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登山用ガスバーナーのおすすめ8選!軽量で風に強く、コンパクトなものを紹介

登山用ガスバーナーは、高山や山岳地帯での冒険に欠かせない道具です。高地での調理や沸騰したお湯の用意に頼りになりますが、市場にはさまざまな種類のガスバーナーがあり、どれを選ぶべきか迷うことも多いでしょう。そこで、この記事では、登山用ガスバーナーの選び方やおすすめのモデルを紹介します。高地でのキャンプや冒険に向けて、最適なガスバーナーを見つけましょう。

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目次

登山用ガスバーナーの選び方

出典:PIXTA

登山用ガスバーナーを選ぶうえで押さえたいポイントをご紹介します。自分の目的に合うものはどんなものかしっかりチェックしていきましょう。

バーナーのタイプで選ぶ

バーナーは、ガス、ガソリン、固形燃料、アルコールなどを燃やす装置です。登山でよく使用されるバーナーには、主に二つのタイプがあります。一つは、ゴトク(調理器具を置く部分)とガス缶が一体化している「一体型」、もう一つはゴトクとガス缶が別々になっている「分離型」です。

一体型

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「一体型」バーナーは、本体とガス缶が直接つながっており、ソロ登山など軽量・コンパクトな装備を好む方に適しています。多くの一体型バーナーは手のひらサイズ以下で、ケースに入れてもポケットに収まるほど小さいです。これにより、バックパックの中で他の荷物に余裕を持たせることができます。ただし、バーナーがガス缶の上に直接取り付けられるため、大きな調理器具を使用する際は安定性が若干劣ることがあります。

分離型

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「分離型」バーナーは、ゴトクが低く設計されているため、フライパンや大人数用のクッカーを使用しても安定しています。これは、グループ登山での本格的な料理に適しています。しかし、ホースの存在により、分離型バーナーはサイズが大きくなりがちで、荷物が多い場合は収納スペースを取る可能性があります。そのため、多くの荷物を持ち運ぶ際には、収納方法に工夫が必要です。

ガスの種類で選ぶ

ガスバーナーに接続するためのガス缶には、主に2つのタイプがあります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

OD缶

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OD缶は「Outdoor(アウトドア)」缶の略で、高圧に耐えうる設計が施されており、寒冷地でも使用可能なプロパンガスを含む缶です。高山や寒い地域での使用にはOD缶が適しており、一貫した火力を提供します。メーカーによっては、通常の使用と寒冷地用の2種類のガスを提供しているので、使用する場所や標高、季節に応じて選ぶと良いでしょう。価格面ではCB缶に比べてやや高価であり、入手先もホームセンター、オンラインショップ、アウトドア専門店などに限られているため、使用する前に事前に入手しておく必要があります。また、一体型バーナーの場合、小型のOD缶は安定性が低いため、スタビライザー(ガス缶を支えるアクセサリー)を使用して安定させることが推奨されます。

CB缶

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CB缶は「Cassette Gas Bombe(カセットガスボンベ)」缶の略で、一般的にカセットコンロやバーナーで使用される燃料ボンベです。この缶は流通量が多く、OD缶に比べて価格が手頃なのが特徴です。スーパーやコンビニ、ホームセンターなどで手に入るため、キャンプ中に燃料を忘れたり、持参した缶の中身が少なくなった場合でも、途中で手軽に購入することができる利点があります。ただし、通常のCB缶のガスはプロパンを含んでいないため、高地や寒冷地での使用には向いていません。CB缶は無雪期の低山やオートキャンプなどでの使用に適しています。

登山用ガスバーナーのおすすめ8選

ここからは、シングルバーナーの中でも特に軽量なシングルバーナーをOD缶用とCB缶用に分けて紹介いたします。ぜひ、参考にしてみてください。

【OD缶用】軽量ガスバーナーのおすすめ6選

PRIMUS フェムバーナー P-115

●サイズ:ゴトク径/大120mm/小80mm

●収納サイズ:5.4×7.4×2.7cm

●重量:約56g

●火力:2.5kW/2,100kcal/h (Tガス使用時)


手のひらサイズの究極のコンパクトさを誇る一体型シングルバーナー。折り畳むとソロキャンプのマグカップ内にすっぽりと収まるこのアイテムは、シリーズ最軽量の57g。点火装置を内蔵しており、ライターやマッチなしで簡単に火を灯せます。火力は2.5kW/2,100kcal/hと強力で、弱火から強火までの調節が可能。約80分の燃焼時間で、料理から保温まで幅広く対応。ナイロン製のスタッフバッグ付きでスムーズに収納できます。

SOTO ウインドマスター SOD-310

●サイズ:幅90×奥行117×高さ100mm

●収納サイズ:幅47×奥行51×高さ88mm

●重量:67g(バーナー+3本ゴトク)

●火力:3.3kW(2,800kcal/h)


風に強く、寒さにも負けない一体型シングルバーナー。このバーナーは、低温下でも2,800kcal/hの強力な火力を持続するマイクロレギュレーターを搭載しています。その独自のバーナーヘッドは、風防がなくても炎が消えにくいという特徴を持ち、風が吹いても安定した火力での調理が可能です。重さはわずか67gと軽量ながら、その性能は冬のキャンプでも頼りになること間違いなし。

