安全かつ美味しい料理を作るために必要なこと
「蒸しぇらシリコン」を使ううえで一番大事なのは、シリコンのすぐそばに炎があるということを意識しなければなりません。
いくら耐熱性に優れるシリコンだからといって、直火にはひとたまりもないからです。
蒸シェラのセッティング
セッティングは超簡単。シェラカップの上に蒸しぇらプレート、セイロ、蓋を載せていくだけ。
食材の種類や量によってセイロ本体を一段にするか二段にするか、選択することも可能です。
下準備をする
準備をする際、まずシェラカップに水を入れます。この時、水は300cc以上を目安に入れるようにしましょう。
キャンプオーパーツ純正のシェラカップには300ccのところに目盛りがついているので一目瞭然です。
その後が大事! まずはシェラカップ単体を火にかけ、沸騰させます。最初から蒸しぇらプレート、セイロ本体は載せないようにしましょう。
ちなみにこれはシリコン製以外の蒸しぇらも同じく、水が沸騰するまで載せるのはNGですので注意しましょう。
水を沸かしている間にシリコン製のセイロ本体を濡らします。これは食材のにおいと水分がシリコンに染み入るのを防ぐのと、鍋の熱によるセイロ本体の焦げつきを防ぐための処置です。
次に食材を置きますが、その前にひと工夫。クッキングペーパーやシリコンシートなどを一枚敷くことで、食材の匂い移りを防ぐなどアフターケアが楽になります。
今回は中華らしく、しゅうまいと肉まんを蒸し上げたいと思います。ちなみにどちらも冷凍状態からスタートです。
時は来た!ということで、いざ調理開始
セイロを載せる前にまずは火を弱火にします。強火だと炎がシェラカップの底面から飛び出して、セイロ本体に当たる危険性があるのと、一度沸騰したら弱火でも十分、蒸し上げることができるからです。
火を弱火に調整したら蒸しぇらプレート、セイロ本体、蓋と順番にシェラカップの上に載せていきます。
セイロ本体を載せた状態で火にかけていられる時間は最大10分! これは非常に重要なのでしっかりと守りましょう。
ちなみに「冷やごはん」は約2分、「肉と野菜」は約5分~8分ほど蒸せば出来上がるとのこと。今回は冷凍食材ということでやや長めの8分蒸してみました。
蓋の脇から湯気が吹き出ています。セイロの底面にはブランドロゴを象った孔が開き、その上にキッチンペーパーを敷いていてもしっかりと最上部まで湯気が来ていることが確認できました。
調理完了! 果たして出来栄えは?
セイロ本体も熱くなっているので、必ず火を止めてから耐熱グローブでセイロ本体を持ち下ろすようにしましょう。
蓋を開けるとふっくら蒸し上がった肉まんが登場。蒸気も一緒に舞い上がり、甘く食欲をそそる幸せな匂いに辺り一面が包まれました。見るからに申し分なく蒸し上がっていますね!
二段目のしゅうまいもこの通り、キラキラの仕上がりです。カチコチに凍った状態だったのでちゃんと蒸し上がるのか?と思っていましたが、そんな不安も杞憂に終わりました。
調理後、水の量をみてみると、ちょうど100ccほど消費しているのが分かります。300cc入っていれば、水がなくなり焦げ付くなどの心配はなさそうです。
また実際のところ、しゅうまいは蒸し過ぎたのか、くったりするほど柔らかくなっていました。8分は長く、凍った食材でも5分ほどで調理は完了しそうですね。
となると調理時間(火にかけていられる時間)MAX10分という時間制限は、実質、制限にならないほどかなり余裕のある数字のように思えました。
【総括】キャンプだけじゃなく、日常使いも◎!
熱々で美味しい蒸し料理を、キャンプシーンに落とし込んだ名作「蒸しぇら」。
その新作となるシリコン素材は、携帯性に優れるだけでなく、調理機能も従来のもの同等に高い利便性や汎用性を持ち合わせていました。
これだけ簡単手軽に使えるなら、キャンプだけではもったいない! 日常にも是非活用したいと思わされる逸品でした。
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