれたカップと比較して、何か違和感を覚えませんか?

そう! 今回タキビズムが発売した「マルチロングペグ」は、全長約90cmという規格外に大きいペグ。一般的な30cmのペグの3倍の長さがあり、 重量は約1kgと5倍もあるんです。

マルチロングペグは頑丈な鉄製で、本体部分の直径は約1.3cmと太め。付属の先端保護キャップを外した状態ではこんな感じです。

後述するように使用用途が広いのがこの製品の特徴ですが、普通のペグと同じく先端は尖っているので、砂浜サイトなどで普通のペグ同様に使うこともできます。

ペグの頭頂部径は約3cm。ハンマーでこのヘッド部分を打ち込むことで、先端がしっかり地面に刺さっていきます。

そして横に伸びたT字のフック。コイツがこのペグを“マルチ”たらしめている理由となっているんです!

このT字のフックはモノをかけたり、小さい穴にロープを通したりして活用するためにデザインされたもの。大きい穴はペグ本体が通せるサイズで、別のマルチロングペグを穴に差し込むことで直角方向に延長できるというわけです。

……と、ディティールを紹介しただけでは、意味不明だと思うので、ここからは実際どんなアレンジができるのかをご紹介していきます!

タキビズム直伝! マルチロングペグ活用術

1本で解決! シンプルなランタンハンガー

まずは1本だけ地面に突き刺して、シンプルにランタンハンガーとして使う方法です。

高すぎず低すぎず、ロースタイルのサイトで食卓を照らす際や足元を照らしたいときにもぴったり。無骨なスタイルにマッチしそうですね。

ウィンドスクリーンの支柱として

焚き火を安定させて、輻射熱も得られる便利なウィンドスクリーン。ですが、支柱をガイラインで支える構造のものは設営が少し手間な場合もあります。

そんな時におすすめなのが、マルチロングペグを支柱に使う方法。先端をしっかりと地面に打ち込んでおけばガイライン無しで自立するので、撤収も設営も簡単です!

薪を湿気から守る、即席薪スタンド

マルチロングペグを2本ずつ交差するように地面に突き刺せば、あっという間に薪スタンドのできあがり。

雨や雪で地面が濡れてしまいそうなとき、ササっと作れて専用品いらず!

3本を使ってトライポットに

マルチロングペグが3本あれば、ヘッドを束ねて脚を広げるだけでトライポッドに早変わり

タキビズムが展開する、火吹き棒と火掻き棒を合わせたアイテム「ブレストゥファイヤー」をチェーン代わりにして、ポットやケトルを吊り下げることも可能

トライポッドを作るときは、手持ちの強度のあるカラビナをフックの穴に通して3本を固定

ロープでも固定できそうですが、熱が加わることや結ぶ手間を考えると、金属製のカラビナが便利でしょう。

トライポッドに2本追加すればツールハンガーに進化

先ほどのトライポッドの頂点に、マルチロングペグを水平方向に1本を差し込んで、それを垂直方向に立てたもう1本で受ければツールハンガーが完成します。

焚き火の真横に道具をセットできるので、立ち上がらずとも道具にリーチできるというのもメリットです!

超ヘビー級ペグの、意外な開発秘話

組み合わせと発想次第で無限大の可能性が広がるマルチロングペグ。

最初はタキビズムらしいユニークなトライポッドを作ろうという発想から企画が始まったそうですが、その開発中、キャンプシーンが抱える、とある課題に気が付いたんだそうです。

キャンプシーンが抱えるとある問題とは?

それというのは、車椅子に乗っている方にとって一般的な焚き火台は高さが低すぎるということ。ましてや、直火感覚で楽しむ焚き火台「ジカビ」シリーズを展開しているタキビズムにとっては、あまりそのニーズは想定していなかったのかもしれません。

しかし、タキビズムはその課題解決に取り組むべく、焚き火台を高い位置で使用することができる方法を考案。それが焚き火台を支柱で底上げするという方法でした。

ペグのフックで焚き火台「ジカビ」の外周部を支えることで高さを出し、座面の高い椅子に座った方でも焚き火が楽しめるように提案。同時に、立ったまま焚き火をするという新スタイルにもたどり着いたんだそうです。

かくして誕生した「マルチロングペグ」。アイデアと工夫次第で、これまで世に存在しなかったアイテムだって作ることができる、その構造体としてのポテンシャルの高さも侮れません。

超ヘビー級ペグで、キャンプをクリエイティブに!

テーブルが作れたり、キャンプサイトをおしゃれに飾るフラッグスタンドを作ったり、工夫次第で無限大の楽しみを与えてくれるニューカマー。創造力を発揮して、今回ご紹介した方法以外でも使ってみたいですね。

このマルチロングペグは好評につきすでに初回製造分が完売になっていますが、2024年1月中旬〜2月中旬には入荷予定とのこと。気になる方はUPIのWEBサイトをチェックしておきましょう!

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