12/22（金）より「シーズン3」配信開始！ファン目線からYouTubeドラマ『おやじキャンプ飯』の魅力を解説します

YouTubeドラマ『おやじキャンプ飯』をおさらい！

人との関わり方が見直されるきっかけとなったコロナ禍の真っ只中である、2020年10月配信されたドラマ『おやじキャンプ飯』。

同作は監督の馬杉雅喜さんがメガホンをとり、コロナ禍で中華料理店を閉めた坂本明夫（60歳）のキャンプ生活をドラマで表現し、YouTubeで配信されたものです。

ドラマの大筋は、近藤芳正さん演じる明夫が家もなくキャンプ場でひとりで長逗留して、自分のために、そしてひょんなキッカケで出会った人たちのために中華料理を振る舞うというもの。

自然に囲まれたキャンプを舞台に、しっとりとした人間模様を描いています。

キャンプブームのタイミングたったことを差し引いても、その人間模様と世界観に心を癒された人が多く、空前の大ヒットを記録しました。

その結果、これまでにリリースされた2シーズン合計12話の総再生数は100万超え。YouTubeキャンプドラマで日本初のヒット作とも評されています。

テレビ放映による後ろ盾のない自費制作の作品ということもあり、制作時にはクラウドファンディングも発表。

続編を待ち望む多くのファンやアウトドアメーカーからの熱い応援を受けながら、このたびシーズン3が配信されることになりました。

シーズン３は滋賀が舞台。その見どころは？

シーズン1の京都編では長沢裕さん演じる娘の千秋と明夫の関係、シーズン2の和歌山編では井上薫さん演じる元妻・千歳の物語が描かれました。

今回の舞台は滋賀県。琵琶湖の周りを中心に多くのキャンプ場を有していますが、いったいどこのキャンプ場に滞在するのか。

そして今シーズンは滋賀の自然のなかで、どんな話が展開されるのでしょうか？　現時点でわかることは、11月に公開されたこちらの1分半の予告編にある内容だけなんです。

今回、明夫が行くのはどうやら滋賀の山中にあるキャンプ場。ここを営む女性オーナーに、明生は恋をするっぽい！？

また、ストーリーとともに気になるのが明生の作る中華キャンプ飯。今回もキャンプ欲と食欲を刺激してくれそうです。

多分ネタバレなし！ファン目線で魅力を紹介

言葉少ない主人公・明夫は、あまり自らのことを喋りません。2シーズンを通して観てもまだ謎なことも多く、だからストーリーが気になって続きを観たくなるんです！

正直これ以上シーズン3の情報はないので、ここからは『おやじキャンプ飯』ファンの筆者が独断と偏見で作品の魅力をご紹介。

これらの視点を持って観てみると、さらに深く『おやじキャンプ飯』が楽しめるかもしれません。

“かっこよくない”というリアリティ

主人公の明夫は休日にレジャーとしてキャンプをしているのでなく、自身の経営していた中華料理店をたたみ、あてもなく何ヶ月もキャンプをしているおやじ。使い込まれた最低限の道具が、キャンプ生活の素朴さを表現しています。

おしゃれにサイトをアレンジして、キャンプ飯を作る。というような肩肘張った話ではないことも、心穏やかに観られる秘密かもしれません。

一見すると覇気のない明夫ですが、料理をしている姿はシブく、ストーリーのなかでも彼の歩んできた人生の厚みが感じられます。

個性豊かなゲストとの関わり合い

ドラマは約20〜30分程度で一話完結。明夫は毎回さまざまな人と関わって行くのですが、とはいえその人の抱える悩みを解決して一件落着させるという話ではありません。

ただ過ぎ去っていく一期一会、その時々の関係性を表現するだけ。まるで人生のある日1日を傍観しているような気にもさせてくれます。

おいしいそうなキャンプ飯が登場

焚き火による高火力を活かし、中華鍋をふるって作られるパラパラの炒飯や、熱々の麻婆豆腐。その他ストーリーに絡んで登場するシズル感たっぷりの中華料理は毎回見もの。

肉が焼ける音や、中華鍋とオタマとの接触音。そして川のささやき、木々のざわめき。キャンプのASMR動画を観ているような、臨場感も魅力です。

準備万端で配信を待ちましょう！

『おやじキャンプ飯 シーズン3〜滋賀編〜』は、各日程でYouTubeプレミア公開機能を使用して配信開始予定。

過去シーズンの『おやじキャンプ飯』は下記のYouTubeチャンネルで無料公開されているので、おさらいしてシーズン3を楽しみ尽くしましょう。