ブルワリーが運営するキャンプ場へ
拠点となるキャンプ場は、「ベアードブルーイング」が運営する「キャンプベアード」。果樹園や広葉樹に彩られた敷地内には、クラフトビール醸造所のほか、ホップ畑や野菜畑が広がっています。
清流・狩野川のほとりに広がる森の中が、フリーサイトエリア。狩野川は鮎の友釣りやバードウォッチングなどのフィールドとしても人気なのだそう。
木漏れ日が降り注ぐサイトに、さっそくテントを設営。息子くんは、落ち葉や枝で遊んで楽しそう。都会にはない豊かな自然のなかでのびのび遊べることは、やっぱりファミリーキャンプの醍醐味!
ビール×自然=楽園??
老舗ブルワリーが運営するキャンプ場だけあって、醸造所には種類豊富なタップルームも併設。ここでしか飲めない「リアルエール」を目的に訪れるビールファンもいるのだとか。
注ぎたてのビールはテイクアウトも可能です。キャンプ場で飲むクラフトビールは格別!! しかもここまでハイクオリティなビールを飲めるキャンプ場って、かなり珍しいですよ?
釣った魚を焼きながら、ビールを楽しむパパ。ちょっとくらい飲みすぎても、テントはすぐそこなので安心です。
自然✕キャンプ✕ビール=楽園!? 至福の時間がゆっくり過ぎていきます。
ちなみに、瓶ビールも販売しているので、タップルームの営業が終わってもビールに困る心配はなし。もちろん、旅の思い出に持ち帰るのもおすすめです。
伊豆の自然を味わえるビール
この場所にブルワリー&キャンプ場をオープンした理由は、豊かな湧き水にあるのだそう。なんと、仕込み水は、すべて湧き水を使用。
ビールを通して、伊豆の自然を味わえるというわけです。
しかも、微生物を利用した最新の廃水処理技術によって、製造過程で使用した水を、元の川の水よりもクリーンな状態にして放出しているんだそう。自然環境に配慮したビール造りも魅力のひとつです。
キャンプベアード
住所:〒410-2515 静岡県伊豆市大平1052-1
定休日:毎週水曜(※祝日や大型連休中は変動あり)
チェックイン:13:00‐17:00(受付のみ11:00〜可能、設営は13:00〜)
チェックアウト:7:00‐11:00
タップルーム営業時間:日〜木10:00〜19:00、金土10:00〜20:00
他にも、個性的なキャンプ場が選べるぞ!
・だるま山高原キャンプ場
駿河湾と富士山を一望する絶景スポット「達磨山」。その山裾に広がるキャンプ場で、達磨山や近隣の金冠山へのハイキング拠点にもおすすめ。『ゆるキャン』に登場したことでも知られます。
住所:〒410-2417 静岡県伊豆市大沢1018−1
定休日:毎週火曜(※その他臨時休業あり)
チェックイン:14:00~16:00
チェックアウト: 11:00
・CAMP BEAN
標高約300mの山の頂上付近に広がるキャンプ場。広葉樹の森やそこに暮らす動物たちの息遣いなど、伊豆の自然の美しさを体感できることが魅力。森の木を使ってブッシュクラフトも楽しめます。
住所:〒410-2415 静岡県伊豆市大平1499−2
チェックイン:10:00-13:00
チェックアウト: 12:00
・伊豆キャンファーム
すべてのサイトから駿河湾越しの富士山を望むフォトジェニックなキャンプ場。併設の観光農園では、季節の野菜を自由に収穫できるほか、ヤギの餌やりなど子どもが喜ぶ体験も充実。
住所:〒410-3304静岡県伊豆市小下田1953
定休日: なし
チェックイン: 13:00
チェックアウト: 11:00
伊豆の自然に触れるスポットへ
キャンプベアード周辺には、自然体験ができるスポットも充実。車で20分以内でアクセスできる周辺施設も回ってきました。
1万7000年前に誕生!溶岩の上を流れる滝
約25mの高さがある「浄蓮の滝」は、約1万7000年前の火山活動によって生まれたもの。溶岩が冷え固まった「柱状節理」の岩肌を見ることができます。
悠久の自然の営みが作り出した美しい風景に出合えること。それもまた、ユネスコ世界ジオパークに認定される伊豆半島ならではの自然体験です。
一年を通じて、渓流釣りを楽しめる!
「浄蓮の滝」のすぐ下流にある「天城国際鱒釣場」は、自然の地形を利用した管理釣り場。ここでは一年を通じて渓流釣りが楽しめます。
川の透明度が高く、ニジマスや“清流の女王”と呼ばれるアマゴが泳ぐ姿がよく見えました。
早速、パパの竿にニジマスがヒット! さらに息子くんも艶やかなニジマスやアマゴを釣り上げていました。
釣った魚は持ち帰ることも、その場で塩焼きにして食べることもできます。
子どもと一緒に自然と向き合い、自分の手で釣った魚をいただく。命のありがたさを感じられる時間は、子どもにとって大切な体験になるはず!
