その6. ボイボイキャンプ場(大分県・竹田市)
九州の絶景キャンプ場は? と質問が飛ぶと必ずと言って良いほど返ってくるのが、ボイボイキャンプ場。1万坪にも及ぶ久住高原のオートフリーサイトは、開放感抜群です。九重連山や阿蘇山も見渡すことができ、人気のふもとっぱらキャンプ場のような雰囲気です。
最近では管理棟もリニューアルし、とても綺麗に生まれ変わりました。また、チェックアウト後や2泊でのんびり過ごせる場合は、場内のカフェボイボイで昼食を食べるのもおすすめ。
近隣10分圏内に温泉とスーパーがあるのは、キャンパーにとっては嬉しいポイント。さらに、近くにある久住ワイナリーでワインを買って、贅沢に和牛ステーキを食べたらもう最高の一言です!
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その7. GRAND VERDE RESORT(大分県・別府市)
このキャンプ場の写真を初めて見たとき「ここは日本か!?」と錯覚してしまったのが、大分県別府市にあるグランヴェルデリゾート。丘の上に由布岳と教会が建っていて、荘厳な雰囲気さえ醸し出しています。
宿泊エリアはオート区画サイトのほかに常設のグランピングテントがあるので、手ぶらでもOK。別府にあるキャンプ場なので、お風呂には困らないほど温泉がたくさんあります。
関連アクティビティでおすすめなのが、別府ロープウェイで鶴見岳の頂上まで登って別府市内の全景を見に行く観光。なんとCNNが選ぶ日本の絶景31選にランクインしたほどの絶景が待っていますよ! キャンプ場の入り口にはフクロウがいるので、訪れたら探してみてくださいね。
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その8. 目白洞キャンプ場(福岡県・北九州市)
福岡県・北九州国立公園内の平尾台にある目白洞キャンプ場は、カルスト地形にある全国でも珍しいキャンプ場。中でも珍しいのが、キャンプ場に鍾乳洞があることです。鍾乳洞の名前はキャンプ場名にもなっている「目白鍾乳洞」。キャンプ場の受付が、そのまま鍾乳洞の受付になっています。
カルスト地形の平尾台の大自然だけでなく、洞窟探検も楽しめるという何とも冒険心をくすぐるキャンプ場! 鍾乳洞自体は全長2キロありますが、一般公開されているのは200メートルほどで、往復でも15分程度です。
ただ、世界でも珍しいと言われているのが水平天井で、こちらは一見の価値あり! また、魅力は鍾乳洞探検だけでなく、実は平尾台自体がトレッキングルートに設定されており、筆者も往復1時間半くらいのトレッキングコースを歩きました。
カルスト大地は日本ではあまり見ることができない風景なので、山頂ではまるで海外のような絶景が堪能できますよ。
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その9. 波戸岬キャンプ場(佐賀県・唐津市)
こちらも、絶景で有名な波戸岬キャンプ場。キャンプ場のスタッフさんにここの自慢を尋ねてみたところ、「うちのおすすめはマジックアワー(夕日が沈む時間帯)です」と断言されました。ならばとテントを張りながら待っていると、夕日が沈み始めました。なかなかきれいだな……と思いながら眺めていましたが、本当の絶景は夕陽が沈んだ後!
筆者が泊まったサイトには他にもたくさんのキャンパーがいたのですが、あまりの絶景にみんな手も足を止めて写真を撮っていたのが印象的でした。
波戸岬は日本本土最北西端に位置しており、キャンプ場からほど近い場所に岬があります。そこには開けた草原と大きな空が織りなす絶景が待っているので、時間があればぜひ訪れて欲しい場所です。さらに、海上交通の要所でもあるので、大小様々な船がひっきりなしに行き交う様子を見ることもできますよ。
周辺には豊臣秀吉が朝鮮出兵したときの陣跡が、なんと130カ所も残っているそう。歴史好きにはたまらない場所でもあります。
また、美味しいイカで有名な呼子の近くなので、イカの活き造りは本当に絶品! 余った部位は天ぷらにしてくれるのですが、それもコリコリしていて美味しいんです。あまりの美味しさに、刺身よりも天ぷらの方が好きになってしまいました(笑)。
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その10. 中瀬草原キャンプ場(長崎県・平戸市)
こちらは、既存のキャンプ場が2020年4月にリニューアルされてオープンした、中瀬高原キャンプ場。元々は自治体が管理していたようですが、民間委託されて絶景キャンプ場に生まれ変わったようです。
全面草地のフリーサイトで玄界灘を一望できる絶景キャンプ場は、海と草地というなかなか無いシチュエーション。雑誌などにも紹介され、最近は全国からキャンパーが来ているそうです。
場内には適度に除草してくれる羊が飼われていて、動物好きのお子さんがいたら喜びますね。平戸島には平戸城などの観光地もあるので、キャンプ場へ行く前後に観光に行ってみるのも良いでしょう。
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絶景キャンプなら、九州へ!
前編・後編でカーフェリーに乗って九州の絶景キャンプ場へ行く旅の魅力をお伝えしましたが、少しでも行きたいなと思っていただけたら幸いです。長期休みはなかなか取れないかもしれませんが、ご家族や友人とのかけがえのない思い出になること間違いなし。
ここには紹介しきれないほどまだまだたくさんのキャンプ場が九州にはあるので、ぜひフェリーで行く九州キャンプを計画してみてはいかがでしょうか。