クイック焚き火グローブの耐熱性は?
クイック焚き火グローブの丈が短いことが少し気になり、本当に普段の焚き火で使用可能なのかを確かめるために、薪を実際に触ってみました。
すると、素材自体はそれまで使っていた焚き火グローブと比べて厚手ということもあり、薪をしばらく触っていても問題なし。
熾火になった炭を触るとじんわり熱が伝わる感覚はありましたが、これは以前のグローブとほぼ同じ。素材に関しては焚き火で使う上でとくに不都合は感じませんでした。
ただ、手首までは覆われていないので、炭の中に手を突っ込むような大胆な炭の触り方はしないのが前提です。
気になった点と注意点
砂鉄がくっつく
唯一気になった点としては、床に置くなどして置き去りにしていると、いつの間にか磁石部分が砂鉄まみれになっていたこと。
一度こうなってしまうと剥がすのが結構大変で、洗っても完全に取ることは困難。床に置く場合は、シートや手ぬぐいの上に置くなどの工夫をすると良さそうです。
鉄製の調理器具だと、くっついてしまいそう
また、鉄製のフライパンや鍋など他のキャンプ道具にひっつく可能性も。筆者は軽量素材のチタンやアルミ製のキャンプ道具が多いので特にストレスには感じませんでしたが、鉄製アイテムを使っている方は、ふいにくっついてしまわないよう注意が必要です。
磁気を使っているアイテムの近くには置かない
磁石なので、スマホやPCやキャッシュカードなど磁気が使用されている端末に近づけると、データが破損してしまう可能性も。フィールドに一緒に持ち込む際は、それぞれの置き場所に注意しておくと安心です。
メリットの裏返しで、ちょっと脱げやすい…
脱着がしやすいこともあり、薪を集めるなどある程度力の要る作業をしていると少し脱げそうな感覚があります。丈が短い分ホールド感は従来の焚き火グローブの方がしっかりしているので、焚き火のスタイルや頻度の多い作業と照らし合わせて選ぶと良いでしょう。
「すばやく着脱」「確実に保管」で、これは名品!
これまで色々なグローブを手にしてきましたが、片手ではめるという概念は無かったのでかなり画期的でした。サッとはめられる設計のグローブと磁石による固定という名アイデアのコラボで、驚くほど使いやすい焚き火グローブが誕生したわけですね。これは今後もヘビロテすること間違いなしです!