天城国際鱒釣場
住所:〒410-3206 伊豆市湯ケ島国有林153ね林小班外
営業期間:通年
定休日: 不定休(増水、悪天候時の臨時休業あり)
営業時間:9:00-15:30最終入場(3月20日-9月30日は16:00最終入場)
伊豆のアウトドアなら、こちらもチェック!
修善寺温泉街にある「ITJ BASE Shuzenji」は、アウトドアラバーなら、ぜひ立ち寄りたいスポット。
「伊豆トレイルジャーニー(ITJ)」の魅力を発信するカフェ&ゲストハウスで、トレイルランナー、サイクリストやハイカーなど、アウトドアツーリズムの旅の拠点として整備されています。
伊豆トレイルジャーニー(ITJ):「新しい伊豆の旅の創造」をコンセプトとする国際トレイルランニングレース
築48年の建物を改装した店内に足を踏み入れると、真っ白な壁にはITJのマップが。
マップ上には伊豆の見どころや名物なども書き込まれているので、ファミリーキャンプやハイキングコースの情報収集にももってこい。
トレランの体験イベントなども行っていて、店内では行動食やアウトドアグッズの販売も。
「修善寺というと山や森のイメージが強いと思いますが、じつは海もとても近いんです。それだけに、ITJでは、変化に富んだ風景やルートが楽しめます」とスタッフの方。
ここでは、カフェでのんびり寛ぎながら、伊豆の自然を楽しめるスポットを知ることができます。
ITJ BASE Shuzenji
住所:〒410-2416伊豆市修善寺955−1
定休日: 毎週水曜・木曜(カフェ)
営業時間:10:00-18:00 (カフェ)
修善寺温泉でふらっと日帰り入浴
修善寺を訪れた弘法大師(空海)が仏具で川の岩を打ち、温泉を湧き出させたと伝わる「独鈷の湯」 (見学のみ。入浴はできません)
キャンプのあとは温泉でリラックス! 伊豆市の修善寺温泉は、平安時代に空海が開いたとされ、伊豆半島で最も古い歴史を持つ温泉地です。
そんな豊かな温泉も、火山活動によって生まれた伊豆の大地の恵み。温泉を通じて、伊豆の自然にたっぷり浸かっちゃいましょう。
日帰り入浴のおすすめスポット
- ・筥湯(はこゆ)
2000年のオープン以来、修善寺を象徴する外湯として親しまれる入浴施設。さらさらのお湯がかけ流しにされる檜造りの湯船が人気。修善寺の温泉街を望む展望スポット「仰空楼(ぎょうくうろう)も併設されています。
住所:〒410-2416静岡県伊豆市修善寺924-1
定休日: なし
営業時間:12:00-21:00(最終受付20:30)
・伊豆温泉村 百笑の湯
緑の木々を望む露天風呂や源泉かけ流しの陶器風呂、寝湯、サウナなど、バリエーション豊かな湯船を楽しめる日帰り入浴施設。食事処や休憩室も併設されているので、キャンプ帰りに立ち寄ってリラックスするのもおすすめ。
住所:〒410-2412静岡県伊豆市瓜生野410-1
定休日: なし
営業時間:10:00-24:00(最終受付23:00)
・湯の国会館
「キャンプベアード」から車で7分ほどの場所にある日帰り温泉。2種類の源泉を利用しており、狩野川のせせらぎを聞きながら入浴を楽しめる露天風呂などが人気です。食事処には椎茸などの地元食材を使ったメニューも。
住所:〒410-3213静岡県伊豆市青羽根188
定休日: 第2・4水曜(祝日の場合は営業)
営業時間:10:00-21:00
アウトドア好きなら、ここもチェック!
今回の旅では行けませんでしたが、アウトドアラバーにおすすめのスポットをご紹介します。
・SANKAKU STAND
山好き夫婦YouTuberのもじゃまるが営むアウトドアショップ。ギアの販売はもちろん、伊豆の自然の魅力なども発信しています。
・土肥ダイビングサービス
山も海も楽しめるのが伊豆の魅力。ダイビングやシュノーケリングを楽しむなら、修善寺から車で40分ほどのこちらへ!
・mata-ne(またね自然学校)
伊豆の自然を舞台に、「インタープリテーション」という手法を用いたこども向けの自然学校などを展開。季節ごとのイベントも評判です。
多彩な自然に出合える伊豆市は、ファミキャンに最高でした!
だるま山高原展望台からの眺め
「だるま山高原展望台」から、駿河湾越しに富士山を拝んで今回の旅は終了です。
一度のキャンプで、多彩な自然に出合えることが伊豆市の魅力でした。ここは、大人も子どもも楽しめるファミリーキャンプの聖地。何度でも通いたくなるポテンシャルがあります。
ただ、今回紹介したアウトドア体験はほんの一部。もっと伊豆市の自然について知りたい方は、こちらのサイトをチェックしてみてください!
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