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モンベルのチタンアルパインサーモボトル0.5L

【携帯ボトルの決定版!?】モンベル「チタン アルパインサーモボトル」が超軽量で最強すぎる

大評判の保温ボトルに、軽くてソリッドなルックスの「チタン」が仲間入り! 12月26日より発売がスタートしました。なんでも発売前の予約受付からたくさんの注文が入るほど注目度が高い模様。これは多くのキャンパーに刺さる予感大……。

チタンの保温力は? 気になる点は? マイボトルを毎日愛用している筆者が隅々までチェックしていきます!

目次

記事中画像撮影:筆者

あの大人気モデルの「チタン」が出た!

モンベルのチタンアルパインサーモボトルをデスクに置いている

日々の暮らしで、保温・保冷ボトルを愛用している筆者。これまでメーカー違い・容量違いのモデルを6〜7本使ってきましたが、めずらしい「チタン製」がモンベルから発売されたと聞いて、早速ゲット。実際に使ってみて感じたよかった点、個人的に気になった点など徹底レビューします。

すでに人気のステンレスタイプもいいけど、チタンならではのよさが詰まってるんですよ〜!

推したくなる6つの理由

1|魔法瓶タイプなのに軽すぎ

モンベルのチタンアルパインサーモボトルを手に持っている

これまで保温・保冷ボトルというとステンレスが主流で、チタンはあまり見かけない存在でしたが、モンベルから満を持して登場したのがこの「チタン アルパインサーモボトル 0.5L」。チタンの魅力は、なんといってもその軽さ!

モンベルのチタンアルパインサーモボトルを計量している

本体の重さは、200g。容量が0.5Lであり、さらに重くなりがちなコップタイプであることを踏まえると、これは類を見ない軽さ

ボトルを持ったとき思わず「かるっ!」と声が出ましたが、その様子を見ていた主人も「かるっ!」とまったく同じ反応。見た目よりもぜんっぜん軽いんです。

モンベルはこれまで、ステンレス製の「アルパイン サーモボトル」を展開してきましたが、同じ0.5Lかつコップタイプの重さは240g。これでもなかなか軽いクラスなのですが、そこからさらに40gの軽量化に成功しています。

モンベルのチタンアルパインサーモボトルが置いてある

たかが40g、されど40g。この差をどう捉えるかは使い手によると思いますが、個人的には軽けりゃ軽いだけ嬉しい派。でも、筆者はこれまで同スペックで200gという軽さのボトルには出会ったことがなかったので、「この軽さを生み出すのはやっぱり大変だったのかな?」と思いモンベルの広報部さんにお尋ねしたところ、

「単純に軽くすることはできますが、強さと軽さを両立するため、また価格が上がりすぎないようにするために素材の選定に苦労しました。素材や薄さの異なる、あらゆるパターンのサンプルを作り、現在の仕様になりました」

とのこと。ふむふむ、なるほど。モンベルは装備を軽くコンパクトにすることで、より早く行動できて、行動範囲が広がるという意味をもつ「Light&Fast」を軸に商品開発しているだけあって、メーカーのたゆまぬ努力の結果がこの200gという軽さを生み出せたってことでしょう。

2|鉄のニオイが移りにくい

モンベルのチタンアルパインサーモボトルを手に持っている

チタンの強みは軽さだけじゃありません。飲み物に金属特有のにおいが移りにくいということも魅力のひとつ。

これまで筆者が愛用していたステンレス製ボトルは、クレンザーなどの磨き粉で洗ったあとなどに「鉄」っぽいニオイを感じることがあり、飲むときに気になることがありました。

でも、チタンは飲み物の味や香りが損なわれにくい素材なので、おいしく水分補給できるところもいいですね。

3|6時間経っても70°C以上でホット

モンベルのチタンアルパインサーモボトルで注いでいる

もちろん軽さも大事ですが、保温ボトルに求める機能はやっぱり「冷めにくい」ことですよね。

公式サイトによると、95°Cのドリンクを入れて、室温20±2°で置いた場合、6時間経っても70°C以上をキープするとのこと。

この70°Cといのは、コンビニコーヒーを購入した直後くらいの温かさ。実際にそのような状況下で試してみましたが、6時間後も淹れたてかってくらい全然ホットな状態でした。6時間後もその温かさで飲めるのはめちゃくちゃありがたい!

モンベルのチタンアルパインサーモボトルの本体断熱図

出典:mont-bell

内部のしくみは、このような感じ。ボトル本体は断熱効果の高い真空二層構造かつ、熱の移動を抑える反射加工が施してあるため、ハイスペックな保温効果を発揮できるそう。

モンベルのチタンアルパインサーモボトルの内栓

ボトルの口が広いと、そのぶん熱が逃げるのも早いものですが、内栓にも断熱材を封入しているため、口径を大きくしながらも放熱を防ぐというギミックです。

モンベルのチタンアルパインサーモボトルの内栓断熱図

出典:mont-bell

もちろん保冷効果もあるので、夏場は「冷たさをキープする」ことができます。

4|開け閉めがしやすい

モンベルのチタンアルパインサーモボトルの内栓は六角形

内栓は六角形で、サイドにはスリット入り。このおかげで、自然と力が入れやすく、内栓の開け閉めがラクにできます。分厚めのグローブをしていても、滑りにくくて回しやすかったです。

モンベルのチタンアルパインサーモボトルの内栓は閉めやすい

内栓を軽くひねっただけで注げるクイックさも◎。

5|目的に合わせてキャップが交換できる

モンベルのチタンアルパインサーモボトルのコップ

標準仕様はコップタイプ。直接口をつけないので衛生的だったり、何人かでシェアできたりもするので便利ではありますが、+880円で直飲みタイプに変更できるところもいいなと思ったところ。

直飲みタイプにすると保温・保冷のキープ力は劣ってしまうものの、電車のなかやクルマの運転中でも片手でさっと飲めるので、日常使いも考えると選択肢があるのは嬉しいポイントでした。

出典:mont-bell

洗浄パーツは多くなってしまいますが、分解して隅々まで洗えるので清潔さを保てます。

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6|ハイスペックなのに価格がリーズナブル

チタンは、ステンレスやアルミと比べて高価な素材。500mlの容量かつ魔法瓶構造で見たとき、他社のチタン製ボトルが1万円以上することが多いなか、モンベルはここまでこだわりを詰め込んで7,370円(税込)。これはかなり良心的な価格……!

モンベルの広報部さんいわく、開発に至っては「価格を抑えていけるかも課題」だったそうですが、「良いものを安く親切に」を掲げているだけあって、ハイスペックのチタンボトルが7,000円台で購入できるのはさすがですね。

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