EPI(イーピーアイ) QUO STOVE S-1032

●サイズ:H79×Φ105mm

●収納サイズ:H89×D52×W54mm

●重量:98g

●火力:2300kcal (230Rカートリッジ使用時)


コンパクトながら高性能を誇る直噴型ストーブ。重さもわずか98gで、専用ケースも付属しており、持ち運びにも便利です。出力は2300kcal(230R使用時)と高く、ガス消費量は190g/h、燃焼時間は長い120分。4本のゴトクで安定性が高く、マイクロアジャスト機構で極小のとろ火も可能。自動点火装置も付いており、日本製の品質を誇ります。

EPI(イーピーアイ) REVO-3700 STOVE

●サイズ:H86×Φ152mm

●収納サイズ:H89×D52×W54mm

●重量:111g

●火力:3700kcal (230Rカートリッジ使用時)


最高出力4,200kcal/hという圧倒的な火力を持つこの一体型バーナーは、ソロキャンプや登山でも本格的な料理の楽しみを手軽に提供します。煮込み料理も火力調整が可能なので、幅広いメニューに対応。風防がないにも関わらず、風に強く、火が消えにくい設計となっており、どんな環境でも安心して使用できます。重量はわずか111g。さらに、収納袋と専用のハードケースが付属しているので、移動や収納もスムーズ。

PRIMUS ウルトラバーナー P-153

●サイズ:ゴトク大148mm/小90mm

●収納サイズ:7.5×8.8×3.0cm

●重量:116g

●火力:4.2kW/3,600kcal/h(T型ガス使用時)


手のひらサイズのコンパクトさとわずか116gの軽量ボディに、驚異の3600kcal/hというハイパワーを秘めています。ハイキングから高所登山まで、どんなシーンでも頼りになる一台。特に、登山やツーリングでの荷物制限がある場面でも、その小ささとパワーで大活躍します。さらに、安定性の高い四本ゴトクとスマートなデザインの点火装置が、初心者からベテランまでの幅広いユーザーから絶大な支持を受けています。

コールマン ファイアーストーム

●サイズ:約12×高さ11cm

●収納サイズ:約6×高さ11cm

●重量:約150g

●火力:最高時約3300kcl/h(スーパーガス最大出力時)


最大火力3,300kcal/hを誇りながら、本体に組み込まれた風防で、風の強い場所でも安定した火力を保証。さらに、点火装置付きで火力調整もスムーズに行える調整レバーを搭載しているため、初めての方でも安心して使用できます。使用時のサイズはコンパクト。そして、驚くべきはその収納性。折りたたむと手のひらサイズになり、重さも軽量の150g。アウトドアシーンでの持ち運びや収納のストレスを感じさせません。

【CB缶用】軽量ガスバーナーのおすすめ2選

SOTO レギュレーターストーブ ST-310

●サイズ:幅166×奥行142×高さ110mm (使用時・本体のみ)

●収納サイズ:幅140×奥行 70×高さ110mm (収納時)

●重量:330g(本体のみ)

●火力:2.9kW (2,500kcal/h)


このバーナーの最大の特長は、マイクロレギュレーターというガス調節機能。これにより、気温が低い環境でも一定の火力を維持します。サイズは他の一体型よりもコンパクトながら、五徳の設計が優れており、2、3人用の鍋もしっかりと支えます。使用時のサイズはコンパクト。重さは330g、火力は2.9kW(2,500kcal/h)と、安定火力とシンプルデザインが魅力のシングルバーナーです。

イワタニ ジュニアコンパクトバーナー ガス CB-JCB

●サイズ:幅155×奥行155×高さ127mm

●収納サイズ:幅82×奥行68×高さ109mm

●重量:約274g

●火力:2.7KW (2,300kcal/h)


五徳と風防が一体になったデザイン。これにより、風の影響を受けにくく、安定した火力での調理が可能です。操作部分もシンプルで、大きめの着火ボタンとガス調整のつまみが直感的に使えるのが魅力。五徳の設計は、鍋底が16cm以下の2〜3人用の鍋をしっかりと支え、安定させます。また、専用のハードケースが付属しており、持ち運び時の点火装置の保護もバッチリ。重さは274g、火力は2.7kW (2,300kcal/h)と、サイズや重さ、火力もバランス良く、風防一体型で使いやすさを追求したシングルバーナーです。

ガスバーナーで登山をもっと快適に

ガスバーナーは登山やアウトドア活動をもっと快適にする頼りになる相棒です。選び方や種類、適切な燃料缶の選定など、正しい知識を持って使えば、登山が一層楽しくなることでしょう。安全に使い、美味しい食事を楽しんだり、寒冷地での熱い飲み物を楽しんだり、夕暮れのランタンとして活用したり、ガスバーナーはアウトドア愛好家にとって頼りになる仲間です。あなたの次の冒険に、最適なガスバーナーを選んで、快適な登山を楽しんでください。